TM-1.8.2 (K3)プロジェクトの振り返りを実行して、プロセスを評価し、改善する領域を発見する。

振り返り作業

テスト終了作業のグループのひとつである「学習した教訓」にて、テストマネージャーは「振り返りミーティングを主催するか、それに参加し、重要な教訓をドキュメントにまとめ、優れた点を繰り返して過ちを繰り返さないようにする。またプロジェクト計画で対応すべき解決できない問題を明らかにして計画を立てられるようにする」という作業がある。

たとえば次のようなことを検討する。
* 品質リスクの分析セッションにおいて、十分に幅広く他部門にわたるユーザを招集できたか?(予期しなかった欠陥の偏在が後になって見つかったことを確認するなど)
* 見積りは正確だったか?(テストを効果的に行っていなかった、 見積りが本来必要な値より少なすぎたなど)
* 欠陥の原因分析および影響分析の傾向と結果は何か?(遅い段階で発生する変更要求が分析や開発の品質に与えた影響を評価するなど)
* プロセス改善の余地はあるか?
* 今後の計画で対応すべき、予期しなかった計画との差異は存在したか?

問題

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