TA-1.7.1 (K3)特定の状況で、テスト実行時に行うべき手順および考慮事項を決定する。

行うべき手順

* 実行結果を期待結果と比較する
* インシデントを精査し原因を究明、解決を支援するデータを集める
* テストドキュメントを評価し正しいことを確認する
* テスト結果を適切に記録する

考慮事項

* 「関連性のない」異常なものを見つけたり、探索したりする
* 想定されない振る舞いをプロダクトが行っていないことを確認する
* テストスイートを構築し、新しい機能をカバーするために追加テストを実装する。また、回帰テストを実行する必要もある。
* 次のテストを担当するテスト担当者のために、知識を蓄え、引継ぐ必要がある。
* 疑わしい問題を検出した場合、テストアナリストは、その問題がそのテストケース以降のテスト実行で検出されるであろうと想定するのでなく、問題を調査し、記録する。
* テストケースを追加するため、欠陥追跡ツールを使用してデータを調べる。 手続き化されていないテストの実行時に検出された欠陥用にテストケースを作成し、 回帰テストスイートに追加することを検討する。
* 回帰テストの前に欠陥を見つける。 回帰テスト用の時間は制限されており、回帰テスト時に欠陥を見つけることはスケジュールの遅延を発生させる可能性がある。

練習問題

以下のテストログを分析して、必要なアクションを決定します。

画像1

調査の結果、テストステップ2はログの誤植として解決されました。実際の結果は予想どおり「Error 202」でした。

以下の選択肢のうち適切な行動を表しているものはどれですか?

A) ステップ2の結果を「合格」に修正する。ステップ4のテスト資料を再確認して、それが正しい場合はインシデントレポートを作成する。ステップ5のインシデントレポートを作成する。
B) 「誤試験」を解決するためにテストステップ4を再実施する。ステップ2の結果を修正する。ステップ4と5のインシデントレポートを作成する。
C) 「誤試験」を解決するためにテストステップ4を再実施する。ステップ2、4、5のインシデントレポートを作成する。
D) ステップ2の結果を修正する。「誤試験」を解決するためにテストステップ4を再実施する。結果が「不合格」の場合は、ステップ4のテスト資料を確認する。ステップ5のテスト資料を確認する。テスト資料が正しい場合は、ステップ4と5のインシデント・レポートを作成する。 

正解:D)

A) ステップ2と4を再確認していますが、ステップ5については、テストが正しいことを確認せずにインシデントレポートを作成している。
B) テスト資料をチェックしたり、ステップ4テストの再実施の結果を待たずに、ステップ4と5のインシデントレポートを作成している。
C) ステップ4と5のテスト資料を確認せずに、のインシデントレポートを作成している。
D) インシデントレポートを作成する前に、すべてのケースでテストが正しいことを確認している。

JSTQB AL TA(テストアナリスト)のビジネス成果

TA1 使用中のソフトウェア開発ライフサイクルに基づいて、適切なテスト活動を実施する。

出典:Sample Exam - Question ISTQB Test Analyst Syllabus Advanced Level Version 1.2

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