高輪旧竹田宮邸 20200905

画像1 旧竹田宮邸は、品川駅から徒歩5分、グランドプリンスホテル高輪の貴賓館という名となり、結婚式場として使われています。 この建物は、竹田宮恒久親王のために1911年(明治44年)に建てられました。設計は宮廷建築の巨匠、赤坂迎賓館を設計した男、片山東熊です!おー、すごい! こんな立派なお屋敷を建ててもらったにも関わらず、竹田宮恒久親王は、1919年に当時世界で大流行していた20世期最大のパンデミックであるスペイン風邪に罹患して亡くなっています。まだ37歳の若さでした。 そして、名建築だけが残ったのでした。
画像2 高輪プリンスホテルの敷地に竹田宮邸があったり、赤坂プリンスホテルに旧李王家邸と言う近代建築があったり、磯子プリンホテルには東伏見宮別邸があったりと、なんだか不思議です。 調べてみると、敗戦直後にGHQの指示で、天皇の直径男子以外の皇籍離脱が行われ、竹田宮家や東伏見宮家は一般市民となりました。 経済的に窮した旧皇族たちが敷地や邸宅を手放した際に、西武グループの創始者堤康二郎が次々と買収し、跡地をホテルとして開発したそうです。 そして、旧皇族の住んでた土地だから「プリンスホテル」と名付けたそうです。

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