名古屋フィルハーモニー交響楽団 第90回市民会館名曲シリーズ

日時:2024年3月24日(日) 日本特殊陶業市民会館フォレストホール
会場:15:15
開演:16:00
終演:不明

・演奏:名古屋フィルハーモニー交響楽団
・指揮:川瀬賢太郎

【ロビーコンサート】
・演奏:VIOLASSIMO

・リュートのための古風な舞曲とアリア第1組曲より(O.レスピーギ)
 第1楽章「小舞踏曲―オルランド伯爵―」
 第4楽章「酔った歩みと仮装舞踏会」

・歌劇「椿姫」より第1幕前奏曲(G.ヴェルディ)

【曲目】
・交響詩「ローマの噴水」(O.レスピーギ)

・交響詩「ローマの松」(O.レスピーギ)

—休憩20分—

・交響詩「ローマの祭り」(O.レスピーギ)

~アンコール~
・???(???)

吹奏楽編曲では演奏頻度が多いレスピーギのローマ三部作ですが、プロオケで三部作を一公演で拝聴できる機会はあまりないかなと感じております。レスピーギの作品は本作以外でも好きな作品が多いため、足を運びました・・が、光ヶ丘女子さんの定期演奏会が後に控えており、最後のローマの祭りだけは拝聴できずorz

まずはロビーコンサート。VIOLASSIMOは名フィルヴィオラセクションにより結成されたヴィオラだけの演奏集団。
演奏作品は、レスピーギの第”1”組曲です。第3組曲が有名ですが、1と2も素晴らしい作品だと私は思っています。今回は、第1楽章を演奏した後に、椿姫を演奏し、最後に第4楽章を演奏するという面白いコンセプト。
椿姫が異色な形に紛れ込まず、自然体で音楽が入ってきたのは作品を理解してのプログラミングだったのかなと感じております。
VIOLASSIMOの皆さんは、9月に名古屋で公演をされるそうですので、興味がありましたら足を運んでみてはいかがでしょうか?

さぁ、ローマ三部作の最初の作品は噴水。チェレスタの演奏が見事でした。本作の魅力を十分に引き出した演奏だったかなと感じております。本作の清々しい美しさが今回の公演でやっと掴めました。嬉しい限りです。

続いてローマの松。存分に磨き上げた煌びやかな1楽章でした。いやはや、冒頭から惹きこまれます。
4楽章のアッピア街道のバンドの皆さんが素晴らしい。吹奏楽の演奏にありがちな爆音ではなく、立体的で解像度の高い音楽に仕上げて下さったと感じております。

休憩中、途中で切り上げようか迷いましたが、ローマの祭りを諦めて光ヶ丘女子さんの定期演奏会に足を運びました。(後悔はしていません)

2作品だけでも、拝聴して良かったなと思える公演でした。さぁ、来シーズンからも名古屋フィルを追いかけます。

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