一陽来服

FTインプレッション-22【フィッシュグリップ】

もくじ
https://note.mu/tonuma/n/n30e1d1920c69

どうも、こんにちわ、久々にぼくの釣り具紹介です。今回はフィッシュグリップです。

先日、10歳ほど年下の投資家にお会いしました。彼はNOTEでご自身のキャリアについて記されており、その文面はとても理知的で、落ち着いた人柄を感じさせるものでした。一方、こちらのNOTE、一言で言うと「アホ」と申しますか、雑で穴だらけの論理構造、いや、そもそも論理すらなく、ただ文字が並んでいるだけの寝言みたいなもので、いささか恥ずかしくなります。上記の投資家の思考はそれこそ最新のオフィスビルのようで、極めて快適かつ高性能。こっちなんて急拵えの河原にある掘っ建て小屋みたいなもんです。小屋ですらなく、そこらへんに落ちてる枯れ木拾ってきて組んで鮮やかな青のビニールがひっかけられてるだけ、的な。

しかし、こういう人と会うと、なんというか、とても悲しくなりますね、自分のこの盛り上がりのない人生。やれやれ、この10年、おれは何をやっていたんだ?と。

33の時、ぼくは何をしていたか。9時に会社に行き、22時頃に帰宅する平日。時に誰かと酒を酌み交わすこともあった。休日は行くあてもなく延々と幹線道路を歩き続け、暗くなると帰宅し、寝酒にジンをあおって眠りにつく。特に進歩することなく、周囲だけが変わっていく流れの中で馬齢は重なり続けた。すこし変わった事といえば、今では歩く事はなくなり、街は車窓からしか眺めなくなったことくらいだ。たまたま池袋にいく用事があり、外苑東通りを北上した。東西線の早稲田駅を降りてすぐの、穴八幡の交差点に差し掛かると、20年以上前の記憶が10年前の記憶に重なるようにフラッシュバックしてくる。650円の定食を食べるか節約するか悩んだ日々。穴八幡の公園でタバコをふかしてブランコを漕いだ夕方。靴を放って占った恋の行方。初めて釣ったブラックバスとゲーリーヤマモトの4インチグラブ。赤信号で止まると、学生が物珍しそうに僕の車を眺めている。20年前はその学生のように、信号待ちをしているポルシェを僕も眺めていた。今は学生を僕が車の中から眺めている。幸運を消費し続けた10年間がそこにあった。

ま、人と比べて何かが変わるのであればもっと考えますが、所詮比較したところで何も起きないので、いつも通りやっていきましょう!

フィッシュグリップ。使い始めたのは去年くらいからです。

やすいのが特徴。

釣りをする、といっても一昨年まではこざかなばかりというか、そんなに大きな魚を釣ることはありませんでした。ですので、こういうグリップの必要性を感じておりませんでした。が、シーバスとか、大きくて強いのを釣る際に、ルアーを外すためにはプライヤー&グリップが必要となりまして、配備されました。でもね、なんていうかいい加減飽きてきたというか、よく一緒に釣りをする慈具宮さんという人に「もっとマシなの使ってみたらどうですか?」と真っ当なアドバイスを受けた事もあり、新戦力の導入を検討し続ける日々を送っておりました。

オーシャングリップOG2100Newbie。専用のランヤードというかコードもあわせると15,000円くらい、となかなかの高級品。

「ちょっと高いなぁ。。。」と思い、二の足を踏んでおりましたが、ハイドラに飽きてきているのも事実。不思議とプライヤーみたいになくならないし。。

「やあ、困ったなぁ。。。」と思っていたらホームセンターの前を通りかかったので、気分転換に塗装してみました!!

まっくろ。ネジはそのままにしといてやったわ。軍用品みたいでかっこE。

塗装の際、分解してみると「え?こんなとこまで??」ってくらいに潮に侵食されておりました。長い間ありがとうございます。

ブリッジ部分も塗装します。バネはそのまま。

が、しかし、二点ばかり問題が発生しました。

1)塗装が剥がれる
アクリルラッカーを上塗りすれば大丈夫かと思いましたが、下地作らないとダメっぽ。。そのうち直そうかな。
2)ガバガバ化

くわがた?自動的に閉じないんすけど。。。

まぁいつものことなんですが、分解すると分解前の機能が失われることが多々あります。哀C!

なんていうか、やっちまったなぁ、感ありありで、こうなると一気に愛着が冷めちゃうんですよね。。。冷めるために分解する、って意味不明な行為なんですけどね。なんか名前つけたいです、この現象に。とはいえ使わねば素手で魚をつかむことになりかねません。ゆえに対策を考えます。

まず、塗装なんですが、剥がれないようにする抜本的な対策として、極めて有用かつクリティカルな、かなり冴えたやり方を考えつきました。

つかわない。

これに限ります。使わない限り劣化もしないですしね。相変わらずキレキレだな、ぼく。

が、まてよ?そうなると使えないのでは。。。と思考は堂々巡りを続けます。思考力の圧倒的低下、というかなんというか。ところで、こんなくだらないテキスト読んでいる方、どうせつまんない人生送ってますよね?ぼくもです。ただ、つまんないなりに少しは世の中の摂理について考えており、例えば明日からは難しいにしても、モテモテになったり、仕事がうまくいくようになるちょっとした秘訣をぼくは知っています。知りたいですよね?教えます。それは何かというと、相手の思考力を低下させること、です。

例えば女性にモテたいというか、いろんな交渉をしたいというのであれば、「YES」しか言わせないようにするといいんですよね。よくある会話術なんかも参考になると思います。でも、ただそれだけだと、効果が薄いので、インパクトが強いほうがいいです。

例えば食事に誘ったら圧倒的に美味しいお店に連れて行きましょう。中華が好きなら最低、恵比寿の龍天門とか、フレンチなら青山のレフェルベソンスあたり、お寿司なら平河町の蔵六雄山とかがいいです。そして、たとえ最初のデートでもカルティエのネックレスとかエルメスのバッグくらいはプレゼントしましょう。「は?ありえなくない?」そのくらいがちょうどいいんですよ。感情のベクトルを喜び方面から1ミリもブレないように固定した上で思考力を下げればこっちのもんです。でもこれって多分、詐欺師のやり方ですよね。だとしたらエルメスも偽物でいいんじゃないですかね、知らんけど。

ところがぼくは男性なので、エルメスで思考力は下がりませんが、つりぐでは思考力が上下するどころか、機能すらしなくなります。こうなってくるとまとも(と自身では思っているものの隙だらけ)な仮設設計とか、問題設定および課題解決のための施策なんて打てなくなるんですよね。なので新しいのを導入しました。

DRESS グラスパーグラディウス。なんかかっこ悪いな。。。なぜこれにしたのか?それはこれを見たから。

気がつけば売り切れなスタジオコンポジット。おなじものなはずなのに。。

グリップ部のチタン風の仕上げとか、関東近郊の少し裕福な走り屋みたいで泣けてきます。あと品名。グラディウス、ラテン語で「剣」ですね。毎度思いますが、日本伝来の名前にしてみてははどうなのでしょう、と思います。十握剣、天羽々斬、村正、あたり。よりかっこ悪いか。。。

そんで、こちらの製品、そこそこハンディキャップを抱えています。まず、重い。これは仕方ないにしても、ランヤードをつける位置がビミョー。

ここかぁ。。。

こういう想定なのでしょうけど。

こう使うのが多そう。

ランヤードつけて、腰にまくライジャケに装備する関係上、結構ビミョーな位置だなぁ。まぁ、とりあえず使ってみるか。。。あと DRESSのロゴ入りのボタンみたいなのかっこ悪いな。好きな人には申し訳ないけど。

最近のuglyファッション、ロゴだらけでちょっと怖いのですが、こういう小物もロゴは無いほうが好きなんですよね。。。つりぐで唯一好きなロゴはデプスくらいです、ぼく。

ゲーリーヤマモトも好きでした。

そんでもって、もう少し眺めてみますと、装着位置に可能性を見出しました。

このエンド部分。

やってみよう、ということで実験。

ランヤードがなぜかクロムハーツのウォレットチェーンになりました。なかなかのハリウッドセレブ感。

わるくない。

わるくないけど、よくもないな。。まぁ、こうなるだろうな、という想定はしていたので、補欠というかバックアップの対策も取ってあります。

結局、こっちをメインで使うことになりそう。なんとも本末転倒と申しますか、安定の散財なフィッシュグリップ編でございました。

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