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やりたいことがなくても生きてていいんだと思えるようになる話

もしも「やりたいことがない」と悩んでいる人がいたらこのブログを読んでほしい。私の中の解決法が誰かの役に立てばうれしい。

自分を肯定することが得意な人と不得意な人が世の中には存在する。
どれだけ頭が良くても、美人でも、仕事ができても肯定されない心のささくれがずーーーーっと引っかかって何年か経つとそこが化膿してたみたいなそんな感じ。

化膿した傷は跡も残るし痛みは習慣化する。
慣れなくていいことに慣れて自分の体は「そんなもんだ」とあきらめるようになる。そんなささくれが全身に心の中に巣食っている自覚がある人はきっと私と近い種族なんだろうなと思う。

このささくれの原因って色々あって一つは人間関係のかみ合わせ。
ひょんなところでかみ合わなくなった歯車でもそのままハイパワーでゴリっと回し続けられた人は勝てる。
やり直せるパワーと環境で一抜ける。
だけどそこで歯車を止めて、かみ合わないなら離脱した人はささくれ始める。思っても言えない言葉たちがその傷を腐らせていく。

そして自分はこうじゃなきゃいけないという強い思い込み。
別にどーだっていいんだけど、時に人は自分を「こう見せなければ」と思いがち。それは色々思ったなあ。
分かりやすいところから小さいこともあるよ。
今日好きな人に会うからかわいく見られたいとかそんなレベルが収集つかないくらい飛躍しちゃったらいつの間にか自爆するよって話。

あとは呪いの言葉。
できない、ダメだ、もう嫌だといいすぎて傷を自らえぐる。
これは私の十八番作業だった。言わなくていいところで卑屈を超えて卑下の嵐。この呪いの言葉は、自分の体調が悪くなった時に爆発した。

私には歌しかない。
それがあるからいいじゃないかと言われても、活動できない不安を知ってたり、未来を意識すると急に不安になる。演奏ができても、心の奥の方では「歌うことだけがやりたい」と正直な声がする。

それ以外のものは自分にとっては「歌のためのもの」でしかなくて
なんなら自分で曲を作ることもやってみたけど思うようにいかないし
本当の本当に歌しかないんだ…とふと思ったとき
周りと自分を比べてはどんどん怖くなってきた。

しっかり勤め人をしている人、自分のやりたいことで生きている人。
自分の知らない世界で自分の足で立っている人すべてが輝いて見えた。
正直なところ、この歌がなかったら得られなかったり経験できなかったことは山ほどあるので心が安定している今なら価値は理解できる。
だけど歌というものにすがって立派に歩けるほど有名でも何でもない。
でも、ふと思った。
別に今は不安定でもいいんだなって。
まだ誰かに完璧にやれと言われたわけじゃない
歌えと言われたわけじゃないし、立派になれと言われたわけじゃない。

だから一回気を抜いて。
「やりたいことがない」感情は数年休んでも、きちんと向き合う必要がある内容だと思う。
ただ、やりたいことの見つけ方は人による。
私が考えたのは「自分一人でもこれを続けたいと思えるのか」と言う目線でやりたいことを考えた。

「もし親にちくちく言われなかったらやってみたい」
「お金が足りるならやってみたい」
「子どもの世話がもう少し楽になったらやってみたい」
「学生の頃にやりたかったことを今更だけどやってみたい」
「お金がかかるので今はできないけどやってみたいとは思ってる」

こういうハードルでいろんなやりたいを「できない」に無意識に変換している人が結構いると思うんですよね。
でもその内容がもし「本当にやりたい」ことだったら。そのハードルを無理にでも超えてやるべきだと思う。

私は、心の健康やコンプレックスの大半はこの「やりたいこと」で大きく変わると思っている。
生きるのがむなしくなるのは、生きる目的がないから。

まだ信じられないかもしれないけどね、もし
「専業主婦だからやりたいことを見つけても旦那さんに言い出せない…」
こんな気持ちになった時には一回「もし、今自分が一人になった時に何をしていたい?」と言うところに焦点を合わせてください。
一人になって、お金を稼ぐならどんなことがしたい?それには資格が必要?今からでもアルバイトでできること?それとも何かを作る仕事をしたい?

一つずつ道のりを作っていくことで、私は霧がだいぶ晴れました。
好きなこと、やりたいことは何でもいい。
生きがいは大切なもの、仕事でもプライベートでも「好き」がないと心が枯れてしまうから。
「あなたがもし、一人になったら一体何をして暮らしたいですか?」
是非考えてみてくださいね。

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