デュエルマスターズ(2ブロック)のカードプール~再録(拡張パック、構築済みデッキ、プロモ)、いくつかの例外~(第7話)
【お知らせ&お詫び】
本noteは「デュエルマスターズにおける2ブロックとは?(主に定義)+公式へのお願い(第2話)」の訂正内容を含みます。
こんにちは。デュエルマスターズ(2ブロック)DMP保護者のトントン親父です。今回で7回目の記事となります。(最後に過去記事まとめあり)
今回は、2ブロック専門プレイヤーにとっての再録について扱っていきます。この記事の内容はアドバンスやオリジナルでは起きない、2ブロック特有の記事となります。
2ブロックのカードプールで再録の捉え方は色々あるかと思います。この記事では以下のようにに大別して考えていきます。
拡張パック(RP弾、EX弾)や構築済みデッキ(SD)のように、カードとしての購入が可能な再録の場合(安心・安全パターン)
プロモカード(非売品)のように、カードとしての購入ができない再録の場合(要注意パターン)
本記事の趣旨・公式へのお願い
この記事の趣旨は2ブロックのカードプールを把握することです。残念ではありますが、現時点において2ブロックのカードプールは非常に把握しにくい状況にあります。特に、プロモカードがその要因となっています。
この状況を踏まえ、公式には以下のことをお願いしたいです。
2ブロックのカードプールが把握しやすいようにカードを世に送り出し、2ブロックを参加しやすいフォーマットにして下さい。
拡張パックや構築済みデッキに再録される場合
拡張パックや構築済みデッキのように、再録カードがカードとして購入可能な場合、入手に関する問題が生じることはほとんどありません。再録カードのレアリティがSR(場合によってはVR)であるため価格が高騰するといったことはあるかもしれませんが、これは2ブロック特有の問題ではないので、今回は省略します。以下、2つのパターンを確認します。
カードとして購入可能で、現行2ブロックに収録されているカードが再録される場合
カードとして購入できて、現行2ブロックに収録されているカードが再録されることがあります。《特攻人形ジェニー》や《勇愛の天秤》、《フェアリー・ライフ》といったような、デュエルマスターズにおいて使用頻度の高いカードが再録される傾向にあると思います。
このパターンの再録は2ブロックプレイヤーとしては管理がしやすいです。《特攻人形ジェニー》の例だと、王来篇がブロック落ちになったとしても使い続けることができるカードだからです。同時に、拡張パックや構築済みデッキを購入していれば自然と入手できます。
カードとして購入可能で、現行2ブロックに未収録のカードが再録される場合
カードとして購入できて、現行2ブロックに未収録のカードが再録されることがあります。2ブロック以前のカードもあれば、過去の2ブロックで収録されていたカードもあります。
《学校男》の直前収録はDMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」(2ブロック以前)ですし、《魔薬医 ヘモグロ》の直前収録はDMEX-02 「デュエマクエスト・パック 〜伝説の最強戦略12〜」(双極篇)です。2ブロック構築の観点からは新しいカード扱いなので、他の新規カードとカードプール的な扱いは同様となります。
構築やプレイングに関しては、過去に使ったことがある(使われたことがある)カードであれば使い勝手が分かることがあるでしょう。
カードとして購入可能な場合の留意点
留意点としては、構築済みデッキだけの再録があります。《特攻人形ジェニー》は「スタートWINデッキ 邪神・フロム・アビス」に4枚再録されていますので、構築済みデッキを一つ購入すれば最小限の枚数が揃います。一方、《魔薬医 ヘモグロ》のように収録枚数が3枚以下の場合は注意が必要です。シンボル・マークを揃えるためにスタートデッキを複数購入するか、過去のカードを準備するか、別途入手する必要があります。
非売品(プロモカード)
まず最初に、非売品(プロモカード)について状況を整理します。入手方法は概ね以下の通りです。
書籍の付録(コロコロコミック、別冊コロコロコミック、フルコンプリートBOOK、漫画単行本、CDなど)
カードグミのおまけ
購入特典(1BOX、神アート、コンビニ限定1BOXなど)
スペシャルプロモパック(旧:DMフェスパック)
公認イベント(デュエマフェス、デュエバトルなど)の参加賞やじゃんけん大会優勝者賞
その他イベントのプロモカード(特別展「植物」、デュエマであそぼう!、デュエマ検定など)
CSプロモ(上位64名、上位8名、優勝者)
現行2ブロックの新しい方(GoA・王来MAX)を基準として、これらのプロモカードを表のように8つに分けて考えていきます。
表頭の冊子やCDの付録、グミのおまけ、1BOX購入特典などは『商品購入時に入手可能なカード』という意味であり、プロモパックや優勝者賞などは『完全非売品』という意味です。
表側の分類は、再録されるまでの収録時期(GoA・王来MAX、王来篇、十王篇以前の2ブロック、マーク無し)を示しています。
最新ブロック(GoA・王来MAX)に収録されているカードがプロモカードとして再録される場合
最新ブロックに収録されているカードがプロモカードとして収録される場合はかなり安全です。GoA・王来MAXの拡張パック(RP・EX)や構築済みデッキ(SD)で入手しているカードの再録ですから、プロモカードの配布方法を問わず手元にあるカードの再録ということになります。
強いて入手困難性を上げるならば、視認性の観点からプロモカードが4枚必要な場合でしょう。どうしてもという場合に限った課題になるかと思います。
2ブロックの過去の方(王来篇)に収録されているカードがプロモカードとして再録される場合
2ブロックの過去の方(王来篇)に収録されているカードが新しい方(GoA・王来MAX)で再録された場合は事後的な注意が必要です。再録からブロック落ちまでの間は何も起きません。しかし、ブロック落ちしたとき、プロモ再録に気が付かずにブロック落ちしたと勘違いする可能性があるからです。
例えば、《T・T・T》がブロック落ちしたと勘違いしたままデッキを構築したり、メタを考えたり、大会に出たりしたら、不幸でしかありません。現時点(2022.11)時点で王来篇のカードがGoA・王来MAXのプロモとして再録された例を列挙してみます。直感的には《S・S・S》を勘違いしたら影響が大きそうです。(見落としがあったらコメント願います)
P26/Y21《S・S・S》(デュエル・マスターズキング第7巻付録)
P38/Y21《フェアリー・ソング》(「デュエル・マスターズキングMAX」エンディングテーマ「コレカラ」初回生産限定盤封入特典)注:デュエル・マスターズ カードグミ4に王来篇のシンボルマークが付与されて十王篇からの再録
P32/Y21《T・T・T》(王来MAXフルコンプリート&スタートWINBOOK付録)
P56/Y21《コッコ・ルピア GS》(別冊コロコロコミック2022年12月号「デュエコロコミック」付録)
P63/Y21《龍秘陣 ジャックポット・エントリー》 (デュエル・マスターズ紅蓮第1巻付録)
さらに大変なのが、この再録がプロモパックや優勝者賞などのように『完全非売品』の場合です。現時点では無いようですが、今後は注意しておく必要があります。なぜなら、デュエマフェスやガチデュエバトルのフォーマットはアドバンスかオリジナルのみだからです(2022年11月現在)。参加しない(できない)大会のプロモパックの内容を確認する必要があります。
現行2ブロック(GoA、王来MAX、王来篇)以前の2ブロックに収録されていたカードがプロモカードとして再録される場合
ここからが主題その1、現行2ブロック(GoA、王来MAX、王来篇)には収録されておらず、かつて2ブロック(十王篇~新章DM)に収録されていたカードが再録される場合です。
この手のプロモが『商品購入時に入手可能なカード』である場合、入手ルートにアンテナを張っておく必要があります。以下、入手ルートを確認してみます。見落としがあったらごめんなさい。(評価は個人の感想)
コロコロコミック ←月1回、チェックしやすい
別冊コロコロコミック ←2か月に1回、チェックしやすい
フルコンプリートBOOK ←節目、チェックしやすい
デュエルマスターズ単行本 ←コロコロコミック連載ならチェックしやすい、スピンオフ作品は見落としやすい
購入特典(例:1BOX) ←不定期、チェックしやすい、経済的負担が大きい
食玩(例:グミ) ←不定期、かなりチェックしにくい
CD(例:ヒストリア) ←不定期、かなりチェックしにくい
その他イベント(例:特別展「植物」) ←不定期、入手が難しい
現行2ブロックの新しい方(GoA・王来MAX)だと表にある《福腹人形コダマンマ》(「デュエル・マスターズキングMAX」オープニングテーマ「ヒストリア」通常盤Cエンタバアキバオリジナル特典)が十王篇からの再録となります。
コロコロコミックのようにチェックしやすく入手もしやすい商品であればよいのですが、CDのようにチェックしにくい商品の場合は漏れる可能性があります。なかなか手ごわいです。
ところで、カードを揃える方法はいくつかあります。代表的な方法は「A.再録情報だけ確認して過去のカードを4枚揃える」「B.再録されたプロモカードの現物を『確認用』に1枚入手して過去のカードを4枚揃える」「C.再録されたプロモカードを4枚揃える」があります。それぞれの方法で状況を確認します。
A.再録情報だけ確認して過去のカードを4枚揃える
この方法は最も簡単で最も経済的負担が無い方法です。情報さえ入手ができればいいので自宅のカードストレージを確認するだけで4枚揃うでしょう。
B.再録されたプロモカードの現物を『確認用』に1枚入手して過去のカードを4枚揃える
この方法はプロモカードとして再録されたカードがいつでも確認できます。現物確認がしたい人向けといったところでしょうか。プロモカードを色付きのスリーブをオーバースリーブに入れてからストレージで保管すると分かりやすくなるでしょう。
再録されたカードの現物を入手する必要があるため、商品(「ヒストリア」通常盤C)を購入する必要があります。
C.再録されたプロモカードを4枚揃える
この方法はプロモカードを使っているので、誰でも再録されていることが確認でします。大会でも安心して使うことができます。他のカードと同様に扱うことができますね。
ただ、4枚揃えるには工夫が必要です。《福腹人形コダマンマ》の場合、「ヒストリア」通常盤Cを4枚購入するか、ネットショップなりオークションサイトなりを使って入手することになると思いますが、流通量が少なそうなので厄介かもしれません。これがコロコロコミック付録でしたら流通量も多いでしょうから、ネットショップやオークションサイトで入手しやすいかもしれません。原理的にはコロコロコミックを4冊購入という荒業もあります。いずれにせよ、なかなかの経済的な負担です。
もう一つのパターン。この手のプロモが『完全非売品』である場合です。以下、入手ルートを確認してみます。見落としがあったらごめんなさい。
スペシャルプロモパック(旧:DMフェスパック)
公認イベント(デュエマフェス、デュエバトルなど)の参加賞やじゃんけん大会優勝者賞
その他イベントのプロモカード(デュエマであそぼう!、デュエマ検定など)
現行2ブロックの新しい方(GoA・王来MAX)だと表にある《ドラゴンズ・サイン》(スペシャルプロモパック2022)が十王篇からの再録となります。公認イベントで配付されるスペシャルプロモパックや参加賞などは2ブロックに専念していると入手困難です。
カードを揃える方法は前述と同様なので省略します。
2ブロックに一度も収録されていないカード(シンボル・マーク無し)がプロモカードとして再録される場合
主題その2にして最難関。現行2ブロック(GoA、王来MAX、王来篇)には収録されておらず、マーク無しで収録されていたカードが再録される場合です。
この手のプロモが『商品購入時に入手可能なカード』である場合、前述と同様に入手ルートにアンテナを張っておく必要があります。(入手ルートは前述と同様なので省略します)
現行2ブロックの新しい方(GoA・王来MAX)だと表にある《ジョーカーズの心絵》(コロコロコミック2022年8月号付録)が再録として該当します。このカードはDMEX-19 マスター・ファイナル・メモリアル・パックにシンボル・マーク無しで収録されていました。
購入方法に関しては《福腹人形コダマンマ》と同様ですが、揃え方に関しては違いが出てきます。2ブロックに1度も登場していない《ジョーカーズの心絵》を揃えるためには「A‘.再録情報だけ確認して過去のカードを4枚揃える」「B’.再録されたプロモカードの現物を『確認用』に1枚入手して過去のカードを4枚揃える」「C’.再録されたプロモカードを4枚揃える」があります。それぞれの方法で《福腹人形コダマンマ》と比較しながら状況を確認します。
A‘.再録情報だけ確認して過去のカードを4枚揃える
アドバンスやオリジナルのプレイヤーなら自分のストレージに揃っていることでしょう。特に問題はありません。ただ、2ブロックに専念している場合は別途入手する必要があります。今回の《ジョーカーズの心絵》はDMEX-19 マスター・ファイナル・メモリアル・パックに収録されていましたので入手は容易だと思います。
B’.再録されたプロモカードの現物を『確認用』に1枚入手して過去のカードを4枚揃える
これもA’と同様に別途4枚入手して商品(コロコロコミック)を購入する必要があります。
C’.再録されたプロモカードを4枚揃える
《福腹人形コダマンマ》と同様にコロコロコミックを4冊購入するか、ネットショップやオークションサイトを活用することになるでしょう。安心して大会で使えることと経済的負担のセットを受け止める必要がありそうです。
もう一つのパターン。この手のプロモが『完全非売品』である場合、前述と同様に入手ルートにアンテナを張っておく必要があります。(入手ルートは前述と同様なので省略します)
現行2ブロックの新しい方(GoA・王来MAX)だと表にある《伊達人形ナスロスチャ》(スペシャルプロモパック2022)が該当します。公認イベントで配付されるスペシャルプロモパックや参加賞など、2ブロックに専念していると入手困難です。
カードを揃える方法は前述と同様なので省略します。
いくつかの例外
何事にも例外はつきものです。いくつかの例外について確認していきます。ここでも現行2ブロックの新しい方(GoA・王来MAX)を基準とします。
プロモカードのみに収録された2ブロックのカード
現行2ブロックの新しい方(GoA・王来MAX)のブロックマークが付与された、プロモカードだけのカードを確認してみます。
《ジョニーーMAX》コロコロコミック2022年4月号付録
《フット坊主<ウル.Star>》月刊コロコロイチバン!2022年5月号付録
《深淵からの復活 ジャシン帝》コロコロコミック2022年10月号付録
プロモカードだけの収録は2ブロックに限らず入手困難なカードとなります。JO退化がプレミアムコンビ殿堂になる前の《禁断のモモキングダム》が良い例でしょう。突然コンボやシナジーが発見されることもありますので、4枚揃えておいた方が無難かもしれません。
シンボル・マークの無いプロモカード
逆に、シンボル・マークが付与されないプロモカードも何種類かあります。以下で確認してみましょう。
CSプロモ(上位64名、上位8名、優勝者)
《無双龍幻バルガ・ド・ライバー》第2回 デュエマ検定!おはスタコラボカード(弟子合格のマスターに配布)
《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》デュエル・マスターズ超全集 20thパーフェクトBOX付録
2ブロックでは使えないカードなので特に気にすることは無いと思います。
公式へのお願い
以上、2ブロックのカードプールにおける再録の扱いでした。踏まえて、公式へのお願いを再掲します。
2ブロックのカードプールが把握しやすいようにカードを世に送り出し、2ブロックを参加しやすいフォーマットにして下さい。
まとめ
いかがだったでしょうか。カードプール(特にプロモカードの扱い)という、2ブロックプレイヤー特有の苦労ポイントの紹介となりました。2ブロックのデッキ構築や大会参加の一助になれば幸いです。いろいろと気が付かない点もあると思いますので、コメント頂けたら助かります。
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