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発達障害児の子育て〜妊娠出産から自立まで〜

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自閉症スペクトラム、ADHD、軽度知的障害、発達性協調運動障害、トゥレット症これらの障害のある長男の子育て20年の振り返り。
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#ADHD

初めての一人暮らし体験。【ASD自閉スペクトラム長男20歳】

昨日まで10日ほど、長男以外の家族は私の実家へ帰省していました。 その間、仕事のある長男20歳は、初めて長期の留守番を体験しました。 改めて長男の紹介です。長男は20歳でASD、ADHD、発達性協調運動障害、知的境界域、トゥレット症候群で、昨年の11月に就労し、晴れて社会人となりました。 私たちが出かける前に本人に確認したことは、ゴミの日、ゴミ出しのやり方(どのゴミの日にどのゴミ箱を回収するか、新しい袋の場所)、1週間の間に欲しい食材(自分で作りたいメニューがいくつかあっ

【発達障害ASDの長男#10】小学校6年の頃。

長男は、ASDとADHDグレー、発達性協調運動障害、軽度知的障害が先天的にあり、思春期の頃から、チック症を発症し、そのまま改善されずトゥレット症になりました。現在は20歳になりしっかり働いています。 前回の続きになります。 小学校5年生の頃から始まった、ゆる〜い受験準備。 そんな息子も6年生になり、中学受験も少しづつ進んでいた。 当時の息子の日常を思い出してみます。 お料理に目覚める確か4年生の夏休みの宿題がきっかけで、料理に興味を持ち始めた。 夏休みの自由課題のよう

【発達障害ASDの長男#8】中学進学について、公立を拒否した息子。

長男は、ASDとADHDグレー、発達性協調運動障害、軽度知的障害が先天的にあり、思春期の頃から、チック症を発症し、そのまま改善されずトゥレット症になりました。現在は20歳になりしっかり働いています。 前回の続きになります。 いよいよ高学年。忍び寄る不穏。。とうとう5年生となり、高学年となった。 この頃というのは、特に女子の成長が目まぐるしい。今まで、長男をお世話してくれた女の子たちは、どこへやら・・・。 とうとう、息子は女の子から陰口を言われるようになってしまった。

【発達障害ASDの長男#6】いよいよ診断。3年生の頃の生活。今思えば、人任せでした。

前回の内容はこちらです。 感覚統合療法が終わり、今後は心理検査をすることになった。 WISCⅢ検査結果としては言語性は境界域、動作性は軽度遅滞域。 見通しが立たないことへの不安、パターン処理は良好、意図の理解や状況判断が苦手、一方でスケジュールや予定表があると安心し、それを確認しならがら進めること、丁寧に説明してもらい、繰り返し学習することが効果的、というような内容だった。 そして、結果は 自閉症スペクトラム、ADHDグレー、発達性協調運動障害。知的には境界域。 改め

【発達障害の長男#3】息子への会話は、私の壁打ちに終わる。

これは3年生で正式に診断が下りる随分前の3歳ごろまでのお話です。 長男が生まれて、初の育児に戸惑いながら、「ひよこクラブ」をバイブルに子育てに奮闘した。妊娠中に旦那の実家近くに引っ越し、慣れない土地にて25歳のまだ若かった私は孤独に育児をしていた。 旦那の仕事は当時SEで、毎日終電帰りだった。仕事の後に上司の付き合いで飲みに行って終電のことも結構あった。子供ができても尚、以前と変わらない生活をする旦那に嫉妬もしたが、週に何度か夜中の授乳(うちはミルク)当番をやってくれたり