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発達障害児の子育て〜妊娠出産から自立まで〜

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自閉症スペクトラム、ADHD、軽度知的障害、発達性協調運動障害、トゥレット症これらの障害のある長男の子育て20年の振り返り。
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#自閉症スペクトラム

発達性協調運動障害とASD他モロモロの息子20歳の今。

今日は発達性協調運動障害+ASD+ADHD+軽度知的障害+トゥレット症候群の息子の今の様子について書きたいと思います。 発達性協調運動障害とは、簡単にいうと恐ろしく不器用。詳しくいうと、手先の微細運動と、体を使った粗大運動にも不器用さを持っています。今まで苦労した印象深い苦手動作は、母乳が吸えない、ストローが吸えない、麺類がすすれない、歩き方のぎこちなさ、自転車の練習、箸の使い方、鉛筆の持ち方、縄跳びが1回も飛べない、鼻をかめない、靴紐が結べない、ベルトができない、ネクタイ

【発達障害の長男#3】息子への会話は、私の壁打ちに終わる。

これは3年生で正式に診断が下りる随分前の3歳ごろまでのお話です。 長男が生まれて、初の育児に戸惑いながら、「ひよこクラブ」をバイブルに子育てに奮闘した。妊娠中に旦那の実家近くに引っ越し、慣れない土地にて25歳のまだ若かった私は孤独に育児をしていた。 旦那の仕事は当時SEで、毎日終電帰りだった。仕事の後に上司の付き合いで飲みに行って終電のことも結構あった。子供ができても尚、以前と変わらない生活をする旦那に嫉妬もしたが、週に何度か夜中の授乳(うちはミルク)当番をやってくれたり