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こころのイメージ

 こころの話してもいいですか。いや、病んでるとかそういう話ではないんですけど、こころの話をしようと思って。あなたのこころのイメージてどんな感じですか?
 わたしは、広い草原に椅子とかソファがたくさんあって、そこにわたしの好きな人たちが座ったり、歩いたり、好きなことしてるイメージです。好きな人って言ったけど、どちらかというと、心的なだれかっていう方が正しいかもしれない。
 心的な母、心的な父、心的な祖父とか、心的なアイドルとか、心的な5歳のわたしとか。心的だから、実際の両親のイメージではありません。あくまで、わたしのイメージ、わたしの中で理想化や一般化したものです。
 好きな人ができると、その人のことをたくさん知りたいじゃないですか。わたしはよくよく知って、こころの中でその人と話せるようになりたいんですよ。現実でたくさん話したり、接すると、その人が次なんて言うか、どう反応するかわかってくるじゃないですか。だから、わたしは好きな人格に会うと取り込みたくなるんですよ。わたしの中に心的〇〇を作って、ひとりで会話をしています。ひとりになるとひとり言がでちゃうのは、そのせいかもしれないな。寝る前とかずっとしゃべって、そのまま寝落ちしてる。
 好きな人ともう会えなくなったら、わたしのこころの中の人たちもアップデートできないから、古いバージョンでかくかくしながら、画素数少ないまま、わたしのこころの中にいます。人によって解像度ちがいますけどね。好きだった男の子とか、亡くなった祖父とか、小学生の時によく遊んでくれたお姉さんとか、かなり背景と同化しつつあるけど、時々わたしに近よってきて、話しかけてきます。わたしが話しかけることもあるけど。
 とかいいつつ、わたしはかなりミーハーなので、心的な〇〇は、心的なタモリさんとか、心的なマツコ・デラックス、心的な平野紫耀とか、そういう人もよくあらわれる。この人たちともよく話してる。仕方ないよ、だって、ひとり暮らしの日常生活の中で、単純に接触回数多くなるのはテレビの中の人たちだもん。
 これ、わたしの中ではかなり日常だけど、人に話すとアヤシイと思われそうで、全く話してないんですよね。しかも、特にオチも正解もないし。ただひたすらに、わたしはこうですよっていう話。
 

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