は?できますけど?(うんにょ)
アミュプラザ。
せめてギター出すなら広場に行けばいいものの行き交う人の視線を気にも留めず、
植木に座る私に向けて歌う変な奴。
幼き18歳の少年がTontoの曲を聴かされるのです。
まさに青天の霹靂。
前回の続き。
Tonto sideうんにょvol.2
長いこと放置してたnoteをそろそろ書かねばと、、、
誰が興味あるのか知らんけど。
まあでも何かを発信する行いって基本自己満足ですから。
そもそも誰が興味あるのかなんて知らんわな。
前回のベース弾かない?
のちょっと前から遡り。。。
その日は大学の帰り道。
当時はまだ川内に住んでいて電車で通学していたのですが、帰りの電車でたまたま助と一緒になって。
その時はまだ普通に大学の先輩ですから
「助さん!お疲れ様です!
電車逆っすよね?
なんでこっち乗ってるんすか?」
「いや、今から映画見に行こうと思って。」
「え、俺も行きたいっす!何見るんですか?」
今思えば先輩に金魚の糞のようについていく可愛い後輩だったなぁと。
んで一緒に見た映画がまあクソだったわけよ。
よくある予告だけ面白そうなやつ。
写真残ってたわ。
映画館から出て地下のフードコートで二人してマジでつまらなかったな、と愚痴をこぼしながらバンドの話になり。
「来週Tontoの初ライブが決まってるんだけど、ベースの子が出れないって言ってきてさ、暇だったらベース弾かない?」
うーん、ライブまであと1週間。。。
俺ベース初心者。。。
無理じゃね?
とか思ったんだけど、
なんかこう引っかかるものがあったんだろうな。
クソ映画見た反動でとんでもないバカな事したいってなってたのかもしれない。
「まあとりあえず曲聞かせてくださいよ」
ここじゃなんだからと場所を移し、
アミュプラザの外に出て初めて聴かされた曲が
『あたま』
って曲。
衝撃。
めちゃくちゃ簡単な3コードで
いかにも初めて曲を作りました、
みたいな曲だった。
「お前の頭が出てきたぞ」
これ出産の歌ですかね?
そんな感想を心の中に留めながらも
ワクワクしてしまってさ。
ふらふら何も考えずに流れるまま生きてきたもんだから、
目の前で自分の作った曲、自分の考えていることを恥ずかしげもなく歌う助が眩しくて、なんか羨ましくて。
良くしてくれてる先輩だったってのもあり等身大にスッと自分の中に入ってきたもんだから、
もうそうなっちゃったら止められませんよ。
絶対俺がベース弾く!
初心者だとか関係ないもんね!
「いい曲じゃん、俺がベース弾くよ」
ってスカしながらも1週間後のライブは俺が出ることが決まった。
ここで俺の思い描いていた人生は
大きくレールの上を外れてしまうんですが。。
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翌日、サークルの部室で
ライブに向けての練習。
当時のドラムのせっちゃんとはなんやかんやで面識はあったから、
とりあえず来週はよろしくお願いします。
って事で、先輩から借りたベース担いでまずは音鳴らしてみよう、適当でいいからみたいな感じでスタート。
しようと思ったら。
まだオリジナルバンドをするっていう事
右も左もわからなかった僕に助は、
「ライブの時間、25分あるけどまだ3曲しか曲ないから今から曲作るわ。
あと今ある3曲もベース何も決まってないから。」
???????!!!!!?!?!?!
2度目の衝撃。
え?覚えるだけじゃないの?!?!
あと1週間で本番なのに??!!
練習があるのに、
これ覚えてきてねとか無い時点で何練習するんだろうとは思ったよ?
なんかおかしいなって。
曲の作り方とか、ましてやベースのフレーズの作り方とか知らんわ。。。
「まあ、なんとかなるっしょ」
もうやるって言っちゃったし
やるしか無いか。。。
1週間後の初ライブ、どうなることやら。
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