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滲み出す混濁の紋章...

割引あり

はじめに

 お久しぶりです、一休さんです。
今回は誰とも調整を行わない環境で自身で1からデジモンカードのデッキを作成する機会がありかつ、非常に短期間での調整でぐーでじ杯にて好成績を上げることができたため、デッキ作成のプロセスを含めてNoteへ纏めてみることとしました。
 作成したデッキは、8/25にEX5弾で発売されたばかりのガルルモンデッキとなります。もうすぐ全国大会の一歩目となるチャンピオンシップ1次予選も始まりますが、私自身もいくつか当選しており、このデッキを持ち込もうと考えているくらいには自信の持てる構築とすることができました。
 執筆モチベーションの関係もあり記事の途中からは有料となりますが、以下のような方にはおすすめできます。デジモンカードを3パック買うよりもお安い値段設定となっておりますので、ぜひご購入を検討いただければと思います。

 ・ガルルモンデッキを使いたいが構築がわからない。
 ・青軸にすべきか紫軸にするべきか迷っている。
 ・このデッキに負けてしまうので対策したい。
 ・デジモンカードのデッキ構築の考え方が知りたい。
 ・チャンピオンシップ1次予選に持っていくデッキがない。
 ・15弾のガルルモンデッキはどうなるの。
 ・お金が有り余ってしまって仕方がない。
 ・一休さんのNoteのファンです。
  etc..

EX5弾でのガルルモンデッキの強化

 四聖獣とデーヴァというデジモンテイマーズファンには堪らないコンセプトデッキが収録されたEX5弾「アニマルコロシアム」で、このデッキを差し置いて事前の注目を浴びまくっていたデッキ、それがガルルモンデッキです。
 一時は環境トップの一角を担っていた強力なテーマである一方で、キーカードが制限となったり、アグモン系統の優遇されたカードプールの陰となったりとここ直近は少し不遇な期間が続きました。しかしながら、新規収録された青紫のガブモンX抗体系統のカードはどれもが非常に強力で、今回の強化により再度環境トップへと躍り出ることが期待され、実際にぐーでじ杯でも数多く上位に入賞されることとなりました。

新規ガブモンX抗体系統の中で最もヤバいやつ。
2ドローをする「デクスドルガモン」。
攻めと守り、どちらも一線級の2つの効果を持つ分かりやすく強力なカード。
BLEACH破面篇のラスボス「愛染惣右介」もびっくりのチート性能だ。

弱点はいまだ健在

 新弾での超絶強化を得たものの、ガルルモンデッキというデッキの特性上立てられるゲームプランは限られており、デッキとしての課題やウィークポイントは依然として変わりません。
 環境のトップだった頃にはキーカードの《Pワーガルルモン》が制限となっておらず、必要パーツが揃えば真っすぐに進化してアタックしていくだけで相手のセキュリティが5枚あったとしても簡単にワンショットキルができましたが、このカードが制限となった今では難しくなってしまいました。一方で、ガルルモン系統は戦闘耐性はあるものの除去耐性を持っていないため、盤面除去性能が高いデッキが増えている昨今は1巡目に育成してLv6の究極体まで進化したとしても、返しの相手のターンで除去されてしまうことが多いです。その場合、再度育成エリアから育て直しとなってしまい、ゲームスピードの速い今の環境ではそれが間に合わず、先に相手にとどめを刺されてしまうゲーム展開はよくあるでしょう。

お手軽SA+1は許されない…。

 デジモンが縦に伸びるワントップ型のデッキのために除去をされると立て直しづらいというウィークポイントを持つ中で、取りにくくなった《Pワーガルルモン》でのワンショットキルプランに代わる安定した勝利プランを見つけるということがこのデッキの構築の課題となります。
 この構築課題へのアプローチ方法は大きく分けて2つに大別されます。

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