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【シャイニースターV】ゲンガードラパルト

シャイニースターVでいろんなカードが色違い込みで再録されますね。今回はゲンガーを使いたいというモチベーションでデッキを作成しました。

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【性能】

特性:ライフシェイカーは超ポケモン間で自由にダメカンを乗せ換えることができます。自身のアタッカー性能は3エネ90点ねむり、HPラインは110点と心細い性能のため、ほぼサポートポケモンと言ってよいでしょう。一方で2進化ゆえこのポケモンを立てるまでに工夫が必要となります。これらを加味した相方アタッカーを選定する必要があります。

【相方候補】

候補としての前提は

①超タイプであること

②HPラインが高くワンパンされにくいこと

③Vmaxであれば単体で戦える(後ろに進化ポケモンを要求しない)こと

と感じています。

③の補足としてVmaxを採用する場合を考えると、2進化のゲンガー、V進化のアタッカーとこの時点ですでにデッキを回すことが難解であり、ここにさらにカラマネロ等のサポートポケモン進化ラインを組み込むことはいささか現実味にかけるであろうという判断です。もちろんアタッカーが種ポケモンの場合はこの限りではありません。

これらを複合的に加味した結果、相方候補はこの2体となりました

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【他アタッカー候補】

TAG Team GXの中ではMMあたりが候補となりましたが、最悪ミラクルツインGXで全回復ができたり、ライフシェイカーを使わずとも戦える性能があるため見送りました。

Vmaxのサーナイト・マホイップに関して。

サーナイトは回復のギミックが重複してしまう点で過剰であることと、エネが3エネで少し重いゆえに火力不足な点

マホイップは飾りつけを主体とする場合は面白い戦いができるが、マホイップが単体で戦う際にエネ回りや与ダメ効率的に若干ドラパルトが有利であると判断しました。

【アタッカー選定と枚数】

ソーナンスVに関して最もHPラインが高いVポケモンで、技ふんばりがえしがまさにコンセプトとあっている点、さらにはタフネスマント、キルクス温泉で実質耐久290までに引き上げられ、ホラー超とともにグズハラでつながっていることから十分採用圏内です。ただしソーナンスの場合、相手依存の動きになるため、ドラパルトVmaxを主軸とし、枠次第で1枚採用を検討するという結論に至りました。またドラパルトラインは終盤ダメージタンクとして働くほか持ってきたいポケモンの総数が多いため4-3ラインとし、一枚をしんかのおこうで代用することを考えました

【デッキレシピ】

これらを踏まえて作られたのが以下のレシピの大枠です。基本エネやスタジアム周りの調整は今後も行う予定です。レギュレーションBではミステリートレジャーが存在しており、種ポケモン進化ポケモンともに持ってきやすいことでこれだけのポケモンを採用していてもある程度回るなあといった印象です。ドラパルトVmaxはバトル場で何度も技をくらうため、ホラー超エネルギーの発動回数が多くなります。

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【補足】

ゲンガーを最速で立てる場合、特性なしゴースを採用したブルー型も考えましたが、実用上相手から受けたダメージを移し替えるため最速である必要性が薄いとのことから見送りました。ふえるうらみゴースは自身が気絶した際、ゴーストをデッキから2体までベンチに出せるという非常に優秀な特性であり、ゲンガーを立てるというコンセプトに合致します。ブルー型をやめるのであればゲンガーを立てるために優秀な特性もちポケモンが採用できまs。カビゴン、ヤレユータン、クロバットは手札の不要カードを切らないようにしながら手札を増やせるサポートカードです。ジラーチが不採用となっているのはデッキスロットとベンチ枠の都合上と回収ネットの使い先の兼ね合いです。代わりに今回のコンセプトはミュウツーになります。

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さるぢえマインドリポートはトラッシュのサポートを手札にもってくることができ、回収ネットで複数使用可能という魅力があります。加えてこのデッキにおいてこのギミックを採用するメリットは主に以下の3つです。

①クイボ、ミストレに対応

②ライフシェイカーに対応

③回収ネットで110点分を打ち消す

1,2は言わずもがなであり、3について補足をします。現環境で回復型や耐久型のデッキはメジャーではありませんが、思いつく範囲ではモクナシゴリラザルードV構築、スカイレジェンドGXで山に帰る三鳥、とーしん型セキタンザンとその亜種、ガラルネギガナイトループなどがあげられます。これらのデッキと差別化を図るために以下の2点を意識しました。

I. 毎ターンしっかりと殴れる 

II. ボスを打てる

まず耐久回復型で多く採用されるマオスイは強いです。強い理由はただでさえ進化をしエネを張っている打点の強いポケモンが技を打てる回数を増やせる可能性があるからです。であるならば110点回復しながらボス毎ターン打てたら絶対強くないか?という発想です。しかも回収ネットの枚数分これを繰り返せるというのがミュウツーのコンセプトです。すなわち回収ネットの役割は、110点回復、サポートのサルベージ、序盤の入れ替え、ベンチ枠を空けるなど多種多様な活躍が見込まれます。いわば回収ネットを最もうまく活用できるデッキの一つなのではないでしょうか。

【他の採用候補ポケモン】

・ダメージ回収役

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ダメージ回収を回収ネット対応ポケモンとして定義し、盤面から最大HP-10点分を回収することを目的とします。やぶれたとびらギラティナは120点のダメージタンクをトラッシュから何度も呼び出すことが可能です。さらには裏に1点を2体に与えることはダイファントムとシナジーがあります。しかし、前述のようにカラマネロが採用しにくいため、技は打ちにくくダメカンタンクとしての役割のみとなります。仮にこのポケモンに130点のせ気絶させたのちよみがえらせる場合、確かに回復はできます。しかし、相手目線は良いダメージ効率でサイドをとれていることと同値で、これはダイファントムという技の優位性を損ないます。であるならば回収ネットをギラティナに使う必要がでてきます。ところが後半はボスやマリィを打ちたいため、博士の研究でトラッシュに送ることはできません。さらにはクイックボールやミステリートレジャーを抱えながら再度トラッシュに送ることは要求札数が多く安定性にかけます。これらの理由から不採用としていますが、もしこのカードを採用する場合はトキワの森とセットで採用するとよいと感じています。

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じげんのかぎづめギラティナは昨今のドラパルトVmaxデッキがクラッシュハンマーやエネポーター、エール団の下っ端とともに採用検討されるカードです。主な役割対象はムゲンダイナVmaxに多く採用されているハイド悪エネルギーを破壊し一ターン遅らせることです。今回はゲンガーを採用しておりムゲンダイナまで見てたら本筋の動きが弱くなると感じ採用を見送りました。

ほかにはベンチバリアミュウ、リセットホールマーシャドー、HPラインがより高い超プリズムスターたちなどが考えられますがやはりボス連打をしたい理由で現在はミュウツーのみとなっています。

・ダメージタンク役

ダメージタンクをダメカンを乗せておくポケモンとして定義します。前提としてTAGGXのタンクはサイドプランに影響を及ぼすため採用範囲外とします。こころくばりイエッサンVは試合が長引く都合上こころくばりの回数が重ねられそうな点、サイコキネシスで高い打点を生み出せる点で採用範囲内です。また前述のソーナンスVもどうぐやスタジアムに依存せず210点を与えながら回復できるポケモンであり優秀です。今回は初動バトル場に出た際にベンチに引きにくいことから採用を見送っていますが調整可能です。またHPタンクとしてはエネの張ってないドラパルトV,Vmaxにダメージを乗せ換えることもできるので序盤の安定性との兼ね合いかなと感じてます。

・ネタ枠

ゼルネアスはHP130、1エネでジオハントはトラッシュの回収ネットやボスを回収することができます。相手にボスがなければ時間稼ぎをしつつ終盤の決定打となりうるのかなと

はんげきシンボラーはHP110でホラー超と同様の条件でダメカン3つを乗せる特性、さらに2エネで30+相手のダメカンの数とそこそこのアタッカー性能です。バトル場にいて輝くポケモンのため、くいだめカビゴンとの選択かなと思います。

探していて面白いポケモンはネクロズマあかつきのつばさです。HP130で一エネガルフストリームは20+自身に乗っているダメカンの数×20で260点が出せます。ソーナンスVとの選択ですが、お守りをつけることで20+20*150=320とVmaxワンパンラインを持っていけるのが美しいですね

などとアタッカー候補は様々な超タイプの非Vポケモンを試せると思います。

【あとがき】

筆者はパックを剥いた時の「外れた」という言葉が好きではありません。(もちろん狙ったカードや高レアリティのカードが出た際は泣いて喜びますが)なぜならカジュアルプレイではどのカードも戦えるのがカードゲームの良いところだと考えているからです。シャイニースターVは今年の目玉パックで、多くのプレイヤーが剥いてSRやイラスト違いを追い求め狂喜乱舞することとなると思いますが、個人的な思いとしてはあまり注目されていないポケモンなどにフォーカスを当ててデッキを作っていきたいなと思ってます。

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