聞いてもらう心地よさ
“子どもに「聞いてもらう心地よさ」を体験させてあげてください。”
先日行われた、保育園の保護者会で園長が話した言葉。
つい忙しくて、子どもの「ねぇ聞いてよ」「●●だったんだよ」を、何かをしながら聞いてしまう。つい「ちょっとまってね」「●●しながらお話しようよ」と、自分の都合に当てはめて、聞く時間、話す時間をコントロールしてしまう。
でも、よっぽど話したいことでないかぎり、子どもは話そうと思ったこと自体を忘れて、次のことに関心がうつってしまう。そうすると、さっきの話はもう一生聞くことはできない。
わかってたんです。でも、ついついやっぱり日々の忙しさにかまけて、今しかない時間をやりすごしてしまう。
これからは、立ち止まって、子どもの目を見て話を聞いてあげよう。
という、決意表明なら、いくらでもできる。ここで終わればステキな子育てコラムになる。
でも、無理。1日24時間、仕事もあるし家事もあるし忙しい時にかぎって子どもは話しかけてくる。
お互いの折衷案はないかなぁと思ってたところ、次女は「ねぇねぇ聞いて」と私の横にまでやってきて聞いてアピールをするし、長女は遠くから「ねぇ来てよ、ねぇ聞いてよ」という。圧倒的に次女の勝ち。真横にまで来れば、聞かざるを得ない。
ということで、長女にも、お話するときは近くに来て、って言うことにしよう。で、私もどうしても聞いてほしい話は近くに行ってすることにしよう。そして、目を見て聞くように、目を見て話すようにしよう。
最近長女が話を聞くときに、目をそらしてほかのことに関心が向いていることがある。これを書いていて、わかった。そうだ、私が彼女の話を聞くときに、目をそらしているんだ。
保護者会でいただいたプリントに「子どもは親が言ったことではなく、やったことをやります」とあったけど、まさにその通り。
結論。聞いてほしいときは、近くに来て話す。そして、目を見て話す。子どもだけじゃなく、自分にも課すことにしよう。
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