行くか…碁会所…

はじめに。

今『囲碁だ囲碁だ』と言っているのは一過性の熱病みたいなものなのでこのnoteを更新した数日後には触らなくなっている可能性が非常に高い。
仮にそうなったとしてもこれは囲碁がつまらないのではなく、自分という人間が加齢とか特性的なアレコレで熱の維持が非常に難しいという嬉しくないスキルを持っているのが問題。…と言い訳をしておけば更新しなくなっても大丈夫(そうか?)

ネットか、リアルか

今は色んなゲームがネットを通して遊べるようになり、わざわざお店まで出向かなくてもいろんな相手と気が済むまで遊べるようになった。
おまけにアナログゲーム特有のめんどくさい部分(例えば麻雀の待ち牌表示や点数計算)なんかも機械が勝手にやってくれるので、ますますリアル店舗という存在に対する風向きは強くなっていく。

みんなAIには出来ない人間臭い動き(まぁ人間が動かしているんだから当たり前だが)をしてはいるのだけど、自分の場合そこに人間を感じるか、と言うといまいち感じにくいのである。
対人戦でもそんな状態だからAI相手に遊んでてもモヤモヤする方が大きい。
囲碁ゲーの最低ランクのAIには勝てるようになったけど、これが楽しいのかと言うと首をひねってしまう。

…となるとやはり一度リアルで対局をやってみたくなるもの。

とは言えいきなり行く勇気はない

ネットで調べると碁会所に限らず将棋道場や雀荘は『初心者や入門者は入りにくい世界』と出てくる。

音ゲーで言えば常連と思しき人達が入れ代わり立ち代わり超高難度曲をこなしているようなゲーセンで低難度の曲を選ぶ勇気があるのか、とか
格ゲーで言えば達人ランクのプレイヤーしかいないロビーで初心者が待ち受けをオープンに出来るのか、とか
似たような話は色んなジャンルにあるのでこれは特定のゲームに限った話はなく。

こちらは『碁石触ってみてぇ~』『パチンって石を打つやつやってみてぇ~』という謎の熱に浮かされている状態。
この状態になると他の事が手につかなくなるので、それを抑えるためにもさっさと碁会所で囲碁を打つ必要がある。

…というわけでまずは最寄りにある碁会所に問い合わせ。ここを選んだ理由は車で20分と近いから。
前回でも少し触れたけど将棋道場は一番近い所が車で1時間掛かる所にあるのでそこと比べると全然近いのだ。

『常連さんの級位は一番低くても5級くらいなので、入門レベルの人だとおそらく来られても楽しめないと思います…』
という申し訳無さそうな回答。
ですよね。
なんとなく予想してました。

基本的に碁会所(まぁ将棋とかも同じなのだろう)は常連が延々と戦い続けるヴァルハラのような場所である。戦わなければ生き残れない場所。
世間話をする事もあるだろうけど、基本的には囲碁を打つという目的のもとに集まってきた人達なので皆(やる以上は勝つぞ)と考えているので『カジュアルorガチ』みたいな2択になるとややガチの方に傾いてしまう。

『レベルがかけ離れた初心者がやってきた場合、その相手を誰がするのか』という問題がある。
ネットならたくさんいるプレイヤーの中からなるべく近いランクの人をあてがえば済むけど、碁会所での対戦相手は基本的にそこに居合わせているお客さんになってしまう。
席亭さん(管理人みたいなもの)は『初心者は大事にしなきゃいけないけど、お金払ってくれてる常連の貴重な時間を初心者の面倒見るのに割かせて良いのか』というジレンマを抱えることになる。
席亭さんがある程度打てる人であれば席亭さんが面倒見ることになるのだが、電話でのお話だとどうもそうではないよう。

初心者を大事にしないジャンルに未来は云々…と言うのは色んな所で言われる話だけど、大事にしたくても出来ないというケースもあるのだ。

はい次。

というわけで次の候補に挙げていたGoogleの評価が割としっかりしてる碁会所に問い合わせ。車で40分くらいの所になるけど車で1時間掛かる所と比べると比較的(以下略)
ちなみに県内で普及に力を入れる立場の人が席亭をやっているらしいのであなた断りたくても断れない立場の人でしょう?というセコいことを考えつつダメ元で電話してみることに。

『はい、良いですよ!是非お越しになってください!
 わからない所は僕が教えますんで!』

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