見出し画像

【ネタバレなし】アルトデウス:BCは体でなく魂を動かすVRゲームって点でヤバすぎない?

コロナで陰鬱な気分を抱えてるそこのあなた。
あなたのために、朗報をお持ちしました。

外に出ない毎日。
テレビをつけてもSNSみても嫌なニュースばかり。
友達に会えない。
ZOOM飲みは会話が続かない。
エヴァは延期。
Clubhouseは無言でフォロワーを増やすルームばかり。
これでは参ってしまいますね。

そんな日常ではありますが、たまには大声で、世界滅亡の大ピンチの中で「いっけえぇぇぇぇぇぇぇぇ!あたれぇぇぇぇぇぇぇぇ!」って叫びたくないですか?
コロナが落ち着いたらやりたいコトを夢想したり、エヴァ公開日までを指折り数えるのも良いですが、今すぐに、最高に楽しめるエンターテイメントがあります。

今回、アナタの人生を劇的に変えてしまうもの、
その名は「アルトデウス: BC」です。
※相変わらず自分のところのサービスとは関係ない情報をお勧めするnoteですがいつものことですね。

…聞いたことない?
それは良かった、説明のシガイがあるってものです。
いやー、人生にはまだまだ拡張の余白があるのですよ。

アルトデウス: BC(ALTDEUS: Beyond Chronos※ 以下アルトデウス)は
VRゲームです。

とりあえず、映像を御覧じろ!




え? VRデバイス持ってない? 買うんだよ。
今。買うんだよ。

どのデバイス買えばいいか迷う必要ないから。
答えはすでに出てるから。

OculusQuest2の64GBをアマゾンでポチー。おわり。簡単!
あなたの非常事態宣言下で耐えに耐えた結果残った銀行残高37,180円分は今後の人生を素晴らしくするためにあったんですよ。
じゃ、ちょっとだけ待つね。 はい。買ったね。説明続けるね。
【追記:PC用VRデバイスPSVRでも出来るようになったよ!やったね!】



ネタバレなしです。ご安心を!】

さて、まずは絶対に自分の行動を失敗したくないファクト厨のために客観的な情報から行きましょう。

画像1

・Oculus Questのレビューで世界一
・ってかOculus Questのレビュー数現時点で600超えて平均4.91って何?
・Metacriticスコア80

はい!いきなりヤバい!買え!
でも今日はそこは深堀りしません!
私の感想のみでお送りします!



まず、何よりもおすすめしたいポイントは
「開始15分で超絶頂カタルシス」です。

画像2

この快感たるや!
私が過去体験したイメージで一番近い体験は東京ディズニーシーの「タワー・オブ・テラー」で目の前の扉が空いた瞬間です。
あ、別に怖いとかでなく、ボルテージの上がるイメージで捉えてください。
タワー・オブ・テラーだと行列2時間待ちのボルテージが、たった開始15分で現れます。
「最終回のラストバトルかな?」ぐらいのテンションがいきなり始まります。添えられる曲が最終話のそれです。(何故かこちらのアクションとタイミングが同期してる)歌の力がすごい!

ただ状況は何もわからん!初戦のシンジくんレベル!
ってのが始まるんですけど、お膳立てが凄すぎて、気がついたらシンクロ率を上げられ続けるんですね。
これとこれがソレでふむふむ、何もわからんけどオッケー俺に任しとけ!みたいな。
んでもって世界を救うために登場人物と声を合わせて「チェストーーーーー!」と叫ぶハメになります。

んで人生において大声で言いたいけど言えないセリフ「あたれぇぇぇぇぇぇぇぇ!」は開始15分で叶います。

演出もね、パチスロ確変かなってぐらい、30連ガチャ全部SSRかなってぐらい、「ケレン味」を煮詰めた結晶みたいな過剰な演出が、連続的に脳みそに送り込まれてきます。夢にまでみた光景。ドーパミンダム決壊。ジークジオン人類に栄光あれ僕は初号機パイロット

(以下は長いので読み飛ばして)

そもそもの前提として、VRゲームってプレイ時間30分以内のデカイ壁があると思っています。開始30分でこのゲームを「続けるか」or「辞めるか」の大きな分岐点が現れるんですよ。
他のVRゲームをみてても、序盤の実績解除率と後半の実績解除率の差ってすごいんです。お金を払って手に入れたにもかかわらず「ノットフォーミー」って思われるスピードが他のエンタメより早い!
これは没入度が高すぎて、やってみないと合うか合わないかわからない(プロモーション映像では分からない)VRゲーム特性ゆえの現象かと思うんです。私自身も山のようにあります。買ったものの続いてないVRゲーム。

なので、この時間内で心ガッツリ掴んでくる、つまり冒頭からフルスロットル戦略は実に正しい!という訳です。

※ラストラビリンスも開始して割とすぐにギロチンでやられて「カティアーーー!」って叫びましたね。こういうのがほんと大事だなーって思います。
※思い返してみると東京クロノスもOP演出で鳥肌立ったな…。
※アルトデウスが冒頭だけのゲームという意味ではもちろんありませんよ。頭おかしくて、冒頭からフルスロットルで最後までフルスロットルです。全てのエンディングの最後の最後までぶっ飛ばしてます。



集合!

画像3

で、次のポイントとして「圧倒的にストーリーを楽しめる構造」って部分を紹介したいと思います。
ストーリーの良し悪しの解説はここではしないんですが(ちなみにその答えはヨシヨシのヨシ!)ゲームにおける構造の部分ですね。


問題:VRゲームにおけるストーリー重視アドベンチャーゲームの正しい答えってなーんだ?
答え:アルトデウス
ということです。


端的に言うと「ストーリーパートに重点を置いてるのでゲームパートは複雑そうに見えて実は簡単」なんです。

なのでVRゲームに不慣れな方でも、VR酔いしやすい方でも、ゲームの難易度によって我に返ってしまう人でも、問題なく没入感を維持したままストーリーに熱中し続けれる構造になってるんです。
主人公はアナタであり、それを阻害するものは存在しないんです。
没入感のあるストーリーの世界に飛び込みたいってことであれば、その答えがアルトデウスなんです。
不慣れな方でも楽しみやすいのでVR入門編としても超おすすめなわけですね!

(あーこっから長いのでまた読み飛ばしてください)

もう少し詳しく言うと「徹底的にゲームメカニクスが排除されてる」と言えます。表面的に現れる「ゲームルール」は厳密にはメカニクスとして機能させておらず「ストーリーとキャラクターを際立たせるためのインタラクション」になるまで消し込まれています。
ここまで徹底的に消すぐらいならメカニクスとして機能させたほうが早いんじゃないかと思えるぐらいなんですが、全てはストーリー&キャラクタードリブン!この恐ろしい命題をVRゲームで達成するための冷徹なる判断。鬼。

なので、すごいなと思ったのが、アルトデウスは気がついたら朝までプレイしてるんですよ。
普通VRゲームって小一時間もしたら「ゲーム疲れしてきたしそろそろ辞めっかな」の波が来ます。
でもアルトデウスはストーリーとキャラクターの接触時間が命。前述したゲームルールは「ギミック」と割り切ることでゲーム疲れ的な終わりがやってこないのです。
なので朝方、先に音を上げるのはフォジカル。ってか首。
ヘッドセットの重さと首の関係が先に「まいった勘弁してくれ」と言ってくるわけです。それまでの間、延々とその世界に留まることができます。
そうなるとキャラクターが日常レベルにまで脳みそを侵食してきます。

少し話がそれますが、VRゲームの制作って「VRでないといけない理由探しの終わりなき旅」だと思うんです。
なので、色んなVRゲームが、「今までにない画期的なVRルール大喜利」戦争に巻き込まれてるんです。
でもユーザーからしたら「シュタインズゲート」にせよ「ドラクエ」にせよ「ニーアオートマタ」にせよ、ゲームが私の心を、魂を、どれだけ動かしてくれたかが重要なハズじゃないですか。

アルトデウスはVRの特性を「単に体を動かす」や「VRルール大喜利」ではなく「魂を揺さぶる仕組み」として機能させてくるんですよ。
魂を動かす、というゴールに向かって「ゲームルール」「分岐」「VR表現」「VRらしい手の動き」が配置されてるんです。
これは「いわゆるVRらしさを追求せねばらならい他のVRゲームメカニクス」では到達しにくい答えであり、かつVRゲームにおけるアドベンチャーゲームの正しい答えだと思うのです。


はーーい、戻ってきて。

で、次のおすすめポイントは超かわいい女の子「ノアちゃん」を紹介するよ〜!

画像4


かわいい
・圧倒的にかわいい
・世界の危機など全て忘れて愛でたい
・搭乗時の口調と普段の口調の気圧差で脳みそトロトロリーン
・ライブ演出!
・ライブにペンライト実装はよ!
・プレイしてるといつのまにか、ノアちゃんが昔からの親友だった気がしてくる
・The Fairy’s Arkで何かしらの限界が来る。


ノアちゃんは、どんなときも、いつも人の今に寄り添ってくれて、
そんなノアちゃんに日々叱られつつ、たまにノアちゃんのライブが最前列で観れる、これだけで「明日も頑張るぞ!」という気分になります。

もう、どうしてくれるんですかねぇ。ノアちゃんさぁ。
エルリック兄弟もなし得なかった、魂を吹き込むことにVRは成功したわけですよアナタ。そんでもって私の心の大事な部分が銭形警部案件よ。



はい、書いてたら終わりが見えなくなってきました。結構、わかりやすい派手さ部分の紹介になってしまったんですけど、そもそもアドベンチャーとして、ストーリーとして、キャラクターとして、本質的にはそこが素晴らしいんですね。そこは他の人もいっぱい紹介してるし「あなた自身がこの体験の中でどう感じるか」こそが大事なんで、そこは余白として、取っ掛かり部分にフィーチャーしちゃったんですが、ギリシア神話やらダリアやら百合やらコーコ私のコーコやらストーリー背景やらプロデューサーのキシケンさんはもう私の中でキシケンさんの行動全てがゲーム体験の一部になっとる件やらまだまだ語ることは尽きないぞどうすんだ全く。そもそも人にモノを勧めるには適切な長さってものがあります。気がついたら4500文字になっとる。

当初の「誰かにアルトデウスを買わせよう」という目的が、いつのまにやら、ここぞとばかりに「自分語りの場」になりつつあるので、これはまずい。でもソレぐらい語らずにはいられない作品なんです。

印象的だったのがスタッフロールでクラウドファンディングの皆さん(制作共犯者と表現されています)の一覧が出るんですよ。
こういった演出は今までも当然あったんですが、このゲームで初めて、初めて、そのリストを見ながら「なんで俺はあの時クラウドファンディングに乗らなかったんじゃ!」「なんで俺はあのリストに名がないんじゃ!」って自分を呪ったんですよ。知り合いの名前が流れるたびに引き裂かれんばかりの悔しい思いをするわけです。
そんでもってこのゲームはマルチエンディングなんで何度もスタッフロールを見る羽目になり、そのたびに袖をガビガビになるまで噛みしめるのです。
ソレぐらい魂を動かしてくれたゲームです。

というわけで、これを読んでくれたあなた。
私と一緒に袖がガビガビになるまで魂を打ち震わしましょう。で、鬱屈した毎日をぶち壊し、一緒に叫びましょう。
メテオラ襲来!Ship11 アルト・マキアSurface!ミカニリンク起動!迎撃用意!全弾命中!レールキャノン射出!
あたれぇぇぇぇぇぇぇぇ!

©2020 MyDearest Inc. All Rights Reserved.

来世、救われます。