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私が「ただ生きたい人」さんから受けたセクハラと、広まってしまっている噂についてのお願い

8/10 22:00 追加の記事を書きましたので、特に噂を広めたという認識のある方には是非お目を通していただきたいです。https://note.com/tonjiru_is_imoni/n/n0c7a1a382beb

この度は、多くの方にご心配と混乱を招き、ご迷惑をかけてしまったことに心よりお詫び申し上げます。
今回起こったことの事実を当事者の私から説明いたしますので、広まってしまっている噂の釈明と、誤った情報の訂正をさせてください。

私(仮にTとします)は半年ほど前に、以前から友人として交流していた『ただ生きたい人』さんとの間で、ひょんなことからセクハラ的なトラブルが発生してしまいました。
困惑した私は親しい知人数名に相談したのですが、その中にもただ生きたい人さんから性的な発言を受けていた方がいたことが判明しました。後にただ生きたい人さんから謝罪があったため、和解に至りトラブルは解決しました。

しかし先月下旬になって、思わぬ出来事が起こりました。
ただ生きたい人さん宛に『罕(まれ)』さんという方から「Aさんにあなたが○○○○という性的加害行為を行ったという噂があるが、これは本当か」というDMが届いたのです。
Aさんとは先述した、私がトラブルを相談したことでただ生きたい人さんからの性的な発言に悩んでいたことが分かった知人の一人の名前です。
しかし罕さんがただ生きたい人さんに語った加害の内容は、明らかにAさんよりも私の身に起こったトラブルに近いもので、その情報に大幅に尾鰭がついて脚色されたものでした。
ただ生きたい人さんは罕さんに「流石にそこまではやっていないが、Aさんとは性的な発言でトラブルになったことは事実」と説明。
すると罕さんはただ生きたい人さんを一切責めず、「この話は『ゆいのすけ』さんから聞いた。それならば、これはゆいのすけさんとAさんが貴方を貶めるために仕組んだ嘘だ。あの二人は何度も私を騙して来た、貴方も気をつけて」と忠告をしたそうです。

驚きました。私はもちろん、Aさんもゆいのすけさんも、嘘でただ生きたい人さんを陥れるようなことは行っていませんし、行う理由もありません。
私もAさんも、ゆいのすけさんとは何回か会話をしたことがある程度の仲で、何かを仕組むような相手でもありません。やるとしたらまだ私とAさんで仕組む方が現実的ですが、わざわざ嘘をつかなくても、本当のことをMeTooするだけでもただ生きたい人さんの名誉を地に落とすのに十二分に足る筈です。

罕さんからのDMを不審に思ったただ生きたい人さんは、Aさんやゆいのすけさんの無実を訴えると共に、罕さんがそのようなことを吹聴していることを告発するため、自身の加害の告白も含めた連ツイートを行いました。
しかしただ生きたい人さんの文章は絶望的に分かりにくく、多くの人に「自分の加害を誤魔化すために罕さんを嘘つき呼ばわりしている」と映ってしまったようです。
彼の元には多くの非難が殺到してしまいました。
これでは埒が開かないため、今回このように私からご説明を差し上げることを決心した次第です。

私の正直な感想としては、既に当事者間で解決したことを外野から勝手に蒸し返されてしまっている状態で、率直に言えば苦痛を感じています。トラブルの内容を探られたり、事実確認をされるのも、全くもって望んでいません。
「もっとハッキリと断っていればよかった」という後悔があり、全容が明るみになれば私やAさんにも非難が集まるのではないかと危惧しています。それに既に終わったことなので、もう思い返したくないのです。
また私個人としては、ただ生きたい人さんがどんな悪事を犯していたとしても彼には黙秘権があるはずなので、被害者の告発抜きに苛烈な追求を行うことには違和感があります。そしてこのように声明を出すことで、ただ生きたい人さんを庇うような形にならざるを得ないのも非常に不本意です。

また、自分やAさんの被害が当事者の意図に反して勝手に噂として広まってしまっていることも分かり、そのことにも愕然としました。これは被害のアウティングではないでしょうか。
なお噂の出所としては、私がトラブルの相談をした知人の一人が、うっかりゆいのすけさんにポロっと話してしまい、ただ生きたい人さんに対して警戒心を抱いたゆいのすけさんが、信用していた罕さんに唯一話していたことが分かりました。お二方とも丁寧な謝罪をしてくださいました。
つまり消去法で考えると、噂を広めた人物とは罕さんしか考えられないのです。

被害者として名前が広まってしまったAさんの元には、噂の真偽を確かめたり被害を心配して気遣うような声は一切かからなかったそうです。私達はただ生きたい人さんの連ツイートによって初めて噂の存在を知りました。
Twitter上ではふんどし勘吉さんが代理として被害者の意思を伝えてくださり、私達やゆいのすけさんの無実を訴えてくれていますが、罕さんは「一応本人に事実確認をしようとしただけ」と釈明しています。
先述の通りですが、事実確認をされるだけでも嫌なのに、私達の預かり知らないところでそれがされているというのは尚更不快です。
普段セカンドレイプを批判しているはずの一部の人々が、真偽不明の情報に踊らされ、堂々と被害のアウティングをしてセカンドレイプを擁護・加担していることに落胆すると共に、性被害についてしっかりとした問題意識を持った人でも無意識でセカンドレイプに加わってしまうことがあるという現実に、このような問題の困難さを改めて実感しています。

皆様にお願いしたいことといたしましては以下になります。
・私やAさんに関する噂については、安易に信じたり拡散しないでください。
・噂を耳にした時は、この記事を紹介していただき、当事者の意図を伝えることにご協力ください。

以上、何卒よろしくお願いいたします。