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【リョーマ!】テニプリの応援上映に1年通っている話


一年前、友人に誘われてMADでしか知らなかったテニプリの応援上映に行った。


その時に受けたカルチャーショックが抜けきれず、私は月に2回程度ある応援上映にほぼ毎回通い、とうとうコロナが明けて声出しができるようになってからも最初に誘ってくれた友人といまだに通っている。

通い詰めて色々わかったことをせっかくの一年の区切りに書き残こそうと思う。

ネタバレについては、もう2年もやってるし起承転結全部書いても正直なんのこっちゃな映画なので、こちらも一切考慮しないから気になる人は各自自衛してほしい。



・毎回初見の人はいる


 二年以上同じ内容なのに、毎回初見の人がペンライト1本握って参加しているのを見る。

そういう人が、4本のペンライトを映像見ずに見ずにひたすらカチカチしている私たちで大爆笑しているのを見ると、はやくこっちにおいでという気持ちになるし、はやくここから逃げてほしいとも思う。


・劇場によって雰囲気が変わる


いつも私は新宿の劇場に行っているのだけれど、たまに日程が合わずに池袋に行ったりすると、ペンライトの振り方や応援の仕方が少しずつ違くてびっくりする。

新宿の方は全部になろうとする人が多い。映倫の4つの年齢区分で青緑ピンク赤のペンラ振る奴は池袋にはいなかったが、新宿は2割があげてるし、あげられなかったリピーターは今度こそはと目をギラつかせている。

それに対して池袋は、なんだかちょこっとペンライトがデコデコしい。レースとかストーンとかでギャルっぽい。あと私は見たことはないけれど池袋には電子掲示板を出している奴がいるらしい。

まぁ、私はやっぱり新宿が一番キショくて好きだ。みんなバルト9に来な。


・リョーマ用のペンライトが増えた


 これは初めて行ったときは見るために行ったので、そんなことになることはなかったが、リピーターになるほど二時間絶え間なく色を変え続けないといけないため、万が一切れたときに交換が面倒なボタン電池や、光らせられる色を予め決められないライブの物販で売られているようなペンライトが使えない。

 それが理由で、4000円のペンライトを4本買った。4000円のものだと、光らせながら次の色をちっちゃいボタンで決められる上に、一瞬でプリセットした色に変えられる推し色という機能がある。劇場版公式のペンラにはこれがついてないものの、白色はすぐに手の届く場所にないと困ることが多いので、かなり重宝している。

 でも、ヤシの木とか「peace of mind~星の歌を聴きながら~」のために星形のペンライトやテニスボールの形をしたペンライトも欲しくて、ずっとメルカリとかで探してる。マジでキリが無い。



・ペンラ芸の研究や議論が常に行われているため、現在進行形で振る量が増えている


これは開演前に集まってどんなふうに振ろうかMTGが行われているわけではなく、ある一人の人がやり始めたことがどんどん伝播していき、結果みんながやってるみたいなことである。

それは現在振っているペンラ芸についてもそうで、ある日誰かが元々一本だったところを二色で表現し始める。それを見ていいなと思ったらどんどん採用しているので、どんどん手数が増えていって手が物理的に足りない。

もう最近は映像は脳内流すようになって、手元の次の色用のちっちゃい光しか見てない。これが楽しいのかと訊かれると、『メッチャ楽しい』。

というのも、振ってて気持ち良い"ここは絶対やりたいよなゾーン"が結構あって、その間にも絶対じゃないけど振りたいところがひっきりなしにやってくる。感覚としては自分で譜面決めれる音ゲー(覚えゲー)みたいなものだろうか。音ゲーの背景に流れてるPVとか譜面がガチになるほど視界には入らないみたいな感じで、ずっと耳と身体の中で流して、ここぞの時にタイミング合わせる用にチラッと見る。

そうは言っても私はまだまだ道半ばなので、ペンライト4つをテキパキ変えれなくて、隣の友人や本編をチラチラ見ながら振ってる。手数が足りなくて隣に便乗すると、合体技みたいなことができるからそれはそれで楽しい。

・跡部様の誕生日はとにかくすごいことになる


今年も去年も行ったが凄かった。

正直跡部”様”と言いつつも、私は漫画やアニメは一切見たことがないので、どうしてここまで人々を狂わせているのかはわからない。

けれど誕生日ボード(光るハッピーバースデーの板)を出番のたびに掲げてる人もいるし、出番のたびに拍手喝采黄色い雄叫びが鳴り止まないし、終わった後バースデーソングを自主的に全員で歌ったり、とにかくすごいお祭り騒ぎになる。

・声だし解禁になってから、人の流れが明らかに変わった(いい方向で)


念願の声出し解禁になり、人口がかなり増えた。予約が日付変わって1時間程度で△(ほぼ満席)になるようになり、今まで来なかったタイプの人が来るようになった。

というか、普通の応援上映って“こう”だ。ペンラ芸学会は健全な応援上映ではなくコの字のせいで生まれたイレギュラーの異(常)文化なのである。

異文化側からすれば、最初こそは『ヒト』の声なんて…とは思ったが、謎の箇所でUO(30秒100円の一発ネタ)を折っていたところで、断末魔が上がっていたり、ここでこう声を上げるとウケるという知見が広がっていく発声無しの時と流れをもう一回やっていて、かなり楽しい。

勿論今までと映像は同じなので、今までのペンラ芸は通じる。だから単純に初見さん(我々の脳汁の糧)が多くて嬉しい。



こんなかんじだろうか。つまりは、特有の謎文化は生まれているが、声出し解禁されてからまだ時間もそこまで経っていない今はかなり新規で入るのに良いタイミングだったりする。

私も(新)テニスの王子様については一切知らないままここまで来れたので、月2回、公式Twitterから確認できるから、まずは一回仕事終わりに足を運んでほしい。

GloryとDecideというのは跡部様がどれだけ出るのかの違いだけなので、初見ならあまり気にしなくていいけど、GIoryの方が跡部様が出てきてオタクが荒ぶってて良いからオススメ。


スキを押されたら飛び跳ねちゃうぐらい嬉しいし、お金も人並み以上に好きです。でも、最後まで読んでくれる貴方が一番好きかもしれません(チュッ)