子供の声の問題は都市の「音」環境の問題
昨今子供の声がうるさくので保育園等が作るのが難しいと話しを聞きます。また電車内やバスで赤ちゃんが泣き出したりするとみんなうるさく感じる人が多いように思います。
これはあくまでも自分の考えですが、40年前より今の方が子供の声がよりうるさく聞こえているのでは無いかと思ってます。
その理由は街を取り巻く音の環境の影響が大きいのでは無いかと思いこの記事を書きました。
未舗装の道と木造家屋。アスファルトの道と鉄筋家屋。今と昔の環境の違い
40年前はまだ未舗装の道も都会にも多く一軒家の庭には木が多く植えられて木造家屋も多かった記憶があります。
土は音を吸収します。木々も音を拡散して外部の音を小さくします。木造家屋は音を吸収し音の反射が少ないです。
鉄筋やアスファルトは音の反射率が高い
今は道が舗装され木は住宅地から無くなり鉄筋の家が増えました。これにより音の反射率が格段に高くなり大きな音が減衰しなくなってしまいました。さらに反射されてくる音は耳障りな音になってるようにも思います。
広い公園の中で大騒ぎする子供達の声はちょっと離れると声は聴こえるが気にならない音になります。これは公園の土と木々が音をある程度吸収するからだと思います。
電車やバスも
また電車等で赤ちゃんの泣き声ですが
昔の電車は電車自身の動力の音(昔のやつはやたらうるさい)やレールのつなぎ目に乗る音、そして冷房も無かったので窓を開けてるケースも多かったです。
また昔は密封性も低く外の音がよく聞こえたのも大きいかと思います。
それらの音のせいで赤ちゃんの泣き声や子供の声はそれほど気にならなかったのかも知れません。
解決策
もし可能であれば道や家の外側の壁全てに吸音材を使用すれば保育園等の子供の声がうるさいという苦情は少なくなると考えています。また電車等は常に一定のノイズを出すことである程度解決するのでは無いかとも考えています。
しかし上記の考えは非現実的で実現はされないししないと思います。
子供の声は環境の事も考える
ただ今は子供の声の問題は子供だけの問題では無く音の環境の問題が大きい事も合わせて考えてもらえたらと思います。
頑張ります!