お絵描き歴10年でも、手と体が描けない話
手・体を描くのが難しい…。
顔は描きたいのに、体は描けねぇ…
イラストを描く時、そんな悩みありませんか?
顔は描けるのに手と体が描けない。それ、完全に私です。
これはそんな悩みを10年以上こじらせたアラサー女の物語…。
■2010年
遡るは14年も前。(恐ろしい!)
デジタルでお絵描き歴1年半くらいの時期から見ていきましょう。
板タブにソフトは今はあまり使われていないであろうペイントツールSAI。
当時はpixiv全盛期。毎日ランキングをチェックし流行りの絵柄に感化されていました。可愛いキャラが描きたい一心!!
■2011年
厚塗りに憧れて色彩を工夫していた時期。
描けない手は後ろに隠してしまいましょう!方針が見え見えですね。
◾️2012年
線画を描くのに戻したけれど、ここでもバストアップしか描かない&顔だけが描きたいのがにじみでていますよ~!
◾️2013年
っっと、ここで!!
背景まで描き込んだ力作が生まれます。
今見るとキャラと背景のパースに違和感はありますがこれまでの絵と比べると描きこみ具合が歴然!
この作品を期にぐんぐん上達していくのか?!
…と思いきやここから8年……
ぱたり…と絵を描かなくなります。
◾️2021年
時は流れ8年後。
大学受験、バイトと課題に追われる大学生活、そして魔の就活、仕事…とあれよあれよと社会にもまれ絵から離れた生活を送っていました。
2021年、コロナ禍。異例の緊急事態宣言とコロナ給付金のお陰でiPadを手にし、お絵描きの扉を再び開きます!!(そんな方も多いのではないのでしょうか)
8年もブランクがあるからか変わり映えしない絵柄と技術。加工なんかはその時流行っていそうなものを、ごまかし、ごまかし。。
雰囲気で描けるけど、体の構造とか立体感は全然どう描いていいかわからない。
◾️2022年
そしてここからは、ゆるっとミニキャラを年に数回ほどラクガキ。
◾️2023年
この年も変わらずゆるく絵を描きます…。
かわいい。ゆるっとミニキャラも私らしい!
でも、…あれ?
私の描きたいイラストってなんだったっけ?
ある日、Xで流れてきたイラストに心奪われることになります。
かわいい!!
可愛いお顔に立体感のある体と手、透明感のある色彩!
そうだ、私は可愛い萌えキャラが描きたいんだった…!!
こちらの☆画野朗様のイラストは私の原点を思い出させてくれました。
私の原点のひとつといえば、いとうのいぢ先生。
↓なんと2010年発売の画集! 発売時本屋さんで見つけて大事に大事にしていたな…。
ミニキャラはもちろん可愛い。
でもそれは私にとっては、体も手も描かなくていい逃げの一種で。
イラスト上達の方法といえばクロッキーやデッサン。そういう勉強みたいなものは避けてきた。中には、それらをしなくてもひたすら絵を描き続けていたら勝手に上達するでしょ!という意見もあると思う。でもそれは私には通用しなかった。なぜなら、苦手な手・体は描こうとしてこなかったから!
好きに描ける物だけを描いていても楽しいけど、その先にいけない…。
沢山絵を描いていた学生の頃にだって思っていました。
“夏休みになったら絵の練習しよう”って。(遠い目)
だけど結局練習することなくゲームをしてアニメを見て好きに絵を描いて終わってしまう、それが学生時代の夏休み!!
これで人生終わっていいのか?
いや、
「自分の好きなイラスト」を形にしたい!
これから今まで避けてきたイラストの練習に向き合っていきたいなと思います。
ゆるゆる更新ですが、絵について思っていることなども投稿していく予定なので見守っていただけると嬉しいです!
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