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死から1ヶ月

死んだ日、お昼過ぎに病院から電話がきました。 電話が鳴るってことは、きっとそうゆうこと。。

10分以内に着きます、と伝えて家を出ました。冷静にいよう!って心がけていたけど、鍵をかける時に手が震えていました。

凄く晴れた日で桜が満開でした。病院までの道のりに、笑って話してる老人を見かけました。私にとっては物凄く悲しい日、でも誰かにとっては何気ない日で笑顔で話してる。

きっと誰かの1番悲しい日に、私も笑ってる日もあって、きっと今日、私と同じく悲しい日を過ごす人もいるんだろうな… 

ふと そうゆう事を考えながらの道のりでした。

前に犬が亡くなった時、こんなに勝手に涙が出てきて悲しいのに、他の人達は普通に生きてるんだろーな。世界は何一つ変わらないんだよな。って孤独感みたいな感情になった。

病院の帰り道はミッドサマーを思い出した。

悲しい時に自分と同じように泣いてわめいて同じ感情になってくれる人がいたらいいなって。妄想した。

人の前で泣きたくないけど、ムリだった。

何か話そうとすると涙が溢れてくる。

犬の名前をよんで手でお腹をそっと撫でた。

家に一緒に帰ってから沢山撫でて泣こうと思って、泣くのをこらえた。

1ヶ月、2ヶ月、1年、...... 思い出が薄れないといいけど。全てが忘れたくない日々。

可愛くて可愛くて可愛くて、それしかない。


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