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アイドルをしていた推しがソロシンガーになった話

私は2012年頃から、私立恵比寿中学(エビ中・えびちゅう)というアイドルを応援していました。

メンバーのうちの1人である瑞季に惹かれて、エビ中の世界に入り込んだ私ですが、このグループで、私はおそらく、今後の人生でも1番の推しに出会うことになります。

そのメンバーの名前は「柏木ひなた」

今では考えられないが、エビ中といえば「ぁぃぁぃとひなた」がいるグループという時期もあり、現在の多様なエビ中の楽曲を支えた、双璧のうちの1人である。

どこに惹かれたか…というと、いろんな要素があるが、やはり「生で聴きたいと思わせる歌声・パフォーマンス」に惹かれていたと思う。

柏木ひなたといえば、アイドル戦国時代にアイドルを推していたことがある人なら、名前だけは聞いたことがあると思うが、そんなひなたが昨年ソロアーティストととして、デビューしました。(2022年12月16日のライブを最後に、エビ中を卒業している)


デビュー曲は、ソロアーティスト柏木ひなたの名刺となるような楽曲となっており、ソロシンガー柏木ひなたの物語の始まりを感じるような曲となっています。

キミとの 約束 守るために ここに来たの
早く会いに来てね あいつも来れば

という歌詞のように、私立恵比寿中学の時代から応援してきた人、周囲のスタッフ、家族、友人と約束した通り、ステージに戻って来たよ!
早くみんなを誘って会いに来てほしい…という歌詞になっています。

また私立恵比寿中学のメンバーとしての思い出を、大切に胸に秘めながら、前へ進んでいく様子を描いている「感情線」という曲があります。


「感情揺れる五叉路の向こうには 駆け抜けた青春の日を思い出す」「感情揺れる五叉路の向こうには 眩しい青春の日を思い出す」

この五叉路は、事務所に向かう恵比寿の五叉路を指しており、この歌詞が、柏木ひなたという人間の人生や生き方であることを、鮮やかに示し出していると思います。

エビ中が好きな方、昔好きだった方、柏木ひなたを昔推していた方…そして今応援している方…いろんな人に、1度ひなたに会いに行ってほしいと思います。

昨年末に、ファーストライブを行いましたが、4月27日より、全国6都市以下の日程でスタートしますので、地方の方も会いに行くチャンスになっています。

4月27日(土) 17時 横浜ベイホール
5月3日(金・祝) 17時名古屋ダイヤモンドホール
5月4日(土・祝) 17時 心斎橋BIGCAT
5月6日(月・祝) 17時 仙台Rense
5月17日(金) 18時30分福岡ビートステーション
5月23日(木) 19時 Zeppダイバーシティ東京

正直スターダストプラネットのアイドルから、完全なソロアーティストになった…という事例がないので、柏木ひなたが最初のペンギンというわけです。

「スタプラの子がアイドルグループを卒業してもアーティストとして活動していく」ことに対して、正直に言うと、事務所のノウハウがないので、大きなチャレンジになると思います。

アイドルの頃みたいなリリースイベント、対面で話せる機会、レギュラーのラジオや番組というのがない状況で、完全な「アーティスト」へと変貌を遂げようとしています。

やはりアイドル時代に出会った人たちの中にも、対面接触や頻繁なイベントがないと、生きていけない…という人種の人もいるかと思います。

なのでエビ中、アイドル時代には、柏木ひなたを知らなかったファン層を、歌によって勝ち取らなければならない…という世界で「柏木ひなたの歌の力」を信じ、動いてくださっているスタッフさんには、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

今後の柏木ひなたが、どのように自信をプロデュースしていくのか…というのは本人と運営に委ねますが、できれば10年、20年と、本人が好きなだけ歌い続けて、いろんな人に長く愛されるような歌い手になってほしいと思います。

今アイドル戦国時代に、グループで過ごした子たちが一気に卒業を迎え、ソロ活動を始めているように思います。

アイドルの延長として、リリースイベントでお話し会のようなイベントを続ける子もいる一方で、柏木ひなた陣営の選択は、よりアーティストに近く、とにかく歌を価値にしたい、歌を聴いてもらいたい、歌で人の心を動かしたいという選択でした。

この世界は、歌が上手ければ、楽曲が良ければ、パフォーマンスが良ければ、人が振り向いてくれる世界ではありません。

SNSではフォロワーが多いように見えて、TikTokで流行っているように見えて、いざ1枚8000円のチケットを売ります!となると、100枚売ることも難しいこの世界です。

それでも、私が以前経験したように「この子の歌は絶対に生で聴いてみたい」と、人を突き動かす歌の力があるとするならば、この世界に希望が生まれていくと思います。

私個人としては、ファンと一緒に手探りで現場を作り上げていける時期って今しかないので、純粋に柏木ひなたが生み出す音楽を楽しみ、これからの柏木ひなたを見つめていきたいと思っています。

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