露出狂の気持ちを片方のすね毛を剃ることで疑似体感する話
とある日、わたしは思い付いた。
「すね毛を片方剃ったらどうなるんだろうか…」
思い立ったが吉日と珍しく行動力を発揮した私はその日の夜、風呂場にてカミソリを手に取った。
どうということもない、ただ妙てけれんな両足が出来上がっただけである。
しかしここで、私にふと邪な知的好奇心がふつふつと沸き上がっていた
「これで外出してみようかな…」
十日ほどたった今からしたら単なる狂気の沙汰としか言い様がないが、風呂の中でそう思った私は期待に胸を躍らせて床に入った。
翌日
私は駅