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よなよな、ざれごと。


言葉にしようとした瞬間、詰まった。

脳では答えが出たのに、文章にするには難しかったみたいだ。

すこし早く眠れるなぁ。なんておもって、湯たんぽもバッチリで布団にくるまったのに

ふと脳の中で、わたしの中のわたしと"いつかの思い出"が会話をし出した。

そして、時間がそう経たないうちに一つの答えが出た。

「もう、プレゼントはいらない。」

…先に、誤解を招きそうなので言っておこう。

"プレゼント"自体は嬉しい。
いや、なんなら欲しい。欲しいです。笑

(でもこれじゃ話が終わっちゃうので一旦置いておこう。笑)

じゃあ"どんなプレゼントはいらない"のか?

一緒に考えてみてほしい。


私は来月で28歳をむかえるわけだけれど、今までそれなりにプレゼントを贈ったり、貰ったりした。
とても嬉しいことだ。

きちっと包装された箱にふっくらと巻かれたリボン。
笑顔で目の前に差し出されて嫌な人はまずいないだろう。

ただ思うのだ。
一年に何度も何度もいろんな物をやりとりする習慣。バレンタイン・誕生日・クリスマス・○○記念日・年齢ごとのお祝い。

(いや、幸せなことなのは間違いない。笑)

ただ、そのたびに頭を悩ませる。
「一昨年と去年はあれあげたし…今年はどうしよう…なにをあげようか…」

この間も、友人間で話題に上がった、なにをプレゼントするか。

会うたび会うたびプレゼントを交換し合うとかで「もうネタがない。」と。そう友人は話していた。
わたしは「もうやめたら…?、、」なんて、言ったところで無意味な言葉を心の中でだけ呟いた。

意にそぐわないプレゼント。
プレゼントをあげるのって、そんなに心を重たくするものだったっけ?

すると、脳の中のわたしがこう言った。

「あなたとの時間が欲しい」
(うん。夜中だからってことで見逃して。笑)

そしてふと浮かび上がる、TwitterやInstagramでよく見かける言葉。

「時間は人生。つまり命そのものだ」

そう。
わたしが欲しいのは、用意されたイベントに合わせてわざわざ脳みそ絞って"取り繕う物"ではない。

綺麗な景色を見ることや、美味しいお酒を交わすこと、なにかを一緒に挑戦したり、ただ腹抱えて笑ったり、悔しくて泣いたり、気付いたらうたた寝していたり、お腹が減ってむしゃむしゃ食べたり、ちょっとくっついたり。

日々の幸せを一緒に過ごす、時間。

かけがえのない時間。

たまたま一緒の時代に産まれて、広い世界の中で出会って、それで想い合えるなら、それ以上に幸せなことなんてあるのだろうか。


ある種、一番お金がかからないんじゃないかって思ったの。

でも
ある種、一番欲深いな。とも思ったの。

数十万のブランド物のバッグや小物?
2泊3日の高級国内旅行?
行事を一つも欠かさずにプレゼントを渡すこと?

いいの。価値観はそれぞれで、幸せを見出す人がいて、それが幸せなら、それがいい。それもとってもいい。

だから私も本音をいうなら、その場しのぎのようなプレゼントはいらない。
あなたとの時間が欲しい。

わたしの中のわたしは、そう答えを出した。


お金に変えられない、奇跡で包装されたそのきらめく景色をあなたと一緒に見たい。


(こんなこと言ってるからなおさら彼氏が遠のいた感は、気づかなかったふりをしよう。2020トミドコロ。)

よなよな、ざれごと。
おやすみぃ。


"プレゼント"お待ちしてます。笑

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