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TBSラジオ他 / いすゞ歌うヘッドライト〜コックピットのあなたへ

番組名:いすゞ歌うヘッドライト〜コックピットのあなたへ
放送局:東京放送 (TBSラジオ) 他全国ネット
放送日:月曜日〜金曜日 27:00 - 29:00
出演者(敬称略):後述
ステータス:放送終了 (2001年9月)
聴取頻度:◯(1986-1988年頃ちょくちょく聴いていた)

「トミーTのラジオ大好き」初めての、放送終了済み番組のご紹介です。
私の青春時代には欠かせなかった番組、「いすゞ歌うヘッドライト」です。
当時の言い方をすると、ニッポン放送のオールナイトニッポンで言う第二部の枠で放送していた、トラックドライバー向けの深夜番組です。

この時間帯におけるドライバー向けの番組と言えば、文化放送の「日野ダイナミックスコープ 走れ!歌謡曲」かTBSラジオの「いすゞ 歌うヘッドライト」か、という状況で、まさに当時の日本の二大トラックメーカーである日野といすゞのデッドヒートという状況でした。
恐らくトラックドライバーたちの間でも「走れ!」派と「ヘッドライト」派に分かれていたんじゃないかと想像できますね。

私は「歌うヘッドライト」を大学時代 (1986-1988年頃) 、アパートで一人暮らしをしていた時に聴いていました。
もちろんトラックドライバーをしていたからではありません。

大学時代の私は、昼はそこそこ勉強し、夜はバイトをしたり友達をアパートに呼んでファミコンでゲームしたりと大忙しでした。
また、当時TBSラジオでは水曜日深夜1時から「スーパーギャング コサキン無理矢理100%」を放送していました。私はこの番組の面白さを友人に説き、コサキンリスナーに引き込むことに成功していました。
この友人は近くに住んでいたのですが、水曜日になると夜遅くに私のアパートに来ては一緒にコサキンを聴く、ということをしておりました。コサキン終了後、笑い転げて興奮冷めやらぬ我々は、その流れで「歌うヘッドライト」を聴き始めたのです。

当時の水曜日深夜のパーソナリティは岡雅子さん。(よく覚えてます)
可愛らしい声だったなあと今でも強い印象を持っています。こういう声がトラックドライバーさんたちの癒しになるんだろうなあと思っていました。
私も癒やされていました。
その後、岡雅子さんが降板して、「よりぐちたかえ」さんに交代。後日調べたら、現在も俳協に所属している「由口貴絵」さんという方であることを知りました。

この番組を聴いていると、あたかも自分自身が全国の道路を走っている気分にさせてくれました。旅行はあまり行けなかったけれど旅することが好きな私。大好きな鉄道ではありませんが夜中に車で走っている、そんな錯覚さえ覚えてドキドキしました。
時には放送中に外へ出たくなり、眠たそうな友人と一緒に(当時車を持っていなかったので)スクーターで自宅から10分ほどのところにある「くるまやラーメン」にラーメンを食べに行ったりもしました。
あの頃は結構好き放題してたなーと想います。

番組のオープニング曲はジャン・リュック・ラエの「愛しのデシベル」。
岡雅子さんのオープニングトーク、宮内鎮雄さんのナレーションが入った後、ドライブ感のある、あの音楽が流れ始めます。
ジャズ〜フュージョン界で有名なピアニスト、Bob Jamesの「Rush Hour」。

夜にこの曲を聴くと、今でも外にでかけたくなる衝動に駆られます。
その後、大好きな広川太一郎さんのオープニング・ナレーションが入ります。

北へ 南へ 東へ 西へ
毎日の暮らしを そして日本の様々な産業を運んで トラックは休めません

(エンジン音) 「気を付けて」「おう」「じゃあ」

大切な積み荷を運ぶ あなたの目的地はどこですか
お仕事本当にご苦労さまです

いすゞ自動車では より確かな運転と快適さをお約束するトラック作り
そしていすゞ車を見守る きめ細かなサービス網をとおして
皆様のお仕事のお手伝いをしています

さてこれからは道路も空いてくる時間
スピードもついつい出しがちです
でも無理は禁物
安全運転をお願いしますよ

あなたのお供をするのは、楽しいおしゃべりとリクエストでつづる歌の数々
いすゞ自動車がお届けする2時間の生ワイド番組
「いすゞ歌うヘッドライト」

さあ、あなたのコックピットへお邪魔します

(当時録音していたラジオ放送の書き起こし)

この番組で一番好きだったのは、この最初の3分程のオープニングでした。
繰り返しますが、この流れを聴くと、今でも外を走り回りたくなりますね。学生時代の風景が今でも蘇ってきます。泣きそうです。

大学を卒業し、就職するようになり、学生時代のように適当に時間を過ごすことができなくなったため、この番組は聴かなくなってしまいましたが、若い頃の思い出ですね。


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