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幼稚園の頃の話

第2話

オッス オラ もんてすきゅー!
どうももんてすきゅーです。今回は才能溢れてた私の幼稚園の頃に絵画の賞を受賞した話をしよう。

幼稚園ではお絵描きの時間というものがある。あるよね?あるよね!?そのときに私は軽快に筆をすべらしてあるものを書いていた。

裸体である!!

そう。その頃の私は何を考えていたのか、友人の裸体を描いていた。中々よいできであったと思う。幼稚園児が描いたとは思えないような、大人の、そこそこ絵心がある奴が描いたくらいのものだったと記憶している。(あくまでも記憶なのでいい感じに話が膨らんでいる可能性もある。)

友人の裸体をこころゆくまで描いた私は、おそらく恍惚とした表情を浮かべ、たたずんでいたのだと思う。そこで聞こえてきたのが、

あんた!何を描いてんの!!!!

先生が鬼のような形相でこちらに向かってきた。幼いながらに、友人の裸体を描いたことに多少の罪悪感があったのだと思う。これで怒られてるんだな。。。というのは理解できた。

書き直しなさい!!

天国から地獄とはこのことである。この超傑作を書き直せと?先生、、あなたはこの超傑作を書き直せと申すか?百歩譲って裸体を描いてしまったことは詫びよう。たがしかし!先生はこの超傑作を!!(3回目言ったった)この世から消そうと!そう申すのか!?!?おそらく、幼い私は天国から地獄に落とされ、その後に地獄の炎の怒りに目覚めたのだと思う。。。

ああ。。。書き直してやるよ!かきなおせばええんやろぉぉぉおおおおお!!!

ひらきなおった私は、書き直そうとクレパス(懐かしいでしょ?クレパス)を握った。。。そして、モデルとなった友人を見た。その時わたしは雷に打たれたような凄まじい衝撃を受けた!

友人、服着てるやん!!

きづいてしまった。なぜわたしは裸体を描いてしまったのか、なぜありのままの(ある意味ありのままだが)友人を描かなかったのか。。。反省した。。。そして閃いた!

よく見たら服を着てても着てなくてもシルエット別に変わんねーやん!!

わたしの幼稚園では、制服もあったのだが、園内では“スモッグ”という割烹着のようなものを着ていた。それもわたしにとってプラスに働いた!

グリグリグリグリ!!!!

わたしはおもむろに一面肌色の画用紙に、ライトブルーのクレパスで塗りつぶしていった!そう!!裸体の友人にスモッグを着せてあげたのだ!!なんという優しさ!なんという機転!なんという閃き!さすがわたし!!

そうして、書き直せと迫った先生の目を欺き、作品を消されることなく、無事に書き終えることができた。

友人も裸体から服を着せてもらって安堵していたことだろう。

そうして、そこから数日から数週間たったころ、、、

おめでとう!あなたの絵が最優秀賞になったよ!!

なんと裸体に服を着せた絵が賞をとったのだ。(笑)まったく評価した大人の目はイカれてやがる。まあでもありがたく賞はいただいてやる。まんざらでもなかった。

そして表彰式に出席した。。。

いくつか賞があったのだが、確か佳作とかなんとか賞とか色々だ。さらに賞ごとに副賞もいただけた。

下の賞から順番に表彰されていく。。。そのときに目にはいったのが、その時どはまりしていたロボットアニメのプラモデルだ!めちゃくちゃ欲しい!!なぜわたしはあの賞じゃなかったのだ!!最優秀賞とかどうでもいい!あれが欲しい!!

ちくしょぉぉおおおおおーーー!!!

ん?。。。待てよ?最優秀賞なのだから、あんなものより断然いいものがもらえるはず!あれより大きいプラモデルがもらえるはずだ!!フッフッフ。。。最優秀賞をなめるなよ!!

そして順番が来た!!

おめでとうございます!はいっ!賞状と賞品ね!







なに!?“ミッフィーのお道具箱”だと!?!?

ふざけんじゃねぇぇえええ!!!なんでプラモじゃねぇんだよおぉおぉおおおううぅぅ!!

プラモくれえぇぇぇえええ!!!!

ひとしきり駄々をこねた記憶がある。あの時はすんません。。。

そして。。。。

その後ミッフィーのお道具箱を小学校の6年間使い続けましたとさ。

ちゃんちゃん。

めでたしめでたし。

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最後まで読んでいただきありがとうございました!
また次のはなしでお会いしましょーう(^ー^)

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