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YEG①

YEG(Young Entrepreneurs Group)とは若き企業家集団と言われている。
商工会議所の下部組織、青年部のことを示し、その青年部のもつコンセプト (若さ・情熱・広い視野)をもった経営者=Youth, Energy, Generalistを表しているとのこと。

私がYEGに出会ったのが、今から13年ほど前、勤めていた会社を辞め、一緒に辞めた先輩と会社を起こしたときである。
起業なんて全く考えたことがなかったから何から始めたらいいのか全く分からない。そんな時に出会ったのが商工会議所。

商工会議所は全国に500を超えて存在し、「中小企業の活力強化」と「地域経済の活性化」を目的に活動している組織である。
藁にもすがる思いで地元坂出商工会議所を訪ねた。
起業については別記することとする。

起業相談をしたきっかけで参加することになったホームページ作成講習会(2010年1月)。その参加者に坂出商工会議所青年部(以下坂出YEG)メンバーがたくさんいたのだ。
当時30名ほどの部員がいて、地元の夏祭り、婚活などを実施していた。坂出YEGは45歳以下の経営者もしくはそれに準ずるメンバーで構成されていた。地元でそれぞれ会社を営む元気な人たちが楽しそうに活動している。それを目の当たりにし、興味をそそられていった。

私のこのような活動の原点は子供のころに参加した「原人キャンプ」にある。その名の通り、原始人になりきって、電気もガスも水道もない当時の生活を疑似体験しようというものだ。もちろんキャンプは楽しかったが、何より輝いて見えたのが、そのキャンプを仕切るお兄さんたち。きっとYEGのような人たちだったに違いない。自分が大人になったらこういうイベントを開催したい、子どもたちに夢と希望を与えたい。幼いながらにその思いが生まれたのを覚えている。

もうこれは運命だと。これまでの自分は会社という枠の中で活動するのみであったが、これからは自分の想像を超えた未知の世界。とにかく何でもチャレンジしていくのだ。そう思い、坂出YEGへの加入を申し出た。

ところが、当時の坂出YEG会長から思わぬ言葉が。。。
「まだ入らなくていい。会社をしっかり築いてからの方がいい。」

正直戸惑いました。部員募集中なのでウェルカムなのだと思っていた。のちに分かったことだが、会長も自分一人で起業した経験があり、その辛さを分かっているからこその優しさだったのだ。

でも、ひるまなかった笑。自分の会社を成功させるにはYEGへの加入は不可欠だと。とにかく人のつながりが皆無だった当時、YEGに入ることで何か打開できるのではないかと、何度も会長と交渉した。
その結果、2010年4月に入会を許してもらえた。

このYEGに入ったこと、それが、自分の人生を大きくいい方向に導いてくれたのだ。

続く

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