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場の空気感を共有することの意味

どうも、ともぞう(@tomozou1804)です。

新型コロナウイルスの影響で世の中は自粛ムード。

もちろん、緊急事態宣言の時よりは自粛ムードも薄れた気はするけど。

でも、やっぱり「コロナ前」よりもお気軽に人に会いに行くとか移動することの精神的なハードルは少し上がった。

人に会いに行くことのハードルが上がると、「場の空気感」を共有できなくなる。共有しにくくなる。

僕はこれがとても残念。残念というか、多くを学ぶ機会が減ったな…と。

場の空気感を共有することの重要性

先日、専門学校時代からの友達Aくんと話す機会があった。

Aくんとの会話でとても盛り上がった話題がある。

それが「場の空気感を共有するのって重要だよね」ということ。(ザックリとまとめると)

Aくんは幼少の頃からサッカーをしている。

今でも社会人チームでサッカーを続けているらしい。

そんな彼が言っていたのが「上手い選手、経験豊富な選手と一緒にプレイすると何だか分からないけど自分の能力も引き上げられる感覚がある」ということ。

このAくんの話に僕はとても共感した。

なぜなら、僕も過去に音楽の現場で同じような感覚になることがあったから。

一流ミュージシャンに引っ張り上げてもらったという感覚

数年前、僕は(幸運なことに)超一流スタジオミュージシャンの方達とセッションさせて頂く機会があった。

当日、スタジオに入る前まで、いや、実際に演奏を開始するまで吐きそうなくらい緊張していた。

「僕のような三流ベーシストがこの中に入るなんて。確実に足を引っ張ってしまうだろう」と。

しかし、実際に演奏を始めると…

「あれ?何かいつもと違う感じがする。勝手に自分の手が動く。リズムキープを意識しなくても自然とリズムがキープ出来ている。」

明らかに、実力を引き上げてもらっている感覚があった。

引き上げられたというか、彼ら一流ミュージシャンに見えている景色を少しだけ見せて頂いたという感覚という方が正しいのかな?

上手く言語化出来ないのだけど、僕はそのスタジオの中で確かに「何か」を掴んだ。

この「何か」の正体はずっと分からないままだけど、「何か」を掴めたのは「場の空気感を共有した(させて頂いた)」からだと思っている。

世の中には素晴らしい教則本、教材がある。

YouTubeで検索をすればいくらでもプロの演奏を聴く(観る)ことが出来るし、プロ自ら丁寧に解説して下さっている動画もある。

そのような動画を観ても「何か」は掴めないという確信がある。

サッカーと音楽。ジャンルは違っても「場を共有することで得られる何か」ってあるんだなと。

そんな話でたぶん1時間くらい盛り上がった。

場の空気感を共有して学べることって沢山あるよね、と。

場の空気感を共有するのが難しい時代

冒頭でもお伝えした通り、今は人に会いにくい状況。

人に会いにくい状況では、場の空気感を共有するのが非常に難しいなと。

これはとても残念なことだなと思っています。

とはいえ、コロナの騒ぎがひと段落したとして、「コロナ前」に戻るようなことはおそらくないでしょう。

場の空気感を共有することをどうやって穴埋めするのか。

これを考えていかねばなりませんね。

さて、どうなることでしょうか。

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