フランス東部 旅行 2023年12月
ギリシャに旅行する予定でしたが、滞在許可(titre de sejour)が届かず、断念しました。申請の延長を証明する書類はあるので、滞在はできるのですが、フランスから出れなくなりました。万が一出れても帰れないみたいな状態で、おそらく日本だけ帰れるんじゃないかなって状況です。これが滞在許可をとった状態からの申請だったら問題なかったかもしれませんが、初回の申請で滞在許可を得たことがないので厳しくなっているみたいです(たぶん)。落ち込んでるだけじゃもったいないということで、急遽、ずっと行きたかったコルマールを目指して北上することに。いつか見返したくなるかもしれないので、ここに記します。12月22日の夜に、グルノーブルに留学している研究室の後輩とクリスマスマーケットに行き、次の日のリヨンも一緒に行きました。
美食の街 リヨン(Lyon)
日にち: 2023年12月23日(土)
10:21 Grenoble→ 11:44 Lyon 19€
リヨンといえば、やはり食ということで、評価高めなレストランを選び、入ることに。ちなみにこのレストランもあるヴューリヨン(旧市街)は世界遺産に指定されている場所です。
今回選んだのは21.90€のMenu lyonnaisです。結論から言うと、最高でした。
まず、サラダのソースは美味しすぎてその時点で既に満足してました。さすがリヨンと思わされました。メインもワインが欲しくなる美味しさでポテトとまた合うなあって感じました。デザートは、「絹織物職人の脳」と訳されるリヨンの伝統料理でバゲットにつけて食べました。デザートとしてはしょっぱい感じでしたが、伝統料理を食べてみるということで経験としてはよかったです。このレストランはリーズナブルなうえに美味しく、リヨン料理が食べられるのでかなりおすすめです。日本から友達が来たら、レストランの選択を間違えたくないので、ここを選ぶと思います。
19:18 Lyon→ 21:19 Dijon 15.80€
バスで宿まで移動 (たぶん2€くらい)
宿泊: B&B des Marcs d'Or 56€
公爵の街 ディジョン(Dijon)
日にち: 2023年12月24日(日)
泊まった宿の管理人が優しく、自分も朝から街に出るからと街の中心地まで車で送ってくれました。その方は日本企業で働いてたこともあるそうで、日本人とは働きやすいと話していました。そして街の中心で降ろしてもらうときには、観光案内所があちらにあるよと教えてくれました。(大変お世話になりました。)
実用的ではない純粋な芸術といわれるファインアートを取り扱うディジョン美術館はブルゴーニュ公爵の元宮殿に入ってる美術館で、14〜19世紀の西洋美術コレクションを展示されていました。破壊の芸術がダダイズムだとか、想像の芸術がシュルレアリスムだとか、まだまだ美術にも西洋建築にも疎く、わからないです。おすすめされてたシュルレアリスム(言葉の意味も自分の言葉で説明できないのでググってください)の本も、実家でほこりを被っていることでしょう。
また、ディジョンはフクロウがマスコットの街で、地面に埋められた三角のフクロウが観光地を案内してくれました。水理学でお世話になっているヘンリー・ダルシーが生まれた街でもあり、ダルシー庭園もありました。動水勾配、、ではなく今はバカンス、、💤
他にもポルトギョームという小さな凱旋門があったり、色々あるなと思った街でした。この日は、コルマールの宿がやたら高かったので、ミュルーズの宿に泊まることに。
14:01 Dijon→15:03 Mulhouse 25€
宿泊: La Maison Hotel Mulhouse Centre 88.2€ + 朝食14€
ミュルーズが結構良かったので、少し写真を公開。独特な色合いのカラフルな広場にクリスマスのイルミネーションが映えていました。🎄
念願のコルマール (Colmar)
日にち: 2023年12月25日(月)
10:46 Mulhouse → 11:04 Colmar 7.6€
今回は1人でのんびりマイペース旅行なので、見たいものを見ればいいし、食べたいものを食べればいいし、気楽に過ごしましょうというスタイルで旅してます。疲れたら早めにホテルにチェックインしてYouTube観てたり、スマホの充電切れそうなときはTER(列車)乗る前に本読んでたりといった感じです。正直、レストランは入りづらいので、混雑エリアを避けて1人で入れそうなところ選んでます。あんまり高いの1人で食べても虚しくなりそうなので、ここらへんはバランスとりつつ。笑
ウンターリンデン美術館も見たかったけど、クリスマスで閉まってました。またいつか帰ってきたら行きます。
14:06 Colmar → 14:39 Strasbourg 11€
宿泊: The People - Strasbourg 54 €
フランス人の友人に勧められた街
ストラスブール (Strasbourg)
日にち: 2023年12月26日(火)
「コルマールに行く」というプランだけで旅行してる(というか、ギリシャ行くつもりだった)ので、移動やその街でやれること調べていたのですが、どうやらここ登れるらしく、向かって右手側に入口らしきところと長蛇の列を発券しました。これは登るしかないということで8€くらい(だったかな)支払い、いざ階段を登っていきます。そして頂上から見えた景色がこちら。
ストラスブールのグラン・ディルとノイシュタットは1988年に世界遺産に登録されています。イル川が2本に分かれることで孤立した島のような状態ができており、そこら旧市街と新市街(2017年に追加登録)があわせて登録されているようです。川を通る遊覧船や水門、回転する橋も面白かったです。
これはすごく悲しい考え方に聞こえるんですけど、世界を知るということは、(人生の楽しみの余白みたいな) 知らない世界が減るということなのかもと思いました。だけどこれは、有限のものだったり1回限りの初対面を大切にしようと思えるきっかけでもあります。ただ一度訪れた場所がもう一度来ても楽しくないわけではなく、勉強することが自分の内側を広げることだし、歴史を知ることがより楽しむコツだろうし、宇宙を知ればもっと無限に広がるのかもしれないなとも思います。事実、同じ美術館に1年越しに訪れたときに、自分の好きな絵が変わってたということがありました。そのとき、これはすごいことだなと感じました。
16:00 Strasbourg→17:02 Nancy 20.50€
宿泊: 68.70€
シャンパンの街 ランス(Reims)
10:11 Nancy→11:52 Reims 28.8€
Hotel des Arcades 68.89€
ということで読んでいただき、ありがとうございました。今日(2023年12月28日)からパリに行き、友達と会います。やっと喋れる笑
次の国内旅行はモン・サン・ミシェルとブルターニュ行きたいです。国外はスペイン、エジプト、マダガスカルかなあ…ランスでは、西アフリカ料理のレストランでバオバブのジュース飲んだけど新しい靴の後味がした。🍹
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