SBI証券×三井住友カード×三井住友銀行 Oliveゴールド 審査落ちした話

2024年2月にOliveゴールドの審査落ちました。
転んでもただでは起きない意味も込めて、駄文ながらもここに記しておこうと思います。

Oliveとは


三井住友銀行と三井住友カードが打ち出したパッケージサービスです。
銀行や決済に加え、証券、保険等、必要な金融サービスを1つのアプリにまとめて管理・利用でき、基本特典に加えて、選べる特典やVポイントアッププログラムを提供し、お得な特典を提供する…とのことです。

楽天を利用している人ならSPUやハッピープログラムと同じようなイメージでしょうか。

Olive自体は、2023年の3月から開始したサービスですが、新NISA制度のビックウェーブに乗って、積立投資のポイント還元率が他社と比べて良いってことで、昨年末あたりから知名度が一気に上がりました。

Oliveゴールド申し込みの経緯


①   三井住友銀行をメインバンクとして使用中
②   2枚目のクレジットカードが欲しいと思っていた(既存は楽天カード)
③   SBI証券でつみたてNISA(旧NISA)で毎月3万円を積立中
④   新NISAの銀行引き落としをクレカ積立に切り替えたい
⑤   キャッシュレス化に伴い、クレカ利用でのポイント還元を視野に
⑥   コンビニ(セブンイレブン)をよく使う
⑦   年間100万円を使う見込みがある
⑧   Oliveだと家賃などの振り込み(他行あて)の手数料が無料になる

 
年末年始は朝のテレビニュースでも新NISAの話題で盛り上がり、私も少しずつ投資信託の勉強をしたり、キャッシュレス化・ポイ活の準備を始めようとしていた頃でした。「20代で○○○○万円貯めました!」「夫婦でFIRE目指してます!」みたいないくつもの投資系Youtuberの煽り話を真に受けて、「Oliveを申し込めばこの不景気な世の中でも将来を悲観せずに生きられるかも!」なんて淡い期待を抱いていました。

既にSBI証券でNISA口座と三井住友銀行の銀行口座を持っていたため、あとはクレジットカードさえ用意できれば、2024年は幸先の良いスタートを切れると…

その時までは確信していました。

Oliveゴールド申し込みから解約までのスケジュール


1日目:三井住友銀行アプリ(以下、銀行アプリ)をインストールし、銀行アプリからOliveゴールドを申し込む。数分後、審査待ちのメールが来る。
2日目:音沙汰なし。
3日目:銀行アプリにログインすると「フレキシブルペイのクレジット機能につきましては、ご利用いただくことができません。」のメッセージが表示される。デビット機能しか表示されずクレジット機能の切り替えはできなかった。なお、メール等での審査落ちの連絡はない。
7日目:Oliveゴールドカード到着(しかし実態はクレジット機能がないため年会費のかかるデビットカード)。「クレジット審査落としたなら送ってこなくていいよ…」と思いつつ、現物の内容を確認したうえで、当日中に銀行アプリから解約手続きを申し込む。
20日目:メールにてOliveの解約完了の連絡が来る(遅ぇ!解約にどんだけ時間かけるんだよ!)
26日目:新しいキャッシュカードが到着した。

 
結果、Oliveゴールドの申し込みからわずか3日目にしてクレジットカードの審査に落ちました。私の淡い期待は打ち砕かれ、幸先の良いスタートどころか、スタートラインにすら立たせてもらえずに終わりました。

「低収入がゴールドカード?笑わせんな雑魚がw」

って言われたようなもんです(いや誰も言ってないけどね…)。
因みに、解約後にノーマルを申し込むという気力はありませんでした。

Oliveゴールド審査落ちの基準


年収:250万円~350万円
職業:パート、アルバイト、派遣社員

 
私が調べた限りなので、必ずではありませんが、このステータスだと落ちる確率が高いようです。

また、配偶者が年収1000万円を超えていようが、扶養内かどうかなどは関係なく、あくまで申込者本人の安定的な収入があるかどうかを見ているようです。なのでOliveゴールドに関しては学生さんや専業主婦の方は審査通らない確率が高そうだというのが個人的観測です。
 
「無職でも通りましたよ~」という人もいるみたいなんですが、貯金や金融資産が軽く4桁万円超えていたり、直近で企業に長く勤めていた正社員は退職直後でも通るようです。なので、無職でも通った武勇伝は鵜呑みにしない方が良さそうですね。

その人だから通ったので…っていうのは当たり前ですが。
 
2024年3月22日に三井住友カードが「このくらいの年収の人にこのカードを使ってほしい!」とも受け取れるポイント還元率の表(2024年11月以降の欄)をみると、なんとなくOliveゴールドの対象者って年間あたりの消費100万・クレカ積立120万でも余裕なよっちゃんイカな年収400万円以上を対象にしている気配を感じたので、上記の審査落ちの年収・職業はあながち間違いではない気がしています。
 
また、家族カードの発行も今後可能になるとのことなので、配偶者や親が高収入ですっていう人に関しては、家族カードを作らせる方向で動いているっていうのが企業の方針かもしれません。

審査落ちて…その後


解約後は精神的に一気に疲れました。
クレジットカードの審査落とされただけではあるんですけど、サービスを期待していただけにショックも大きくて、なんだか勝手に裏切られた感を抱いてしまいました。

私は三井住友銀行を20年近くメインバンクで使っているんですけども、「おいぃ~なんだよ、審査落とすんかーい!」みたいな。もういいよだったらいっそのことSBI証券や三井住友銀行からも撤退したるわって思いました。
 
取り敢えず、2枚目のクレジットカードはどうしても作りたかったので、「楽天カードの2枚目作りませんか?」メールが頻繁にきていたことを思い出しました。楽天カードは持ってはいたのですが、楽天グループのことはあまりよく知らなくて…(楽天ってノムカツさんやマー君が居たところだっけ??っていうその程度です)。 

別の会社でクレジットカードを作りたいなとは思っていたのですけど、もう楽天カードの2枚目でいいか~…と思い楽天ゴールドカードを申し込みました(←単に金色のカードが欲しいだけの人)。
 
また審査落とされたら次はどこの会社にしよう…そんな不安もあったのですが、審査はすぐに通り、申し込みから1週間足らずで2枚目のクレジットカードが届きました。

プラスチックのカードに一喜一憂する私も大概ですけど、なんだかこの時はめちゃめちゃ嬉しかったです。捨てる神あれば拾う神ありって感じですかね。
 
楽天ゴールドカードを皮切りに楽天てどうなんだろう?ってことで、楽天グループのことを調べてみることにしました。そしてここから私の楽天経済圏への移住が始まりました。

まとめ

 
今回の出来事はとても勉強になりました。

しかし何よりの失敗だったのは、投資系YoutuberやXの話を鵜呑みにしてしまったことかなと。「おすすめ!」とか「申し込むべき!」みたいな煽り文句にまんまと引っかかってしまって…「クレジット審査に合格した前提のサービス」という前置きがすっぽり抜けてしまっていたというか…こういうところが情報弱者なんですかね…はは笑

動画に限らず書籍とかでもそうですが、「将来のことは誰にも分らないけど、敢えて言うならこれがおすすめです」って言われたら「へーそうなんだー!じゃぁこれにしよ」ってなっちゃうじゃん?
 
今思えば、2024年3月以降Oliveに関する情報が急激に減ったのを見ると、年末年始に入ってわんさか動画上がってたのって新規獲得向けのキャンペーン案件動画だったのか…はたまたスポンサーとしてついていたのか…企業案件ってやっぱり美味しいんだななんて…勝手な想像と僻み妬みです。
 
因みに、他人の所為にしたいとか言うわけではなく、「ちゃんと自分の頭で考えて行動しないと痛い目みるよお馬鹿ちゃん♡」っていうのが今回の主軸です。

特に何かしらの出費があったわけではないけれど、時間と労力が無駄に削られてしまったので…私の頭の悪さが露呈した結果になりました。

余談


しかし、Oliveは去年始まったサービスなのに、楽天を意識しすぎているからなのか、今年に入ってからサービスに関して色々と改定しまくっているので結構ブレてますよね…正直なところ誰に使ってほしいサービスなんだろう?富裕層向けにしてもメリットあるのかなぁ…
 
今の生活経済圏が「クレジットカードありき」なのがね…結局持ってるクレジットカードで経済圏に左右されてしまうところがちょっと微妙な気はしています。それが各企業の狙いでもあるのでしょうけれど。
 
そういえば、楽天ゴールドカード申し込む前に、AmazonMasterCard(三井住友カード)を申し込んだのですけど、こっちはマジで秒で落とされたんですよねぇぇ。

なので、Amazonヘビーユーザーでもあったわけですが、AmazonPrime(毎月600円)も解約してAmazonの消費活動からも完全に撤退しました。

三井住友カードめ…殿様商売しとるのぅ笑
 
以上。