セミナーをするため名古屋に向かっています

セミナーをするため名古屋へ向かっています。僕はブラジリアン柔術という競技をやっていましてその技術を教えるセミナーをするため向かっています。有料のセミナーで僕にはギャラが入ります。

ここ数年は毎年日本はもとより世界各地でセミナーをさせて頂いていますが「技術を教えることで生活のためのお金が貰えることになるなんて思ってもいなかったなぁ」と旅の道中に毎回しみじみ思います。
例えばハマっているゲームがあってそのゲームのコツをいくつか知っているとしてそのコツを教えることでお金がもらえるなんて普通の人は思いもしないと思います。僕にとってブラジリアン柔術の技術を教えることでお金がもらえるということはこれと同じようなことです。なので毎回そう思うのです。

まぁそもそもブラジリアン柔術で生計を立てていけるなんて思ってもいませんでした。

受験を控えた高校三年生の頃「大学受験をせず東京でブラジリアン柔術をしたいんだ!」と先生や親にだだをこねていた時期があったのですが(結局説得されて受験して地元の徳島大学に入学しました。)その時はブラジリアン柔術で生計を立てようと思っていたわけではなくバイトなどで生活費を稼ぎながらブラジリアン柔術を頑張るという考えでした。

そんなこんなで惰性で大学に入学し惰性で大学生活を送っていたのですが東京に柔術を教えることを仕事にしている人がいるということを知ってそんな夢にも思っていなかったことが現実にあるんだと思って「そこで働きたいです」といったお願いをしました。僕はその時願いが通らなかったとしても他の仕事でお金を稼ぎブラジリアン柔術をするために東京に行こうと思っていました。(東京はレベルの高い競技者が沢山いてそういう環境で練習することでレベルアップしたいと思っていました。)

で、運良く願いが通ってブラジリアン柔術を仕事にすることが出来ました。好きなことを仕事にすることが出来た理由に多少は自分の努力や行動力もあると思いますがざっくりいうとラッキーだと思っています。もし今の職場がなかったとしたら僕はブラジリアン柔術を仕事にすることは出来ませんでした。

そしてそんな夢にも思っていなかった生活がはじまってから五年が経ちました。こんなに続くと思っていなかったのですげぇラッキーだなぁと思います。そして今まで続いたからといってこの先も続くとは限らないよなぁとも思っています。

僕には希望が沢山あります。一つ希望を叶えるとまた新たな希望が芽生えます。希望は尽きることがなさそうです。希望を叶えるために戦略を練ったり努力することは人生の大きな楽しみの一つです。

で、希望を持つと絶望もありがちなので希望を叶えるために頑張る人生はいばらの道みたいな感じがするかもしれませんが(たまにそんな感じのことを人に言われます。)正直そんな感じでもないです。僕は先進国日本で割と豊かな親の元健康的に生まれ育った時点でめちゃくちゃラッキーだと思っています。だからもし希望が叶わなかったとしてもそこまで大きなダメージではありませんし少しのダメージは料理のスパイスみたいに人生を豊かにしてくれます。
あと幸せは必ずしも希望を叶えることで得られるものではないです。幸せは日常のささいなところにあったりするものだなぁと26年生きた経験から思います。
幸せであることは希望を叶えることよりも大事なことです。


「まぁ希望通りにならなくても幸せだわ」と思いつつも欲深いのでけっこう貪欲に希望を叶えるために日々それなりに努力しています。



もうすぐ名古屋、大好きなことなので全力で伝えたいなぁ。