GⅠ級のメンバーが揃う前哨戦はGⅠレベルなのか? #シルクロードS #根岸S 予想

根岸S

予想軸…能力50:TB30:展開20

 今年のフェブラリーSは恐ろしく手薄になる。過去2年の勝ち馬カフェファラオはサウジアラビア遠征を敢行し、東海Sの勝ち馬プロミストウォリアは回避である。ペイシャエスが川崎記念に参戦する点を考慮しても、目ぼしいところが(ボーダー的に出走不可だが)コンシリエーレ、シャマルやドライスタウト、マイル適性が無さそうなクラウンプライドになる。要するに終わっている。
 そりゃ色んな陣営が色気付く訳で、南関東のスピーディキックが参戦したり、カジノフォンテンとかも来るんじゃないか。昨年の根岸Sの勝ち馬でフェブラリー2着のテイエムサウスダンも実績十分の観点から虎視眈々である。

 今年は別定にGⅠ馬が参戦しないので、ハンデ差が全く無い状態でのレースとなる。加えて、短距離ダートの重賞はこれとカペラSしか無いのだから、必然的にメンバーが揃う。要は能力勝負になりやすい。
 相手関係も代謝が進み、上手く分析できない点も見受けられるが、バスラットレオンは明らかに強いのでそこに勝った2頭を中心に考えたい。

◎レモンポップ
 明らかに数字が違う。武蔵野Sは距離延長で半信半疑だったが、このカテゴリーで負ける未来が想像できない。ましてや同斤量である。2走前はトップハンデが先行して3F35.3で、並の馬が出せる数字じゃない。先行馬に不利なレースとなるが正直スピードレンジが違いすぎるという印象で、1倍台だろうが印を下げることはない。そもそも賞金がギリギリなので本番に向けて勝ちに行きそうではある。

○タガノビューティー
 もう2頭は差し追込から。どのコースや距離でも全く行き足が付かず後方からの競馬を余儀なくされているが、このコースは5戦して未だ馬券を外していないように適性は高い。基本的に差し追込が決まりやすいレースだし、前走はスローペースで明らかに前が有利だった点を考慮すれば、ここで一変しても。雪の影響で直前追切が坂路になってしまった点は気がかりだが、これで多少なりとも行き脚が出てくれば。

▲ギルデッドミラー
 クラブ馬なので残り僅かな現役生活を有終の美で納めたいはず。とはいえ、ダートに変わってからのレースは芝スタートでスピードに乗りやすい点があった。完全ダートスタートでどうなるかというのは気になるし、京王杯では立ち上がって大きく出遅れてしまった。この馬はある程度の位置は取りたいタイプで、スタートが悪い方面に出ればツケが回ってくる可能性も考えられる。狙うは勿論本番なので、ここは1つだけ印を下げてみる。

穴アドマイヤルプス
 近走は崩れてしまっているが元々このコースへの適性は高い。2走前は芝馬しか走れない馬場だったし前走は先行して甘くなった形。差す形を試すらしく、先行して35秒台の脚が使えるならここでも一発あっても良い。2週前は坂路で好時計を出していたし、ハマれば新味が出ても。

 輸送が不可能レベルに適性が無いものの、ホウオウアマゾンも加え、後は実績馬のテイエムサウスダンとヘリオスを入れる。4歳勢では後方脚質のセキフウを狙う。

買い目
三連複:⑬-⑤⑥⑩-②③④⑤⑥⑧⑩
15点

シルクロードS

予想軸…能力40:TB40:展開20

 流石に内枠有利だろう。とはいえ最有力の4歳3頭は最内と大外にぶち込まれている点はミソ。割と2〜3着ぐらいまでならどの馬にもチャンスはあると思う。勝ち馬に関しては、直近の重賞でしっかり走ってきた馬を中心に捉えたい。ハンデ差的には4歳が明らかに見込まれているが、正直3キロ差程度で埋まるようにはあまり見えないし、結構広めに狙う形でカバーする。

◎トウシンマカオ
 という訳で大外から。基本的に外をぶん回すのが得意な馬ではあるが、土曜の中京11レースで鞍上が内を通してきたように、鞍上の内への意識は良い方面に働くと思う。キーンランドCは明らかに内有利だったし、ここでも外をぶん回して着外ということも考えられない事はないが、斤量を考えたら上手く活かす他無いはずなので、鞍上を信じて本命。

○マッドクール
 斤量優位は最高のアドバンテージにある。数字は恐ろしく優秀で、牝馬のナムラクレアより斤量が軽いのは流石にバグレベルに良い。テイエムスパーダのペースに先行すれば負けそうではあるが、正直ここで飛ぶ未来があまり見えない。このメンバーで1人気になるのも頷ける数字は持っているし、好勝負に期待できる。

 軸はこの2頭に限定して広めに狙う。トップハンデのナムラクレアとウインマーベルは一旦様子見で相手に入れる。

買い目
馬連:⑧⑮-①②③⑤⑧⑨⑪⑭⑮
15点

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