斤量差と天候が明暗を分ける? #マイルCS 予想

全然15点で収めないので今回から予想軸をタイトルに記載しようと思う。これならより自分の予想を視覚的に捉えて外れた時に反省がしやすい。

調教評価

とりあえずこれで。安田記念と違ってしっかり仕上がっている馬が多く甲乙付け難い。無難に実力や斤量、あとは枠順や天候をベースに予想は組み立てていく。

予想

想定馬場状態:稍重〜重
想定ペース:S〜M
想定有利枠順:外枠差し馬
想定不利枠順:内枠差し馬

◎ソダシ
 今回の予想軸は斤量と天候となる。日曜には雨が降る予報となっており、先週のエリザベス女王杯が1日で悪化したように急速に悪くなる可能性が高い。斤量に関しては過去のマイルCSでは前走との斤量差が少ない、もしくは減少している馬が勝ち馬の傾向として存在している。端的に言えば実績馬が活躍しやすいという点である。今回のメンバーはGⅠ馬が何頭も出走しているが複数勝利はこの馬のみで、全幅ではないものの信頼に足る部分も多い。
 マイルの戦績が抜群に良いのは明らかだが、牡馬混合での戦いとなった時にどうかという側面はある。VMでは2着ファインルージュや5着ソングラインが安田記念でも好走したように2キロのハンデなら勝ち切る能力があると思う。VMの勝ち方はグランアレグリアやアーモンドアイを想起させる完勝と言える内容だったし、流石にここでも通用する。桜花賞を超抜レコードで走破しているが道悪でもダートで走っているように対応可能。スローの瞬発力勝負でもそこそこやれる点からも、今回のメンバーならパワーマイラーに分があると見ている。

○シュネルマイスター
 枠は終わってるが流石に展開が向く。流石にスプリントレベルの追走力は無い為前走は完全に空気だったが状態は良く上積みが見込める。内枠だとこの馬は捌く傾向にあるが捌いて来れるなら外回してもNHKマイルのように切れ味を発揮できるはずで、当日の馬場状態や進路選択によっては敵が居ないと思われる。血統的にもドイツ血統は重馬場に強く疑問視する必要は全く無い。というより捌いている時は大体馬場の悪いところを通しているので。脚質や枠順からもマークされる馬ではないのでゆったり運んでスムーズに外に出せれば。

▲ダノンスコーピオン
 この馬は大体良い枠を引いていて能力通りのパフォーマンスが目立つ。調子のアップダウンも大きいが最近は比較的安定している。内容的にも、前哨戦でNHKマイルと1キロ差の中タイムを0.2秒縮めた点は相当評価できるしここから更に上向いてきてもおかしくない。雨となればやはり外差しが効く馬場状態になりそうだしここは上の2頭に食い下がれるのではないだろうか。

△ソウルラッシュ
 重馬場ならこの馬から。何より枠順が良くセリフォスより外というのも前走の再現が難しい点からこの馬にとってはプラス。勢いだけではない持ってる能力を考慮してもやはりこの条件が一番強い。不利を受けやすい脚質ではあるものの、安田記念のように他馬に影響を受けにくい枠順である点を考慮すれば、GⅠでも十分勝負になると思っている。上位3頭とこの馬がやはり抜けて強いし成長力も感じる。

△サリオス
 馬場的には軽い芝の方が絶対的に強く、ここでも上位争いに食い込めそうな1頭になるだけに馬場状態には気を配りたい。能力的には3歳の頃からこれぐらいはというパフォーマンスを毎回見せているし、噛み合えば大体強い。枠順的に安田記念と同様目標にされやすいので、まあレース展開の鍵を握ると考えて抑えが妥当。状態はここ2年で一番良く映る。

×ジャスティンカフェ
 ソウルラッシュと同様に連勝から善戦を繰り返してきた馬。この馬も春から秋で飛躍的な成長を遂げており侮れない1頭になる。枠的には最高のところに入り、一発があってもおかしくない。ただ良馬場の方がパフォーマンスは高そうだし血統的には重馬場も大丈夫そうだが流石に抑え。追走能力は上がっているが一線級となれば難しい乗り味なのも含めて2〜3着かなと。

×ホウオウアマゾン
 かなり絞れているようなら買い。今回は先行馬が全くもって不在であり、昨年5着も中々に立派。ペース的にはもう少し流れても戦えそうな部分を考慮しても、スムーズにレースを進められれば残してもおかしくない。枠も悪くないし、前走は出遅れが全てだった。

☆ピースオブエイト
 想像以上にマイル適性を感じたのがこの1頭。追走ラップは新馬戦を除けば逃げたレースも含めてほぼ同じであるが、前走はそれでも上がり33秒台を使えている。馬が復調してきたところもあるだろうが、それ以上にマイルの適性があると見ている。エリザベス女王杯はモーリス産駒とスクリーンヒーロー産駒のワンツーという点を考慮しても、渋れば更に良くなるパワーマイラーと見て良さそう。抑え以上の走りを期待。

消セリフォス
 まあマイルなら上の中ぐらいなのだが、やはり斤量差が響く。トップハンデから4キロ差のGⅠで4着、トップハンデから3キロ差のGⅡで1着、つまりはそんな程度の能力であると感じた。そもそも2歳時の早い段階からGⅠ級の性能は感じているが一向にそこから成長していない。斤量差が少なくなると考えればやはり切るのが正解だと思う。枠は悪くないが血統的には重馬場は不得手に感じる。ここで完成系であるとは思いたくないが、まあここから上があるかと言われれば疑問が残る性能。能力通りには毎回走るので軽視こそするが掲示板ぐらいなのでは。

 あとは昨年消して苦い思い出のあるダノンザキッドを例に漏れず今年も消す。やはり距離が短い。馬券は上の4頭を軸に攻められたら良いが三連複で広めに25点ぐらい。馬場状態を確認しながらやりたい。

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