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5点ぐらいのひとくち予想に夢を見る 第2回 #アルテミスS スワンS 予想

アルテミスS

こう見えて2歳戦の予想はそこそこ優秀で

函館2歳S:◎ナナオ(6人気2着)
新潟2歳S:◎アスコリピチェーノ(1人気1着)
札幌2歳S:◎ギャンブルルーム(2人気3着)
小倉2歳S:◎キャンシーエンゼル(4人気3着)
サウジRC:◎ボンドガール(1人気2着)

と、勝ってこそいませんが未だに複勝率100%です。ここも流れに乗りたいです。

という訳で本命はチェルヴィニアで。

 ロマンチストのカケラも無い1人気のゴリ押しですが、正直仕方無いですね。ここでは数字が1段階違います。2歳戦は例年スローペースの傾向になりやすく、1600mでも中距離質の馬がゴリゴリ馬券に絡みます

 チェルヴィニア自身は少し融通の利くナミュールのような印象で、マイルに関してはこれから身につける部分だとしても、スピードの持続力に優れた馬です。ハービンジャー産駒自体はは日本競馬のハードな芝で抜群のトップスピードが出せる種牡馬ではないですが、代表産駒は良いスピードが長く続く傾向にあります。

 半兄ノッキングポイントも大体その傾向にあり、モーリス→ハービンジャーに代わったとてあまり悲観するほどでもないのかなと。新馬戦は勝ち馬多数輩出のレースでしたが、末脚質が高い馬が揃ったのがポイントです。2戦連続で素晴らしい上がりを披露しており、いかにもスローの東京マイル向きですね。評価は90点のS+で。

 以下はサフィラ85点(A++)、ライトバック75点(A)、スティールブルー75点(A)と続きます。ショウナンマヌエラは85点(A++)評価ですが、あくまで前走の重賞のものになりますし、1000m59.8の前走から出した末脚があまり高いレンジではなく…

印は
◎チェルヴィニア
○サフィラ
▲狙いの穴馬
△ライトバック
△スティールブルー
△ショウナンマヌエラ

予想軸
能力55:TB15:展開30

になります。強弱はこれですが、夢を見る都合上、買い目は狙いの穴馬から5頭に流す形にします。流石にオススメは上2頭からですが。

無難な買い目
◎-○▲-○▲△△△△ 三連複7点

ガミるようなら配分で。



狙いの穴馬(アルテミスS)

ラヴスコールです。

 案の定人気になりそうな雰囲気が漂っていますが、気にせずで。何やらこの日の札幌の芝が前残りとか色々と言われていますが、注目すべきは初戦のラスト3Fのラップです。

3着⑨オーサムストローク2着⑪ラーンザロープス

赤丸で囲った馬がラヴスコールです。この画像は新馬戦のラスト1Fの通過タイミング。

 新馬戦のラスト3Fは12.2-11.6-11.3と加速ラップを刻んでいます。この区間で内に居たラヴスコールは300〜200m区間で外に出して、ラスト1Fで2着馬を差し切っています。この区間分析すると12.2-11.7-10.9ぐらいのラップを刻んでいる計算になります。

 ペースが遅いのでアレですが、トップスピードが抜けているのが分かると思います。まあ前壁なので、実質的にはスパート始動位置の問題ではありますが、とはいえ加速ラップの直線勝負を誰よりも遅いスパートで差し切るという点で、このメンバーだと力が抜けていたのが分かります。

 ここだけならメンバーレベルが低ければそうなってもおかしくないという印象はありますが、新馬戦の2・3着馬は既に勝ち上がっています。その内、3着馬のオーサムストロークは同日のサフラン賞より1.1秒も速く、1分7秒台に突入できない馬場のスプリンターズSの当日に1:34.7での走破と、3着馬が現2歳世代では一番強いパフォーマンスで勝利しています。これは重賞を含めてです。

 これらの馬に完勝している訳なので、仕上がりの早い部分も含めて期待値は高いです。前走は掛かっていた点はありますが、広いコースに替わる利点は多そうですし、全姉スコールユニバンスのように短距離志向が強くならなければ楽しみです。

評価:85点(A+)

馬券もこの馬から狙っていきたいですね。
ラヴスコールから①②④⑧⑨へ馬連流し5点で。



スワンS

 そこそこの好メンバーです。どうにも1400mに良績がある馬が多く中々難しいですね。とはいえ、このレースは定量戦かつ重くされる馬も居ないので、シンプルに実績馬重視で良いと思います。

予想は以下のようにいきます。

◎アヴェラーレ
○グレナディアガーズ
▲狙いの穴馬
△トウシンマカオ
☆インダストリア
☆ウインマーベル

予想軸
能力40:TB35:展開25

 京都は外に振れており、相変わらず末脚の要求値が高いです。ウインマーベルインダストリアも良いオッズで狙えるんですが、混戦でも広げたら余剰が下がりますし、狙うとしてもこの2頭までですかね。案外流れにくそうなメンバーでもありますし、1400mぐらいならサブライムアンセムやルージュスティリアも良いレンジで走れそうです。

 ルガルも上昇度は考えたい所ですが、この世代はスプリントが低調ですからね。斤量を考えてもあまり強調材料はありません。

 そんな訳でこちらも本命は木村厩舎から。グレナディアガーズの方が格式的な面では上ですが、末脚はこちらに分があります。グレナディアガーズ自身も骨折明けですし、まあ無難な所で。

 使われながら強くなってきたという印象で。正直今はマイルぐらいが一番ちょうど良いとは思いますが、元々は1400mを使われてきた馬ですし、妥当な脚を繰り出せそうです。マイラーなので位置を取った上で流れ過ぎると厳しいですが、関屋記念でも本命を打ったように、スローペースの1400mで後方一気で詰めてきたレッドモンレーヴとこの馬は末脚の次元が1つ抜けています。

 1段階強くなっていますし、デビューから殆ど左回りしか使っていませんが、今なら右回りも問題無いと思います。充実一途で。評価は85点のA++で。

 以下グレナディアガーズ85点(A++)、トウシンマカオ80点(A+)と続きます。

無難な買い目
◎-○▲△☆☆ ワイド5点

ガミらないのでこっち。



狙いの穴馬(スワンS)

ロータスランドです。

 トップスピードは無いタイプだと思っていましたが、今年の京都牝馬Sでは大外枠からイン強襲で3F32.8という豪脚を披露しました。1キロのハンデがある状態なので実質的なスパート速度はこのメンバーにおいてだと最高級にあります。

 スローペースのマイルばかり走らされていましたが、あっさりスプリントに対応したように本質的にペースの耐久力があります。できれば自身は後傾で末脚を伸ばす形が理想です。

 外差し馬場ではありますので、直線は広くなる点からも、フルゲートでどん詰まりするリスクとしては少ないと思いますし、岩田康誠騎手ならイン突き強襲もイメージとして浮かびやすいです。

 近走は自分の形に持ち込んだ結果の負けですが、狙いたいのは3〜4走前の形ですね。ゴール寄りのスパートが出来れば尚の事良いんですが、枠的には少し難しそうな印象を受けます。とはいえ末脚の要求値が高い馬場で、末脚質が高い馬を狙うのはセオリーなので、定量戦に戻して見直しを。

評価:85点(A++)

ロータスランドからのワイドでもそれなりに付きますし、④⑧⑨⑭⑯へ5点流します。

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