明けまして4歳と斤量増 #中山金杯 #京都金杯 予想

 明けましておめでとうございます。
 昨年は一向に当たらない競馬を繰り返してしまいましたが、今年は本命をズバズバ的中できるように頑張ります。昨年の傾向から考えたのは、能力とトラックバイアスとペースを3つの軸として、これをどこまで割合を考えた予想にするかという点で勝負していきたいと思います。

 という訳で早速、逆神か預言者か決まる一発目の金杯を、予想していこうと思います。自分は勿論ですが、読んで頂いてくださる方が納得できる予想を展開していこうと思います。

中山金杯

予想軸…能力50:TB40:ペース10

 今年から全馬が斤量が1キロ増となる点には注目したい。ハンデ戦を考えた時に、斤量は重要なファクターであるが、それは昨年のCBC賞でのテイエムスパーダが証明している。高速馬場の48キロで逃げれば1:05.8が叩き出せるように、斤量というのはそれだけで持ち時計を伸び縮みさせる可能性を十分に秘めているということになる。
 逆の話をする。時計が掛かる馬場で重い斤量を背負うことはより最悪のデメリットとなるのか。それは違うはずで、元からスピードレンジの上限値が下がっている状態で速度が落ちる条件になったところで、高速馬場の最軽量を頂点とした比例関係になるとは思わない。斤量そのものには同条件の馬場状態で比例関係はあるものの、馬場状態が悪くなればなるほど、より有利不利の傾きは緩やかになると考える。
 馬場が高速であればあるほど、スピードレンジの上限が無いからハンデ戦では狙っていけるが、中山のような時計が掛かる条件であれば、シンプルな能力差を考慮していきたい。

◎フェーングロッテン
 菊花賞では本命としていた馬だがシンプルに長距離適性が無かったと考えたい。昨年の古馬GⅠではJCのダノンベルーガを除き3歳馬が全連対という驚異的な成績を収めてきた。同斤量以上となってどうかだが、そもそも重いハンデが大きく不利とならない馬場状態を考えれば、基礎ステータスが重要になると考える。今回のメンバーは重賞戦線で活躍した馬が少なく、唯一のまともなレベルとなればクラシックぐらいである。昨年はハイレベルな上に成長力の高い世代であり、皐月賞よりダービー、ダービーより菊花賞の内容なので、菊花賞組の来ないレースではあるものの、あえて前走菊花賞から狙っていく。時計の掛かる馬場状態や内枠は有利条件であり、状態はかなり良いと考える。Cコース開幕週なので基本的にはイン前だと思うが…欲を言えば逃げて欲しい。

○マテンロウレオ
 クラシック期は後方からの競馬が多かったものの、骨折後は気性が改善されて前受けできるようになった。2走前は外差しのエリザベス女王杯の翌週で外差しが目立つ馬場状態の中でも内を突いて1着。荒れた馬場をしっかり通せるのはダンジグとロベルトを内包する母系の力もあるだろう。このコースは3戦3敗だが、ホープフルSは完全な前残りで後方一気、弥生賞と皐月賞は気性面があったと思う。ここ2戦で上昇一途ではあるし、大阪杯を盛り上げる1頭になれば。明け4歳にしてはハンデは重いが乗り越えてもらいたい。

▲ラーゴム
 想定10人気だがここは狙い目だと思っている。前受けして時計の掛かる馬場状態に強い。気性や右回りに改善を示しており、今の馬場状態でも戦えるだろうと思う。鋭角コーナーではあるが地方競馬場やローカルダートを攻略している点からも戦える。ただ能力的にはダートを使っていたがオープンでボッケリーニに勝つぐらいの上位だし、この相手関係ならすんなり先行して粘れるだろう。ほぼ初来日のバジュロ騎手だが、先行策をする馬の主戦だった経緯もあるし、特性的には外国人と肌が合う気も。ハンデが重いがどうせ持ち時計は無いので大して気にならない。

 差し馬が来た時の為にラーグルフ、スカーフェイス、カレンルシェルブルを相手に入れる。枠も良いし上手く生かせば頭まであるが道中の列まで前を取れる馬ではないので一旦スルー。枠的に抑えだがレッドランメルトは良い馬である。先日ホープフルSを勝ったドゥラエレーデの母マルケッサとかなり似た配合で、札幌、中山と連勝を続けている。ディープインパクト産駒ではあるがこういう馬場に向いてきそうなタイプで楽しみが広がる。気性的にはまだ2000mは長い気もするが。
 アラタは向きそうではあるし中山2000mも合うと思うんだが、まあ極端に前を取る馬でもなく上がりを使う馬でもないなら一旦はスルーで良いかなと。安定して馬券に組むには何とも難しい馬。それなりの後傾でもやれるんだが…

買い目
ワイド:①⑤⑪-①③⑤⑥⑧⑪⑮ 15点

京都金杯

予想軸…能力30:TB20:ペース50

 開幕週ではあるが2週前までは使っていた状態。馬場読みは難しいが中京2歳Sが参考となる。ジャングロとウインマーベルがワンツーとなった一昨年と比べると一段落ちるが、今年のメンバーレベルはかなり高く、その後の2勝クラスの時計より0.5秒早い走破タイムである共通点を考えれば、それなりに馬場が速い状態となっているであろう点が読める。昨年同様の馬場状態だろう。ビッグシーザーが恐らくこの世代の最強スプリンターである点はまた今度に。
 時計がそこそこ出るということは、軽斤量の馬が得られるスピード天井が高いということになる。正直メンバーレベルは微妙も良いとこなので堅く決まりそうではある。逃げ馬が多いので同型馬が馬券に固まる気がする。ペース次第。内が外なら内だがゴチャつくなら外がベター。

◎プレサージュリフト
 普通に考えて差し決着だろうと思う。出来れば東京新聞杯に出て欲しかったが斤量を考えたらまだ許容範囲。スローのマイル戦ぐらいのペースが合っており、ここは微妙に合わないが内枠を引けた点ではプラス。54キロというのは流石に美味しいハンデで、クイーンCから桜花賞のレンジをそのままの成長曲線で持って来れたら普通に頭だと思う。クラシックは着順以上に負けていないし、秋華賞は外を回したライラックと当馬、内を通したスターズオンアースで明暗を分けた形。流石にTBを考えても後者と比較するのは論外だが、ライラックは展開が噛み合ったとはいえエリザベス女王杯2着と力を示している。まだ見限るには早い。

○マテンロウオリオン
 流石にここは入れるしかない、両マテンロウが対抗である。直近2走は出遅れもあるが展開も合わずで歯痒い結果に。無難に賞金を加算してくると思われる。シンザン記念は明らかにメンバーが弱かったが前受けしていたように構えすぎなくても脚はある程度使える馬で斤量差を考えても実績が流石に違う。ペースが流れる方が強いが使える脚は中京向きでここでも大崩れはないはず。

▲オニャンコポン
 
取捨選択が少し難しいのだが、マイルが合わない事はないと思う。前走はアラタを目標に構えすぎたのが敗因ではあるが、2歳時には33秒台の上がりを使えていたように時計の掛かる条件のみ好走するという印象は無い。外から馬が来られると厳しいタイプで外枠はマイナスではない。どう見てもメンバーが弱すぎるので今回は三番手評価だが、マイルでゆったり構えて脚を使うのが良いのかそれとも前受けして粘るのが良いのかは分からない。馬体が増えていたら良いのだが出先で見られないので仕込むには微妙なライン。ピースワンパラディでも良い。

 相手はピースワンパラディ、エントシャイデン、エアロロノア(正直切りたい側なのだがダイワキャグニーやカイザーミノルよりマシなので)のリピーター組、イルーシヴパンサーかタイムトゥヘヴンを組んで予想を立てる。イルーシヴパンサーは流れない方が追走に脚を使わなくて済むので良いが今回は枠的なものもあるし考え所。タイムトゥヘヴンは多少流れた方が良いタイプ。後者かな。前が厳しそうな流れな上に落ち目っぽい馬しか先行出来そうにないので脚質違いで相手に入れる事はしない。

買い目
ワイド:②⑩⑬-②③⑤⑩⑪⑬+⑥or⑦ 15点

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?