2023凱旋門賞全頭分析【雑感多め】
1人で予想する用なので質に関しては気にしないで貰えると。木曜までに随時追加予定です。
今年の総評としてはラグビーでフランスが他国をボッコボコにしているように、地元勢が優秀。
🇫🇷エースインパクト(Ace Impact)
想定1人気。5戦無敗
2023年現在日本国内最強の3歳馬と聞かれると、7割ぐらいの人がリバティアイランドと答えるだろうが(ソールオリエンス、レーベンスティール、タスティエーラで残り3割)、それに比肩するぐらい強い。欧州型リバティアイランド。
圧倒的な余力量を武器にスピード質の末脚を繰り出すタイプで、リバティアイランドはもとよりイクイノックスやアーモンドアイに通じる部分がある。要はとにかく末脚がバカ速い。凱旋門賞はそう考えると、日本馬も鍛えれば近い内に手は届きそうなタイトルに感じる。
高速馬場が抜群に強い訳では無いと思うが、スピードが削がれ過ぎると厳しそうなタイプでもある。今年のロンシャン芝はそこそこ速いので、実力が全く発揮できない可能性は低いと見る。
懸念点は2400mが未経験ということ。カテゴリを超越し得る強さがある上に、今年の12F路線は非常に低調なのを見ると杞憂に終わる可能性も考えられるが、10Fで強い馬がパタリと止まる距離でもあるので、過信しすぎるのも禁物な気もする。
とはいえ仏ダービーは圧巻で裏切る理由にもならず、本命予定。何だかんだ日本のオッズも1倍台になりそう。
評価:95点(SS+)
🇬🇧フクム(Hukum)
11戦10勝バーイード(Baaeed)の全兄。
3歳時はセントレジャー5着、2400m超のレースにおいて抜群の安定感を見せ、翌年の2022年ドバイSC(勝ち馬シャフリヤール)でも0.2秒差の7着と善戦。同年のコロネーションCを4.1/4馬身差で快勝した後に長期休養。
1年後の復帰戦の10FのGⅢで、同じく復帰戦で昨年の無敗英ダービー馬デザートクラウン(Desert Crown)に競り勝ち、続くKGⅥ&QESでは後述のウエストオーバー(Westover)にも勝利、知らん内に強くなって帰ってきた。
弟と全く違いストライドが大きいタイプで、かつ全体的なスピードレンジが遅いところにあるので、Sea The StarsとKingmamboとかいうどうみても短い距離に適性を持つ配合の馬でも案外持つ。2400mは伸ばした限界ではなく寧ろ主戦場にも映る。
主戦が同じということもあって結構似た内容のレースが見受けられるが、恐らく日本馬だとラヴズオンリーユーとかが近いタイプに感じる。瞬間的なトップギアが物凄く長く続くタイプではないが、8.5〜9割の速度で付いて行ってゴール前に最高速度で差す印象。エコだが根性走りでもある。
最高速度を早めに使い果たすと厳しそうではあるが、先行してゴール前で交わす程度なら問題は無いだろう。6歳になってから余力が全く違っており、勢いそのままに勝ち切るなんてレースも見えてきそう。
評価:80点(A+)
🇫🇷フィードザフレーム(Feed The Flame)
凱旋門賞と同コースのパリ大賞の勝ち馬。
前哨戦とかの結果がそこそこ反映されるので、コース経験はプラスに働くが、仮柵設置位置の関係で実質の施行距離が変わるので適性があるかどうかはというのは別問題。
仏ダービーとニエル賞でキレ負けしているように、スピードレンジはあまり高くないため、スピードが出る今年の馬場は若干のマイナス補正が必要に映る。とはいえ失速している訳ではないので、スタミナ質の脚を活かせる展開になれば、という所。
距離を伸ばして内容が良化したように、本質的には長めの距離が向くと思う。2400mでも差し辛そうなので、追走力を一段階上げられるなら浮上するとは。斤量も優位なので、もう少し序盤から頑張れるようになれば強い。キャリアが浅いのでそこは期待値で買うメリットがある。
評価:70点(A)
🇬🇧ウエストオーバー(Westover)
昨年の愛ダービー馬。イクイノックスの2着。
馬場が悪くなると回避するとの陣営談だが、昨年の凱旋門賞は地獄馬場で6着であり、適正自体が無い訳ではない。
異なる国の12Fカテゴリで軒並み好走しており、こと2400mという距離での強さはこのメンバーだとトップに映る。昨年のキングジョージでは掛かって何も出来なかった(馬券を買っていたので恨んでもいる)が、今年はハイペースを力押し寸前まで走っている。
シンプルに馬が強くなっていると感じ、今年のレベルならどうにも手が届きそうな印象を受ける。末脚質はスタミナ寄りなので、出来れば前受けして構えていきたい。
コロネーションCではペースメーカーを用意して負けているので何ともだが、最後は詰めているし極度なスローペースにならない限りは出番がありそうな雰囲気。対抗に近い評価
評価:85点(A++)
🇮🇪コンティニュアス(Continuous)
英セントレジャーの勝ち馬でハーツクライ産駒。追加登録予定。
トップスピードに乗ってからしっかり持続するタイプで、日本馬だとシュヴァルグランとかに近い雰囲気を感じる。多少早めに踏んでも最後まで続くので、本質的にはステイヤーなんだろうとは。トップスピード自体は2400mでも通用するタイプで、馬券的にも気持ち的にも応援したい1頭。
懸念点はペースと中1週と右回り。2400mへのラップの対応力は鍵となる。場合によっては結構頑張らないといけない。中1のGⅠ連戦は日本競馬だとエリ女→JCみたいなローテ。デアリングタクトみたいに走る場合もあるのでそこは状態次第。
例に漏れずハーツクライ産駒なので良績は左回りに集中。右回りだと仏ダービーもキングエドワードⅡ世ステークスも決定的な負け方をしている。そういや凱旋門賞に挑戦する日本馬で左の方が強い馬は出てこないね。まあ当然か。
評価:70点(A)
🇬🇧ベイブリッジ(Bay Bridge)
バーイードから唯一白星を奪った馬。
元々10F路線で好走を続けていたが、前走のAWのセプテンバーSで12Fの強さを見せ付けた。10Fだとモスターダフやルクセンブルクに余力量で完全敗北していた(印象を受ける)が、12Fでも余力十分に10Fと同程度の末脚が出せる事を証明。こういう馬が大体一番厄介ってそれ。
セプテンバーSはかつてエネイブル(Enable)がステップに使っており、昨年の勝ち馬のモスターダフ(Mostahdaf)は凱旋門賞こそドウデュースより後ろの最下位だったが、2023年現在で10F路線の世界チャンピオンに君臨している。
愛チャンピオンSが凱旋門賞への有力なステップと評されるように、10Fでトップクラスのスピードレンジにある馬が12Fでも戦えるのは強い。日本でも、ダービーのステップレースが数多く存在する中で、最もダービーに近いステップは皐月賞なので、日本のオッズではあまり付いていないが、穴党は抑えておきたい1頭になる。
今年の馬場も合いそうで、立ち回れそうな枠を引いていきたい。とはいえ12Fの絶対性を1戦、しかもオールウェザーで見破るのは不可能なので、あくまで抑えまで。
評価:75点(A)
🇫🇷シムカミル(Simca Mille)
シム・カミルじゃなくてシムカ・ミルなのね。
昨年のニエル賞ではドウデュース(4着)を破りJCに参戦。その後両者共に大敗を喫するが、その後は両者共に頑張っている。スローからの瞬発力に秀でており、前半をゆっくり走って残り800mぐらいからゆっくり加速して最高速で何とかするタイプ。日本だとダノンベルーガとかが近いのかな。
それなりの強豪と競い合っており、安定した成績を残せている点からも能力は高い。10Fも負荷次第ではあるが熟せているようにスピードも悪くはない。所謂日本式の競走馬に近いタイプで、確かにJCに行くメリットはありそうに映る。
日本で全く人気していないが格は高く、過去3年のベルリン大賞の勝ち馬(2020年トルカータータッソ、2021年アルピニスタ、2022年レベルスロマンス)を見れば抜群に走りそうな雰囲気を感じさせる。
あまりスタミナが裏付けされる血統ではないように映るが、それでもドイツGⅠを勝つように地力が高い。このメンバーでも十分戦えると思うが、あまり前半から負荷が掛かりすぎるレースは厳しいと思われる。
評価:80点(A+)
🇯🇵スルーセブンシーズ(Through Seven Seas)
ルメール騎乗は3戦無敗の池添専用機っぽい牝馬。
名前は確かに欧州向きだな。というのは冗談で、通用するかどうかの話。武器は余力量と高いスピードレンジを生かした末脚にある。イクイノックスに負けたのは直線の踏み遅れによる部分も大きいが、仮にロス無く運んでいたとしても、持続力の観点でイクイノックスが勝っていた可能性は高い。
武器がエースインパクトと被る以上、その破壊力と斤量の観点から、彼には見劣りするかなという所感で、とはいえこれを武器にしている馬も少ない事から、例えばルメールならエースインパクトをマークする形であれば好走が可能だと思うし、ルメールはそういうレースが多分出来る。
それだけ中山牝馬Sの勝ち方は圧巻で、挑戦する価値もあると考える。昨年、一昨年の阪神遠征の際は大敗しているが、今年の宝塚記念の際の調教評価で私はイクイノックスに次ぐ最高評価を下しており、滞在競馬が向くタイプなのだと推察できる。
馬場適性の部分に関しても、極悪馬場で開催された今年の高松宮記念の週では、ドリームジャーニー産駒が全て3着以内に入線しているため、案外時計の掛かる馬場状態の方が得意ではないのかと見る。
それより一番大きな懸念点は2400mの適正面であり、オークスでソダシより下の9着となっている点が不安に映る。過去に凱旋門賞で好走した馬はいずれも2400mで好走実績があるように、適性云々の御託を並べても結局は2400m、その距離で強いかどうかが全てなのである。
勿論オークス時とは3〜4段階も強くなっているのは確かだが、覚醒したリスグラシューやラッキーライラックも、続く香港ヴァーズでは負けている。彼女もそういう非根幹向きのタイプだった場合、好走ラインに到達するまでもなく脱落する可能性まで考えられる。
覚醒したラッキーライラックに勝ったグローリーヴェイズの調教師が、スルーセブンシーズを管理する尾関師でもある。彼はとりわけ2400mに強かったが、彼の物語の先を見せてくれるのではと、期待せずにはいられない。
評価:65点(B+)
🇬🇧フリーウインド(Free Wind)
欧州のスルーセブンシーズ枠。
比較的遅めのデビューながら3歳時は圧倒的な成績を収め、2度の長期休養を挟みながらGⅡとGⅢを4連勝。前走は初GⅠながらウォームハートに僅差の2着と、力自体はここでも見劣りしない。
末脚質はフクムと似たタイプで、重厚なサドラークロスが示すように長い距離向き。スタミナを活かしつつ一瞬の脚で差していく印象。フクムにも言える事だが、最後に脚が上がりやすい可能性は持っている。前走も差し切る勢いだったが、ウォームハートに競り負けているように、仕掛けが早いと最後の持続力で遅れを取る。
ラストイヤーのデットーリが乗るっぽいので、海外では人気先行の印象。とはいえ中穴、日本では大穴なので、狙ってみるのも一考かも。力関係的には厳しくなる以上その点に注意は必要となる。
一発狙うならフクムのマークになりそうで、そこら辺の相手関係は明確にも。
評価:60点(B)
🇫🇷プラスデュキャルゼル(Place Du Carrousel)
フランスの強豪牝馬。
フランスの古馬路線は結構混沌なのか、イレジーンやナシュワ相手に勝ったり負けたりを繰り返している。前走は初の2400m戦だったが、(5頭立ての)最後方追走イレジーンの猛追を交わし1着。
出走はしないがこういった強豪達は、他の国の強豪達とも十分に渡り合っており、力関係的にはあまり差が無いではと思う。相手強化かと言われればそうだが、他馬と比べるとそれこそウエストオーバーやフクムぐらい、前走と相手の差が無い印象。
強みは持続力、もとい相手の平均より速い速度でずっと走る能力がある。大阪杯のポタジェなんかにも言える事だが、こういう馬は流れに乗ると滅法強い。トップスピード勝負や本質的な末脚勝負には向かないタイプだが、2400mになって道中を楽ができるようになったので、押し切る形を取れそうな印象を受ける。
とはいえトップスピードに秀でたタイプでもなければ、トップスピードを持続するタイプでもないので、普通に回ってくる事が脅威と見たい。前が止まる展開なら浮上するし、案外そこそこならキレもあるので楽しみである。
調教師は凱旋門賞最多勝のアンドレ・ファーブル師で、あのエネイブルに勝ったヴァルドガイストも管理していた。彼もフォワ賞からの臨戦で伏兵ながら勝利を収め、どこか通じる部分に見えてしまう。
評価:80点(A+)
🇩🇪ファンタスティックムーン(Fantastic Moon)
素晴らしい馬が追加登録してくれた。
ドイチェスダービーを父のSea The Moonばりの大外一気で鮮やかに勝ち、続くニエル賞も後続を寄せ付けずの完勝。父父Sea The Starsは8連勝で世界の頂点を駆け上がり、フクムやバーイードの父としても活躍している。
この馬はトップスピードで撫で切る抜群の末脚を持っている。最高速への到達速度、そこから持続する脚も見事で、ニエル賞を勝った後はJCへのプランまであったがここに来てくれるのが嬉しい限りである。
母父モンジューの持続性能と、サロミナ(サリオスら兄弟の母)の父でもあるロミタスが母母父に入る事でスタミナ性を高めており、やはり2400mの切れ味の鋭さはこのメンバーだと非常に高いレベルにある。
ダルマイヤー大賞では米国の(ほぼ)芝三冠馬のネーションズプライドに完全敗北を喫したが、ネーションズプライドは10Fが主戦場で適性差が出たと思う。やはり主戦場は2400mからだろう。先述のフィードザフレームを完全に封じた末脚は、同コースの凱旋門賞でも期待が持てる内容だった。
エースインパクトとのマッチレースに期待。フィードザフレームの現地オッズを鑑みれば、数字以上のパフォーマンスが出来ると思う。主戦場が長めな以上、懸念点はペースが上がった時の対応力だろう。
評価点:90点(S+)
🇩🇪ミスターハリウッド(Mr.. Hollywood)
ドイツの悲しき2番手。
ドイチェスダービー、バーデン大賞共に2着と惜しいレースが続いている。とはいえ、先述のファンタスティックムーンにはコースロスが無い状態で着差を付けられており、バーデン大賞の勝ち馬ザグレイ(イクイノックスの3着)は直線で本馬に蓋をされる形となっていた。
好走こそはしているが、ドイツのトップランナー相手に対しては力負けしている印象で、その上負けた相手は不利があった状態なのが印象を悪くする要因だろう。
負けてる理由には幾つかあるが、大きいものはトップスピード値の低さがある。一番速度が出るタイミングで置いていかれるので、正直覆らない所でもある。とはいえ、単独2着は確保しているように、末脚の持続力やスタミナに関しては非常に高いレベルにあると感じる。
負けたザグレイが負けたウエストオーバーが負けたフクム…みたいな事をしても堂々巡りなので、武器を活かす形なら当然ロングスパートになる。また、馬場が悪くなってスピードが削がれる形になれば、浮上してもおかしくない1頭。とはいえ他の3歳馬と比較しても、スピード値で劣っている印象は否めず…
評価:70点(A)
🇩🇪シスファハン(Sisfahan)
ドイツの悲しき2番手(2頭目)
2年前のドイチェスダービー馬で、同年のバーデン大賞ではトルカータータッソの2着となり、長く不調が続いていたが、今年のベルリン大賞でシムカミルの2着となっている。
先述のミスターハリウッドと同様、トップスピードで負けている印象はあり、なおかつ古馬なので同型のミスターハリウッドと斤量差もあると考えると、狙って馬券に組み込むのは難しい印象を与える。
そもそもミスターハリウッド自体そこまで高評価出来ていないので、彼と同様に、馬場が渋ったりロングスパート戦になれば浮上しても良い1頭になる。
同型が2頭被ったので末脚について解説すると、同じ速度でどれだけの距離を走れるかというのがスタミナになる。600mを31.4秒で走るリバティアイランドより遅くても、1000mを55秒台で走るプログノーシスより遅くても、3000mを3分ちょっとで走るタイトルホルダーの速度に優位性はある。
出来れば先行したいというのは、その速度を2400mの全体走破時計のレンジで分析した際の話であり、注目するとしても、2頭とも馬券に組んで買えるようなコンディションになるかどうかで。
トルカータータッソのアレを起こせるかと言われると、流石に強さが落ちるかなという印象。穴は開けそうだが前走が負けすぎにも。
評価:60点(B)
🇫🇷オネスト(Onesto)
昨年のJCでは7着。
3歳時は仏ダービー5着、続くパリ大賞でシムカミルを競り落とし1着、愛チャンピオンSではルクセンブルクやヴァデニと競い合っていた。凱旋門賞は流石に馬場が起因しての10着だと思われるが、その後JCに臨戦して7着なようにタフな馬である。
今年に入ってからは低迷気味。ルクセンブルクの臨戦過程を見れば明らかだが、調子を落としているのか、それとも斤量なのか、3歳時の強さを見せていない現状にある。ジャックルマロワ賞は適性外といえど、今の状態で凱旋門賞に挑んでも前年と結果はあまり変わらないように映る。
復調するのであれば侮れない1頭になるが、近走も力負けという印象が否めず、評価を高く設定できる要素は見当たらない。
馬場自体は今年の方が合うが、流石に強さの次元が全く足りていないのは気掛かり。イクイノックスと対戦するかこっちを選ぶかと言われれば後者なので、人気以上に走る1頭にはなりそうだが、1着争いをするイメージには無い。来たら仕方無いという1頭。
評価:55点(C+)
🇫🇷ハヤザーク(Haya Zark)
本当のダークホース。GⅠ初挑戦。
確認できるのがシムカミルのアルクール賞のみで、見た限りだと伸び負けている印象。昨年ステイフーリッシュが2着のドーヴィル大賞にも出走しているが、勝ち時計が10秒以上遅く判断には困る。
馬柱を見ただけで力負けとは判断できないが、メンバーレベルが遥かに上がる点を考えれば、大激走が考えられるのは相当難しいのではないかと感じてしまう。
とはいえ日本では恐らく400〜500倍ぐらいのオッズになりそうで、宝くじよりは全然当たるのでそういう点では悪くない。
評価:50点(C)
結論
評価点上位
🇫🇷エースインパクト:95点(SS+)
🇩🇪ファンタスティックムーン:90点(S+)
🇬🇧ウエストオーバー:85点(A++)
🇬🇧フクム:80点(A+)
🇫🇷シムカミル:80点(A+)
🇫🇷プラスデュキャルゼル:80点(A+)
🇬🇧ベイブリッジ:75点(A)
この7頭かなと。他の3歳馬は斤量を補正すれば割って入れそうな雰囲気があるが、力負けした馬と対戦する形となり、あまり上の評価で考えたくはない。
日本のオッズでは、イクイノックスとの対戦経験があるウエストオーバーや、それを負かしたフクム(しかもこのレースでオーギュストロダンが歴史的大敗を喫している)が人気になりそう。
ファンタスティックムーンは恐らく人気になるだろうが、下の3頭は人気にならないように感じる。狙い目はこの辺りになるのでは。
馬券は、狙い目を決めて軸から買うより、手広く流して問題無いレース。エースインパクトの過集中度次第では、非常に狙いづらい可能性もあるが、今年は低調なメンバーが揃ったことだし、オッズ妙味もありそうである。
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