低調なメンバーだからこそ狙うは最前列! #フェブラリーS 予想

 今年のフェブラリーSは低調なメンバーが揃ってしまった。まずは本命筆頭のカフェファラオがサウジアラビア遠征の為回避した。そっちはそっちでワンターンの左回りなので頑張って欲しいが。
 左回りのダートで全連対のギルデッドミラー、それを凌いだデシエルトは故障。ゴドルフィンマイルの勝ち馬でバーイードと僅差のバスラットレオンがサウジアラビア遠征である。

 幾らクラウンプライドやテーオーケインズ、ジュンライトボルトやウシュバテソーロがマイル適性が低いとはいえ、持ってる数字としてはメンバーが集まったGⅡぐらいが妥当な評価だが、古株の引退も重なったのも事実である。
 そういった馬は大概差し馬で、コース適性が高いタガノビューティーは賞金が足りず除外されてしまったように、今年は差しの有力馬が明らかに少ない。不安点が大きいが一発狙いをする上では狙うしかないのだが、それでも軸は前列から、少なくとも好位差しが出来る馬を狙っていきたい。

主要レース分析

チャンピオンズC
能力30:TB30:展開40
スローペースの前残り。直線は上がり勝負となり、勝ち馬のジュンライトボルトの決め手が勝っていた。外を回した馬は軒並み次走評価すべきだが、それでも能力である程度決まった感は否めない。どう見ても内が有利だった。

東京大賞典
能力30:TB25:展開45
道中で4着サンライズホープが大きく捲り消耗戦に。1・2着馬は動かず脚を溜めることができた。粘っていた6着ショウナンナデシコ、釣られて動いて脚を失った3着メイショウハリオは適性があれば短縮ならプラスになる。

南部杯
能力30:TB40:展開30
順延になりかけるレベルの悪天候でハナを切ったヘリオスが粘る形。1頭分外目の内が有利で後方から仕掛ける馬にはノーチャンスだった。かなり締まったペースで逃げたヘリオスは評価できる。

フェブラリーS(2022)
能力30:TB35:展開35
スピード乗りが良すぎる馬場状態で強い先行馬が粘り切れる形。勝ったカフェファラオの力が違った。後方からの馬はノーチャンスで、4着ソリストサンダーは運が悪かったものの力差は無い。

東海S
能力20:TB25:展開55
ヴァンヤールが落馬した上レースに参加した為差し馬が全滅する状況に。プロミストウォリアが逃げ切りを果たすが2着ハギノアレグリアスはカラ馬に絡まれておりレースレベルはかなり低調。出走数はほぼ無いので気にする要因は無い。

根岸S
能力40:TB20:展開40
出遅れた最内枠の馬がヘリオスに絡みハイペースに、良馬場のレコードタイムで決着した。出負けした上で5番手追走の勝ち馬レモンポップは力が違いすぎる。差し馬の展開利はあったが初距離でこのパフォーマンスのケンシンコウは評価したい。

予想

予想軸…能力45:TB25:展開30

低調なメンバーが集まったからこそ地力を評価したい。現時点で見せた能力以上のパフォーマンスを発揮できるならここまで微妙なキャリアが積み重なってない。後方から脚を使える馬も大して目立たない為、差し馬より先行馬を重めに予想する。

◎ドライスタウト
 キャリア8戦以内で勝った馬は現在は出走機会5連勝中で、中々優秀な成績を収めている。とはいえ、条件としては2〜3歳時に破格の数字を出しているのがマストとなる。ドライスタウトのデビュー2戦目は時計的にはかなり優秀で、後々オープン馬も複数出ているレベルの高いレースになる。その後は時計が出ない地方や格の低いオープン競走に出ていた為、2歳時に出た数字を未だに更新せずここまで登り詰めてきた。数字に表れない強さがあると思う。上昇もある。レモンポップに勝てるぐらいのポテンシャルはあるはず。

○レモンポップ
 どう見ても力が上である。根岸Sは過去最高レベルの数字が出ており、それに次ぐ数字であるモズアスコットでもここから圧勝したように、この馬も主役になれる可能性がある。1Fの距離延長やローテが疑問視されているが、普通に武蔵野Sもレベルが高い。普通の状態で普通に走れば連対は外さないと思っている。勝負になる有力馬が不在の状況も良いし、前走の脚を見てもマイルぐらいまでならどういうペースでも余力が十分であると思う。坂井騎手とも手が合うと思う。

▲シャールズスパイト
 ダート適性は全くの未知数ではあるものの、モダンゲームスに僅差の2着は非常に価値があり、負けたレースも内容は悪くなく、安定した数字を出している。血統的にはダート適性はあると思うし、差し馬の中で最も魅力的に映るのはこの馬。エンジンの掛かりが遅いタイプの為、早くから動かすモレイラ騎手と府中の長い直線がハマれば一撃があっても。状態はかなり良さそうだし初の外国馬が見せ場を作って欲しい。

△ヘリオス
 4番手評価はこの馬にする。逃げた時の成績が抜群に良く、数字が出る盛岡の高い水準のレースにも対応できる。根岸Sでも好走している点を考慮しても、大穴という枠に収まらない魅力を感じる。今回は前で構える馬が強すぎる点からマークは明らかに厳しいが少しでも展開が向けば可能性はある。

△セキフウ
 この馬は気分良く走るかどうか。気分良く走りさえすれば一発があっても驚かない。ほぼ追込脚質の時点で厳しいとは思うが早い上がりや時計に対応できるし、水準としても悪くない。出遅れは一応想定内で。

×ショウナンナデシコ
×メイショウハリオ
 府中のワンターンマイルの適性があるのか分からない点が多すぎるが、一応この2頭は前走の内容的に短縮して良さそうなので抑えておく。状態面だとこの2頭がトップに映る。格もあるので直前の状態を見極められるなら取捨選択だが、個人的な都合で見れそうにないので抑えで買う形。

☆ケンシンコウ
 ムラの激しい馬ではあるものの能力は高く、メイショウハリオに僅差のレースが続いたり、川崎記念3着のニューモニュメントやジュンライトボルトとも差の無い競馬が出来ていて地力はある。前走も初距離の割にはよく追い込めていたし、今回はどの列から競馬が出来るかというのは鍵ではあるが、それ以上に大駆けする可能性を秘めていると思う。

買い目
三連単1・2着流しマルチ
④⇔⑦⇔②③⑥⑨⑫⑭ 30点

お勧めするのは④⑦軸の馬連で10頭ぐらいに広げてヤケクソで買ってもガミの目はあるが元は取れる。個人的には印で決まって欲しいし印ですら不安点まみれで他馬の見解をあまり書く余裕が無いので。

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