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【15点から始める馬券生活】#皐月賞 予想

前回の結果

本命のナミュールは10着…
明らかにチューリップ賞から出来を落としていましたね。賞金的に前走は権利を取らねばならなかったので仕方無いですし、マイナス馬体重もギリギリ許容圏内だと思いましたが、馬的には限界が来てしまったようです。NHKマイルに出てもこの状態ではセリフォスやジャングロ、マテンロウオリオンに勝てるとは思えないので、秋に向けて立て直して欲しいです。能力的には抜けているので次に期待しましょう。

今回の皐月賞もメンバーは拮抗傾向で、本来であれば能力順、完成度の高い順に予想を組み立てたい所ですが、それ以上に状態面や臨戦過程を重要視したいところです。

これは先週の桜花賞での調教評価なんですが、予想的にはこちらを軽視してしまっただけに歯痒い結果に終わってしまいました。当日のトラックバイアスも加味して馬券は買っていきたいところです。

皐月賞の調教評価は以下の通りです。ご参考までに

レース展望

まずは「最も速い馬が勝つ」という謂れに則って、持ちタイム面で分析してみます。過去7年、中山芝2000m/芝2000m/芝1800m/芝1600mの距離で個別にタイムを比較して、その全てで6番手以下のタイムを持つ馬は、17年のダンビュライト以外居ません。今回だと人気どころではオニャンコポンがタイム的には劣っており、少し割引が必要かもしれません。

続いて血統データから。ハーツクライ産駒の馬券内は20年サリオスのみです。ジャスタウェイ産駒のヴェロックスが馬券内ですし、必ずしもという訳ではないですが、今回はハーツクライ産駒が多く、ある程度割引が必要かもしれません。ドウデュースはハーツクライ産駒ですがサリオスに近く、朝日杯を制しているスピード能力もありますしここは無視しても良さそうです(まあ決め手に欠ける印象こそありますが…)

ディープインパクト産駒は当然ながら滅茶苦茶強いです。言わずもがななのでここは割愛。

意外なところだとエアグルーヴを持つ血統が強いです。ドゥラメンテは勿論のこと、ルーラーシップ産駒や、昨年のタイトルホルダーのような孫世代でも結果を残しています。人気馬だとデシエルトが母がドゥラメンテの全姉にあたり、期待が持てる1頭となりそうです。

春クラシックでは無限にデータがあるローテーション面からは、キャリア2戦の馬の成績は抜群に悪いことを挙げたいと思います。近年ではデアリングタクトだけ規格外でしたが、文字通りこの馬と比較するには三冠級の能力は必須です。そもそも新馬戦と次のレースで馬にレースを覚えさせることは不可能に近く、実際イクイノックスやダノンベルーガは、レースセンスにおいて他馬より劣っている部分が複数存在してしまいます。

近年傾向のトライアルデータなど拾い出すとキリがないので、今年のトレンドデータを拾います。レース間隔中11週以上の鉄砲は、大阪杯のヒシイグアス以外例外なく掲示板にも入っていません。レッドルゼル、レシステンシア、エフフォーリア、ラブリイユアアイズ…本来ならもっと好走してもおかしくないはずなのですが…。

今年はノーザンファーム天栄の成績が抜群に悪く、どうも外厩が機能していないっぽいんですよね。その点で、間隔の詰まらない天栄馬は個人的には軽視で、何ならしがらきも切りに行きたいかなと。レイパパレを除けば金子真人所有のソダシとポタジェしか好走してないですし(桜花賞最先着も7着…)

能力的には以下の記事を参考にして決めていこうと思います。ただやはり混戦傾向なのは変わらずで展開や枠順がベースとなるかなと。


予想と見解と買い目

◎デシエルト
◯アスクビクターモア
▲ドウデュース
△オニャンコポン
△ジオグリフ
×ボーンディスウェイ
×ダンテスヴュー

これでいきます

本命は目下3戦3勝のデシエルトです。皐月賞は3年連続で3連勝の無敗馬が勝っていますが、まあそこは気持ち程度の補足ですね。この馬のスピード性能はドゥラメンテに近い印象を受け、逃げ馬ではありますが終いの脚もきっちり持っており未完成ながらも大物の気配を感じる1頭の為注目してみたいです。気性的には多少心配が残りますが、稍重にも関わらず、前走若葉Sの勝ちタイムはBコース替わりの桜花賞週に開催された忘れな草賞より0.1秒早く、この週にプログノーシスが大阪杯のポタジェより0.1秒早く走った点からもかなり高評価です。人気馬は差し傾向が強く、先行して押し切れるスピードは魅力的に映ります。

対抗にはこちらも前哨戦を制したアスクビクターモアを挙げます。昨年のタイトルホルダーと被る印象の多い1頭で、前で粘れるディープインパクト産駒です。1戦ごとに内容を詰めてくるタイプで、弥生賞は不利を受けなかった分もありますが最後は自力で押し切った形。中山では3戦3勝の超実績があり、状態の良さも伺えることから大負けはないかなと。内枠を活かして上手く先行して欲しいですね。

▲に昨年の最優秀2歳牡馬のドウデュースを挙げます。機動力の高いハーツクライ産駒で、サリオスに近いタイプのように見受けられます。抜群の切れ味こそありませんが、総合力なら世代トップで先行力も高いです。状態はまず間違いなく最上位の仕上げで、ここは武豊騎手が勝ちを引けるのではと思っています。ただ決め手の面や血統面で印を少し下げざるを得ないですね。

他は上り調子の馬から選出したいところです。というのも、ホープフルS組の次走内容を見ても、とてもじゃないですがレースレベルが高いとは言えず、能力こそ差はあれどパフォーマンスは立ち回り次第だと思っています。

そういう意味では△オニャンコポンはレース幅が広がって楽しみな1頭です。先行して外から寄られると少し難しい面を見せる馬でしたが、前走では敢えて位置を下げ差し足に徹することで勝ち切っています。1戦ごとに内容を修正して戦える柔軟性は本番でも活きると思いますし、今回は逃げ馬の数が増えてペースが淀みなくなる点からも、控える競馬を覚えたのはプラス材料です。

△ジオグリフは牡馬の番付でも4位に評価する素質馬で、前走は直線で窮屈になる面がありましたが斤量57キロで連対するなら大したものです。喉鳴りの状態面に不安は残りますが、外枠を引いて前走よりスムーズなレース運びができる点はプラス材料として評価したい所です。この馬とダノンベルーガ、イクイノックスはやはり状態面に不安が残りますが、枠順を見て一番スムーズなレースができそうなこの馬を評価します。

あとは枠順、調教の良い×ボーンディスウェイと×ダンテスヴューを挙げたいと思います。葉牡丹賞1着、ホープフルS5着の実績があるボーンディスウェイはしっかり権利を取った点からもコース適正に優れていますし、兄はホープフルS3着、皐月賞5着のヨーホーレイクを持つダンテスヴューも父がキングカメハメハという点から中山の方が向いていると思います。

今回はそういった面で窮屈なレースを強いられるであろうダノンベルーガ、大外から瞬発力を生かせないイクイノックス、状態面で急仕上げのキラーアビリティとジャスティンパレスを軽視しようと思います。調教では動きが重く、能力は確かですが前走以上に淀みない流れになる今回の皐月賞では、追走に手間取る可能性や直線での不利を考えると、もう一列前で競馬できる馬が理想的ですね。

買い目は思い切って◎◯▲のワイド3点で勝負します。

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