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【編入】2020年度 金沢大学法学類 編入試験合格体験記

 初めまして。2020年度 金沢大学法学類編入試験に合格しましたTomoです。

 今回は金沢大学法学類編入試験の合格体験記として、事前に準備しておくことや試験の対策、当日の試験の流れについて書きたいと思います。2021年度以降の受験生の一助になれば幸いです。

①TOEICについて
 2020年度金沢大学法学類編入試験の受験要項  には、下記のように受験資格として示されています。

下記の①から③のいずれか一つの資格を満たしている者
①TOEFL-iBT : 61以上
②TOEIC Listening&Reading Test : 600以上③IELTS : 5.0以上 

※2020年度の受験要項です。変更される場合もあるので、各自該当年度の受験要項をお確かめください。

 おそらく多くの方がTOEICで受験するはずなので、TOEICを中心に書きます。
 
 まず、私のTOEICの点数は恥ずかしながら675点でした。他大学含め編入合格者の中では低成績の部類に入るのではないかと思います。
 
 実際にどれだけTOEICの結果が入試に反映されているのか定かではありませんが、この結果から分かることはとりあえず600点以上は確実に、かつ早めに取得することが大切です。600点を越せなければそもそも受験資格がありません。さらに、早めにTOEICの受験資格を獲得することで次に述べる法学検定や面接の対策に時間をかけることができます。

②法学検定について
 2020年度金沢大学法学類編入試験の受験要項には、法学検定について以下のように記載されています。

法学検定試験(法学検定試験委員会)「ベーシック〈基礎〉コース」以上に合格している者

 
 法学検定試験は、ベーシック〈基礎〉コース、スタンダード〈中級〉コース、アドバンスト〈上級〉コースの3コースあります。
 そのうちベーシック以上のコースに合格すれば受験資格を得ることができます。もちろん上位のスターンダード、アドバンストコースでも受験資格は得ることができます。
 
 ちなみに私はベーシックコース(excellent合格)に合格し、出願しました。しかし、法学に関して勉強している身として上位のコースで出願するほうがよいのではないかと思います。けれどもスタンダード、アドバンストコースでなければ、編入試験に合格できないわけでもないようです。ベーシックコースでも合格の可能性は十分あります。

③試験当日について
 受験生が1番気になるのは面接試験だと思います。ここでは、当日の試験について時系列順に書いていきます。

⑴午前8時40分に集合、ちなみに今年度の受験者数は20人でした。その後説明があり、午前9時から個別面接スタート。

⑵受験生控え室から面接官のいる教室へ移動します。面接官は3人で、3対1の面接です。

⑶まず受験番号を聞かれます。

⑷面接が始まるとすぐに面接官から、「衆議院解散」について知っていますか?と聞かれました。(私はとりあえず知っていますと答えました)その後、衆議院解散の説明を求められました。 

 その後、首相の解散権に制約を加えるのに賛成ですか、反対ですかと聞かれました。そして私は賛成と答え、その理由を説明しました。(すいません、この部分の記憶があまりなく100%正確ではないかもしれません)

また、わからない場合は面接官からアプローチしてくれます。大事なのは、わかりませんと答えるのではなく、何かしら考えて発言することです。

 このように今年の専門的素養の質問は「衆議院解散」についてでした。(ちなみに昨年度は「選択的夫婦別姓」に関してでした)法学の専門的知識のみならず、政治学の知識も必要であることが今回の入試からわかります。

⑸次に、志望理由書からいくつか質問されました。こちらは、個々に違いが出てくると思いますが、どれも想定可能な質問でした。
 
ちなみに私は政治思想史について質問されました。例えば→ハンナアーレント以外に興味のある思想家は?政治思想史と法学の関係性は?
政治思想史のどのようなところに魅力があるか?などなど。

面接のまとめ
1.面接官は3人で、3対1の形式
2.専門的素養→志望理由書からの質問
3.面接時間は約10分程度

以上が合格体験記としてまとめた内容です。来年度以降の編入学試験対策の参考になれば幸いです。

※私は金沢大学法学類の編入学試験には合格しましたが、諸事情により金沢大学法学類への編入学はしておりません。(受かったくせになぜ編入しないのかとご批判があるのは承知しています)よって、編入後の大学生活や履修状況などは分かりかねますのでご容赦ください。


 





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