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怪物ルーキー度会を阪神バッテリーはどう攻略すべきか

3月29日にプロ野球が開幕した。
阪神は開幕から苦しいスタートを切り、2連敗を喫した。
しかし、3戦目では森下の活躍によるスリーランホームランを含む5-0の勝利で、連覇への道を歩み始めた。

その阪神は、今日から京セラドームで横浜DeNAとの3連戦に臨む。
DeNAの要注意選手が大型ルーキーの度会である。
度会は開幕から打率.385、ホームラン2本という、ルーキーとは思えないほどの抜群の活躍を見せている。

そのため、本記事では阪神バッテリーがどのようにして度会を抑えるべきかを深く考察していく。


度会の長所



①積極的な打撃スタイル


横浜度会の最大長所は、初球から強く大きく振れることである。
実際にこれまでの14打席のうち11打席でファーストストライクを狙ってスイングしていることからもその傾向がうかがえる。

単に振るだけではなく、力強く振り抜くことで長打の可能性も秘めている。
この技術は、プロ入り後の初本塁打が初球であった事例によっても裏付けられている。

阪神バッテリーにとってファーストストライクをどのように取るかが一層重要な戦略的課題となる。

②変化球対応


変化球を拾う技術に関しても度会は秀でたものがある。
オープン戦では、イチローを彷彿とさせるような低めの変化球を見事に拾い上げ、ヒットにする技術を披露している。

シーズンでも、左ピッチャーからのスライダーを片手で巧みに捉え、ヒットにするなど、変化球への対応能力は非常に高い。

度会の短所

①積極性が裏目に出る


度会の短所は、積極性が裏目に出る場面も少なくないことである。

特に、浅いカウントの段階で難しいボールに手を出してしまい、空振りやゴロを打ってしまうケースが見られる。

これは、変化球をうまく拾える能力が高いがゆえに、ボール球にも手を出し過ぎてしまうと考えられる。

結果として、追い込まれる前の段階で難しい球に手を出し、あっさり凡打に終わる打席が散見される。

②選球眼


度会はストライクからボールに変わる変化球の見極めが苦手である。

追い込まれる前であってもボールに手を出すことで、投手を助けてしまう場面がある。

このように、積極的な打撃は長所であると同時に、ボール球に手を出しやすいという短所ともなっている。

未知数なインサイド対応

横浜度会の未知数な面として、インサイドへの対応が挙げられる。
広島は2戦目での頭部への死球が影響し、以降の試合では広島側がインコースを積極的に攻めることができていないかった。

そのため、横浜度会がインサイドにどう対応するかはまだ明らかになっていない。

今後、相手チームがインコース攻めを積極的に試みる中で、横浜度会がどのように対応していくかは注目される部分である。

阪神バッテリーは度会をどう攻略すべきか


阪神バッテリーが横浜度会に対して取るべき戦略は、度会の積極的な打撃スタイルと選球眼の弱点を巧みに利用することである。

具体的には、初球から勝負球のような変化球を投じることが効果的と言える。

初級からストライクからボールになる変化球を初球から投じることで、度会を誘い、空振りなどによって投手有利なカウントを作ることが可能になる。

度会はファーストストライクを強くすることができ、変化球をうまく拾う能力があるものの、ボール球に手を出しやすい傾向がある。

そのため、この特性を利用して度会を攻略することができる。

度会攻略のため参考にすべき打席


阪神バッテリーが参考にすべき具体例として、DeNA対広島の3回戦での度会の第3打席が挙げられる。

この対戦では、アドゥワ誠投手が度会に対し、初球ストライクからボールになる変化球を投じ、度会は空振り。

この投球によって、度会は変化球への意識を強く持ってしまい、3-1から高めのストレートをセンターフライに打ち上げてしまった。

この打席では、度会がボール球の変化球を振らされてしまったことで、変化球への意識が強くなり、高めのストレートへの反応が遅くなっていた。

このように度会の弱点である選球眼を利用し、浅いカウントからボール球を振らせることで、度会に変化球の意識を強め、思い通りのバッティングをさせないことが重要である。

阪神バッテリーの度会攻略はファーストストライクをどのようにとるかが重要である。
ぜひ、その点に注目してDeNAとの3連戦を観戦してみてください。

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