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俺が考える阪神最強打順

はじめに

 阪神打線のバットが湿ってしまっている。開幕後、状態の良かった阪神打線だが、ノイジーの不調により打線の中核である3番打者が固定できていない。そのため、本記事では、阪神の得点力不足を解消するため、行うべきである打順変更案について記していきたい。

変更案①
1 中野
2 木浪
3 近本

 一つ目の案は、近本の3番起用である。その場合、1番に中野、2番に木浪を起用することが最適であると考えた。
 この打順は、1〜3番まで足の速い打者が並ぶ。そのため、機動力や小技を活かした攻撃が可能となる。1番の中野が出塁率した際は、盗塁やバントなどでランナーを2塁以上に進める。そうすることで、今最も打率の高い近本の前にランナーを得点圏に置いて回すことができる。
 2番の木浪は中野と比較すると出塁率やランナーを置いた状態でのバッティングなど劣っている点はあるかもしれない。しかし、近本という阪神で最も打率の高い打者が3番にいる。そのため、シンプルに送りバントを行い、1アウト2塁を作り、近本がランナーを返すという得点パターンが形成可能である。足の速い中野が1番にいるため、ランナー2塁からシングルヒットであっても得点する可能性は高い。
 また、この打順では大山、佐藤といった長打を期待できる打者の前に出塁率の高い近本を置くことができる。

変更案②
1 中野
2 佐藤
3 近本

 2つ目の案は、1番に中野、2番に佐藤、3番に近本を起用する打順である。
 この打順はここまで調子の安定していない佐藤のためのものである。出塁率の高い中野の後を佐藤が打つことで、佐藤にランナーを置いた状態で回る機会が増える。1塁ランナーに中野がいると、相手バッテリーは盗塁を警戒せざる負えない。そのため、バッテリーは佐藤の弱点であるインコースのストレートやワンバウンドする変化球を投げ辛くなる。結果、佐藤が打ちやすい状況で打席に入る機会が増える。
 また、1塁にランナーがいることで、ファーストはベースにつかなければならない。そのため、一二塁間が広がり、佐藤のヒットコースが広がる。 
 このように、2番に佐藤を起用することで佐藤の良いところが出やすい。

変更案③
1 近本
2 中野
3 大山
4 佐藤

 最後の案は、大山を3番に起用する案である。
 ここまで、4番として大活躍している大山を3番に起用するなんてと否定的に考える人もいるかもしれない。
 しかし、1、2番の近本、中野の出塁率が高い阪神打線では3番に得点圏やランナーが2人いる状態で回ってくる機会が多い。そのため、3番に大山が入ることで、大山に得点圏やランナーを複数置いた状態で回すことができ、得点力の向上が見込まれる。
 この打順は、2018年の西武ライオンズをイメージした打順である。秋山、源田の後ろを浅村が務め、打点王を獲得した。2018年における西武の秋山、源田といった1、2番コンビは、走力が高く、打率が高いといった点で阪神の近本、中野といった1.2番コンビと似ている。そのため、3番に浅村のような勝負強く長打力もある大山をおくことで得点力向上が見込まれる。
このように、3番であってもチャンスで回ってくる機会は多いため、3番大山は有効であると考える。

おわりに

 本記事では、得点力不足解消への解決案を提案してきた。アレへ向けて打線が復調してくれることを望みたい。
 

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