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なぜ阪神は交流戦で勝てなかったのか

はじめに
 

 苦しかった苦しかった交流戦がやっと終わった。2度の大型連勝を経て突入した交流戦。21年、22年と2年連続好成績を収めていたこともあり、今年も勝ち越し、首位を独走するのだろうと思っていた。
 しかし、現実は厳しかった、、、結果は7勝10敗1分けと負け越し3であった。2位のDeNAとのゲーム差は2.5ゲームまで縮まった。
 しかし、まだシーズンが終わったわけでもなければ、首位陥落したわけでもない。アレに向けて巻き返すには、交流戦での反省を生かさなければならない。そのため、本記事では、阪神の交流戦不調要因について取り上げる。

要因①リリーフ陣の不振


 
 交流戦負け越すことなった1つ目の要因は、リリーフ陣の不振である。交流戦前までは圧倒的な安定感を保っていたリリーフ陣だったが、ここへ来て疲労もあったのか、交流戦では試合をひっくり返されるケースが多くみられた。しかし、セリーグの他のチームと比較しても阪神リリーフ陣の質の高さは頭ひとつ抜けている。そのため、リリーフ陣に関しては心配することないだろう。

要因②打線の不振~タイガース打線におけるキーマン2人とは~

 

 

 2つ目の要因は交流戦チーム打率最下位に終わった打線である。得点力不足には2人の選手の不信が大きく影響している。その2人とは、ノイジーと木浪である。
 阪神の大きな得点パターンは、次の2パターンである。1つ目は近本、中野が出てノイジーが繋ぎ、大山、佐藤が返す。1、2番ともに出塁率の高い阪神打線は、ノイジーが繋ぐことによって、大山、佐藤に二人ないしは3人塁に置いた状態で回すことができる。長打力のある2人の前にランナーが複数いることで大量得点が期待される。しかし、交流戦においては、ノイジーが不振になり、3番バッターの成績が安定しなかった。そのため、大山、佐藤にランナーを溜めた状態です回すことができなかった。そのことによって、阪神打線は得点力不足に陥ることとなった。
 2つ目は木浪が出る、送る、近本、中野が返す。近本、中野といった1、2番の選手に打点が多いことはタイガースの特徴である。8番の木浪が3割を大きく超える打率であったため、1、2番に得点圏にランナーを置いて回る機会が多かった。しかし、交流戦に入って木浪の打率は下がった。そのことにより、1、2番が打点を挙げられなくなり、阪神の得点力は減少した。
 このように、ノイジーと木浪は阪神打線のキーマンである。そのため、2人揃って交流戦で状態を落としてしまったのは阪神打線にとって大きな痛手だった。
 

今後の展望


 

 交流戦は負けしてしまった阪神だが、まだ首位にいる。そのため、慌てず自分たちの野球を取り戻し、交流戦を巻き返すような戦いをリーグ戦再会後は見せて欲しい。

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