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あなたも誰かの「みんな」である

最近ふと、
"みんなみんなって言うけど、一体誰のことを言ってるんだ?"と思うようになった。

例えば、今は新型コロナウイルスの影響で自粛しなきゃいけないけど、たまに買い出しで外出すると、案外「みんな」外に出ていて拍子抜けしてしまったりする。

あれ、今って緊急事態宣言出てるんだよね?
何で「みんな」外に出るんだろう。
ちゃんと自粛してる自分がバカみたいだ、と思っていた。

しかしふと考えると、あのとき外出してた「みんな」も私のようにたまたま買い出しで外出していて、同じように"みんな意外と外出ちゃってるんだな"と思っていたのかもしれない。

もちろん、この「みんな」には「私」も含まれている。

「みんな」が自分を棚に上げて、周りの「みんな」に厳しい目を向けているんだろうな。

特にこんな時期だから、余計監視の目は鋭くなる。

私はこんなに自粛してるのに、「みんな」外に出ちゃって何考えてんのさ。とか言ってしまうけど、そう言っている私も、他の誰かからそういう風に思われてるのかもしれない。

みんな誰かの「みんな」であるということだ。

"うん、そんなの当たり前じゃん。"と思うかもしれないが、ネット記事やTwitterなどを見ていると「たまたま大事な用事があって外出したら、普通に人がいてびっくりした。自粛してほしい。」と、やけに自分を棚に上げた感想が多い。

私もこんな風に思っていたから今更偉そうなことは言えないが、人のことなんていいじゃないか。それよりも自分自身の行動に目を向けよう。

何で私だけ我慢して、、、と可哀想な悲劇のヒロインぶるのは止めよう。どうせ他人は変わらないのだ。

「みんな」を批判するのを止めるだけで、「私だけ我慢している感」は随分なくなる。

まだ続きそうな自粛期間だから、できるだけ心穏やかに過ごそう。

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