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19の足跡

2021年3月
県立高校を卒業した。

2021年4月
大学に入学したかった。しなかった。できなかった。

というわけで、2021年4月 #春から浪人生 になった。

もう少し詳しく、私の受験人生についてお話ししようと思う。

私は基本的に好奇心が人一倍強く、いろんなものに興味を持ってしまうし、職業もののドラマにはちゃんと影響を受けるタイプの人間だ。だから、文理選択すらも決めきれなかった。決めきれなすぎて、高2の冬〜高3の夏前くらいまで理転したりもした。多分誰よりも進路に彷徨っていたと思う。

私が真剣に高校卒業後の進路を考え始めたのは高2の秋くらいからだった。

私が大学を選ぶ上で、卒業後の職種や就職のことよりも4年間で400万以上をかけるのだから、学問として興味のあることや自分の世界で解像度を高めたい分野が何かを重視した。(そういやあんまり偏差値とかも気にしてなかったな)
私の選んだ学問は専門学校でも学べるし、その分野で就職するなら専門学校の方が良い可能性もあった。そのせいで、親にもの凄く反対された。それでも私は、その分野を実践的な実習などが豊富な専門学校で学ぶよりも、もっと学問的に学びたかったから大学進学という選択をした。

私はそんなに出来た人間ではないから、"とりあえず"で頑張ったり、頑張らなくても”とりあえず”こなしたりができない。自分が好きな事や興味を持った事じゃないと頑張れない。それなりにレベルの高い高校だったから、同級生のみんなは特別大学でやりたいことがなくても、少しでも上の大学に入れるように”とりあえず”勉強を頑張っていた。しかし私は、そうだとしても「何を目指して頑張るのか,その先には何が待っているのか」を問い続け、腑に落ちる答えがでてやっと、頑張れる。そういう人間だ。(だから、現役時代は全然頑張れなかった。)

(私はこの1年、今までのいくつかの成功体験をモデルケースとして、「あの時はなぜ成功したのか、なぜ頑張れたのか、今と何が違うのか」を問い続けた。19年がむしゃらに生きてきて、生まれたいくつかの成功体験はどれも、無意識のうちに「どうして頑張るのか」を問い、腑に落ちた答えを持ち合わせていた。私が頑張る活力はそこの部分にあるのかもしれない。私はよく、「モチベだけがないから頑張れない」という状況に陥る。でも、それらはまだ腑に落ちる頑張る理由を見つけていないだけなのかもしれない。と、今回のブログを言語化しながら思った。)

だから私が今、自分の選んだ進路についてその選択をした理由をちゃんと語ることができるのは、腑に落ちる答えを見つけるまで考え続けたからだ。

そして、浪人した理由。

私の志望校の行きたい学部は、キャンパスやカリキュラムの都合で現役で進学するよりも一年待ってから進学した方が自分のやりたいことができるという事が高3の10月に決定した。そして、現役で進学したところで高い学費を払うのにどうせオンライン授業だろうと思い、それなら一年なんて誤差でしかないし浪人しよう、と高3の11月くらいには考えていた。

しかしそんなこと親に言えるわけも許されるわけもなく、現役の時は、絶対に受からないだろう所一校だけ受け、不合格をいただき、大学全落ちという理由で浪人が正式に決定した。

ここからは私の1年間の浪人生活について。

私の志望校が、私の実力に対して1年間切羽詰まって勉強しなければならないほど背伸びしたところではなかったから、「自分を見つめ直す一年に、自分のダメな所を改善する一年にしよう」と決意した。

それと、長生きする気もないから”今は我慢する時”とかいう概念なくて、遊ぶの我慢とかせずに遊ぶときは全力で楽しんだし、たとえ志望校の試験前日でも友達のピンチには迷わず駆けつけた。

だから、かなり不真面目な浪人生だった。
親にも友達にも後輩にもバイトの人にも心配されるくらい。

そんな不真面目浪人生でも、やっぱり浪人って辛かった。耐えきれないくらい辛くなった11月。夜行バスで13時間かけて、誰も追いかけてこれないような所まで逃げた。現実から、人生から、必死に必死に逃げた。

それでもその場所で、やっぱり私は大学でこの学問を4年間学びたいという自分の中の想いを誤魔化しきれなくて、戻ってきた。

正直あの時一瞬でも逃げてなかったら、もっとだめになっていたかもしれないと思う。


辛いよ。浪人って。自分の”こころ”がなくなっていく音がするんだもん。
だから私は、日常の”小さな素敵”を見逃したくなくてこのツイッターを続けていたんだ。

でも、本当に浪人してよかったって心の底から思う。
もちろん志望校に合格したからってこともあるけれど、自分について,これからの人生について,どんな大人になりたいか、沢山沢山自分と向き合って見つめなおせた事。それを未成年のうちにじっくりと時間をかけてできたのが、本当によかったなと思う。

(あ、あと、宅浪でよかったことって自分のペースで勉強ができること。私は周りの人が自分より勉強が進んでいることがモチベになるタイプの人間ではなくて、すぐに心が折れてしまうから、比較対象がなくのびのびと勉強できたのがよかった。)

学歴厨お引き取り願います。って強い気持ち持ってね

https://open.spotify.com/playlist/6mtW3EKsXWktNmn75QhzWB?si=e17650c425a04e04
しんどい時に聴いてたプレイリスト

私はまだ、夢のキャンパスライフを描いている。

大学生がみな口を揃えて言うように、実際は大したことないのかもしれない。

これから大学生活を送っていくうちに夢と現実の差に絶望する時が訪れるかもしれない。

そうなった時私は、「この一年頑張った私に失礼。19歳の私が報われないじゃない。」と思い、大学生活を充実させられるように全力で行動するんだと思う。

高校1年生の時の私がそうしたように。




P.S.
これから浪人するみんなへ
1年後、1年前に浪人を選択したことを後悔することがないような1年を過ごしてください。これから1年間のうちに浪人したことを後悔する瞬間は何度も訪れます。でも、1年後に後悔しなければ、その間は何度も後悔して大丈夫です。自分のこころを1番大切にしてね。辛い時も楽しい時もいつでもDMしてきてね。1年後に「浪人してよかったです」ってDM待ってるからね。密かに応援しています。生きてね。

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