見出し画像

ミニマリストからマキシマリストになった話

ともちゃんです。眠いです。
寝てる時以外は眠いです。

今日もせっせとRSR振り返り。
もうね、記憶力がゴミなんでね。
記憶のあるうちに残しておかないと。
新しい記憶が増える度に色んなもん忘れていってるんでね。

𝑹𝑰𝑺𝑰𝑵𝑮 𝑺𝑼𝑵 𝑹𝑶𝑪𝑲 𝑭𝑬𝑺𝑻𝑰𝑽𝑨𝑳 とは

会場ステージ構成では、他の大型フェスと同様、複数ステージにて同時進行で演奏を行う。会場にテントを張って2日間の興奮を味わえる。この楽しみ方は人気があり、年を経るにつれ、テントサイトチケットの争奪戦は激しくなっている。

Wikipedia

私はフェスはRSRとJOINしか知らないので他のフェスと比較することは出来ないのだけど、各ステージのライブを楽しみつつ空き時間にテントでお肉を焼いてお酒を飲み談笑しながら過ごす空間がRSRらしさなのかなと思ってる。
…だけど、何故か参加回数を重ねるにつれ夏フェスのメインとも言うべき「ライブを見る」が薄れてきてしまうのもRSRなのかもしれない。

テントにいる時間が長くなり、テント内での快適さを求め、なんならむしろそこに重きをおき、ライブ?あー行けたら行くわみたいな楽しみ方になっていく。
もうこうなったら終わり。もうだめ。戻れない。


WESS西木さん公認の楽しみ方ではある



私は初めて通しで参加した年から1日1本しかライブ見てなかったというビギナー時代からプロみたいな楽しみ方をしてしまった…のが今のこのザマに至るんだろうなと思ってる。
とは言っても実はまだ5回しかRSR行ってない。
仲良くなった友達がRSR玄人ばかりのため無駄に貫禄だけついてしまった。まだビギナーなのに。
新参者が偉そうにすいませんねぇとは常に思ってる。ただしRSR愛は同じくらいあるという自負はある。ほらそういうとこ。ごめんなさいね。

そもそもなんで1日1本しかライブを見なかったのかと言うと、今思えばライブを見るよりもテントサイトで楽しそうにしてる人達を見るのが楽しかったような気がする。暇さえあれば会場内を徘徊していた。ライブ見てないから暇しかなかったんだけど。

RSRを好きになった理由が「RSRが好きな人達が好き」だったからね、仕方ない。
RSRで楽しそうにしてる人達を見るのが何より楽しかった。

初めてテントサイトを購入した年は「慣らしRSR」のつもりで参加した。テント、寝袋、ランタンのみの必要最小限のキャンプ用品、食事は現地調達。椅子も持って行っていたが1区画では広げる場所がなくテント内に置き去りで邪魔なだけの存在だった。
2日間外で過ごす自信はなく1日目は家に帰って寝た。
キャンプ未経験で、手のかからない年齢とはいえ子連れのRSR参加。とにかくなんでも様子見だった気がする。

初めて見たテントサイト

とにかく楽しそうだった。
慣れ親しんだベルのジンギスカンのタレの匂いがどこからともなく風に乗って流れて来るテントサイトをひたすら歩き回った。
可愛いガーランドだったり手書きのタイムテーブル。かと思えば確実に業者の仕事だろうと思われるようなテントを覆う程のでっかいタイムテーブル。
仲間内で揃えたチームTシャツ。オリジナルの幟。
荷物を持ってきたダンボールを解体して即興で書いたような看板すら輝いて見えた。
楽しそう。羨ましい。
そんな気持ちだった。
もちろん私自身も楽しんではいるけどお母さんという立場での家族参加。ノリが違うというか。
いつかそんなこともやってみたいと思いつつも自分の負担が増えるだけだなぁなんて思ってた。
今でこそ次男も荷物持ちとして協力してくれるけど、当時はあてにしてなかった。
だから荷物も必要最小限。お金さえあればなんとかなる。ミニマリスト参加。

コロナ禍で中止になり感情爆発

RSR19は台風で1日目が中止になった。
クローサの事は今でも許せない。許さない。許すものかこんちくしょう。
でも2日目はそんなこと忘れるくらい楽しんだ。
2日間でやりたいことを1日にギュッと詰め込み楽しんだ。(結果居酒屋淳二に入り浸る)
まさか翌年から疫病に狂わされる事も知らずにはしゃぎまくった。来年こそ2日間楽しむぞ〜と。
この時もまだ私は必要最小限のミニマリスト参加。その必要最小限の物ですら家に忘れる失態などもしていた。必要最小限どころか足りていない。

RSR20はコロナで中止になった。
そんな気はしてたけど信じたくなくて口にも出したくなくて開催される前提で過ごしていたけどダメだった。

RSR21はライジングスターの申し込み開始も始まり、お酒は禁止だけど開催する方向で進んでた。
この時、RSR玄人の皆さんは「酒がないなら美味いコーヒー飲めばいいじゃない」とRSR界のマリーアントワネットになっていた。次々とコーヒーミルやら何やら買ってた。
RSR玄人の華麗なシフトチェンジには感動すらした。

私はと言うと高崎だるまを注文した。
体にデカデカと蝦夷という文字を入れサイドには疫病退散、無病息災と入れてもらった。
何としても開催して欲しい。転んでも立ち上がるだるまに願いを込めて。
無事開催して、無事終わってくれまじで。そんな気持ち。

今じゃネタになりつつあるけど、真剣だった。
神頼み、縁起物…それしか頼るものがなかったからね。
私はRSRでどう過ごすかよりもまずは開催して欲しい一心だった。

…でもダメでした。

しかし発注しただるまは届いた。

「来年は持っていくつもりはない」と言ったのは「来年はコロナも収束しているだろう」と思ってたから。いつも通りのRSRになると思ってたから。
こんなにも長引くとはね。想定外。

やっと開催することになったRSR22は残念ながらコロナ禍の中での開催。
規制はだいぶ緩くはなっていたけど小規模で感染予防対策しつつの開催。まだまだ油断は出来なかった。

なので連れていくことになりました。だるま。

RSRも色々仕様が変わっていた。
1回の応募で2区画までエントリーできることになった。
憧れの2区画。椅子も置ける2区画。
万が一2区画取れたらそん時考えりゃいいわと2区画応募。見事当選。

必要最小限だったキャンプ用品を買い直した。
2ルームテント、テーブル、ランタン…ゴリゴリに2区画楽しめるよう何から何まで買い換えた。

もう止まらない。
2年間+RSR19の1日目を取り戻すべく楽しむぞ、と。
いつかやってみたいと思ってた憧れの「夜中のカップヌードル」のためにカセットコンロを購入。
もちろんクッカーも購入。
調子に乗ってコットも買った。

なんかもう、なんでも出来るんじゃね?ってなってきた。もうね、イノシシ。猪突猛進。
やりたかったこと全然やっちゃえ。

タイムテーブル入れたTシャツも作った。
背中に入れたから着用してる私からは一切見えずなんの意味もなかったんだけど。

そしてこれ。

Twitterで一時期おバズりされていた生ハム原木。
RSRに持っていったら楽しそうとは思っていたもののそんなもんどこで買えんだよwと思っていたら石狩にできたコストコに売ってた。たくさん売ってた。

光り輝く生ハム原木

雲の上の存在と思ってた生ハムが目の前に。
思ったよりも安かった。(現在は当時より2000円の値上げ)
買える。買えるぞこれ!!!

RSR21が中止になった年、私はRSR好きな人達のキャンプに参加させてもらった。
その時に持っていったら面白がってもらえたので手応え(?)は感じていた。

上記のツイートをしたら遊びに行きますと色んな人に言われた。
実際たくさん来てくれた。

私が珍しくライブを見に行ってる間に友達が勝手に私の拠点に居座り「フリー生ハムやってます」ってツイートしたりもしてた。

やりたい事やりきったRSR22。
憧れの夜中のカップヌードルはやらなかったけど。
ってか久しぶりに見たカップヌードルがね、160円くらいしたの。カップヌードルって88円で買えると思ってたからおばちゃんびっくりしちゃってね、手が出せなかったんですよ。生ハム原木は買うのに。
それにクッカー買ったなら別に作れるもんあるだろって思っちゃって。カップヌードル高いし。
でもいつかやってみたい。

気づいたらミニマリスト参加だったはずなのに片付けられない人みたいになってた。よく言えばマキシマリストなんだけど結構ひっちゃかめっちゃか。
カートで3往復しても運びきれない荷物。
テントが大きくなったのもあるけど、とにかく「振る舞い用」が多かった。

振る舞うと言っても居酒屋淳二みたいに誰かのためとかじゃなくて、自分がやりたい。
ただ、それだけ。
みんなで空白の2年間埋めたかった。みんなで楽しみたかった。

今年は特に大きな荷物は増えてないけど、振る舞い用は相変わらず用意してます。
配布用の何かもあるよ。
あ、3往復しんどいからリヤカーは買うかも。

フリー生ハムやってる私の拠点、通称生ハムステージ遊びに来てね。