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RSRが掲げる3つのポリシー

こんばんは。ともちゃんです。RSR23まであと30日です。荷物の準備にはまだちょっと早いので心の準備からしていく所存です。


RSRには初年度から掲げているポリシーがある。らしい。

「DO IT YOURSELF」
「RESPECTOTHERS」
「LOVE & PEACE」

それはRSRが掲げているポリシーなので古参も新参者も関係ない。
参加するからには頭に入れておかなきゃね。

「DO IT YOURSELF」

簡単に言うと「てめえでやれ」ですね。
今流行りの…というか流行りを超えて当たり前となりつつあるDIYですね。

石狩のあの楽園で2日間、決められたルールと人としてのモラルの中でいかに楽しく快適に過ごすか、というのは毎年の課題で。

でもこれは全く難しく考えることではなくて。
寒そうなら上着を増やすとか暑そうならこまめに水分補給するとか各自対策なさいって類の話かと思ってる。
足元寒いのでブランケット貸してくださる?なんて人おらんとは思うけどさ。

あまり小言は言いたくないけど「レジャーサイトにバッグ置いてライブ見てるうちに荷物盗まれました!ひどい!返してください!」なんてツイート見るとあらあらまぁまぁと思っています。

確かに盗むやつが悪いですよ。泥棒ですからね。でもその前にさぁ…って思いますね私は。
豚汁事件はこれとはまた別の感情なんですけど。

深く突き詰めるとそんな簡単な話じゃねえよ!ってなるのかもしれないけど、最低限人に頼らず、ないものねだりをせず、無ければ作る。かなと。

自分のことは自分で責任を持たない限り本当の自由はない

と、若林さんがインタビューで仰ってました。
おバカなので今は噛み砕くことが出来ないけれど、参加していくうちに経験として気づく日が来るといいなぁって思っています。

「RESPECTOTHERS」


他人を敬い、尊重しましょう。ってことかな。

まだ全アーティストも発表されてない頃、今年の大トリを知ることとなるツイートが流れてきましてね。
それはそれはもう…。
歴史に残る大事件ですわ。

限界エゾロッカーは翌年の開催日が発表されただけでも一晩中太鼓を打ち鳴らし朝まで踊り狂うわけです。
些細なことでも喜び祝福し天を仰ぎ神に感謝するような日々なんですよ。
それをあなた軽率に…

参加者、主催、大トリへの冒涜!リスペクトが足りないんじゃボ○ェ!

って感情は正直ありましたよ。
でも、主催から発表の許可があったとも聞いた。
「WESSはガバガバ」だと。(直接聞いたわけじゃないけどこの言葉が何よりリスペクトがなく許せなかったのかもしれない)

だがしかしですよ、中指立ててやる的な話は違うんじゃないかと。(なんか見た)
野次なんてもってのほかで。
そんなこと起こりませんようにと願ってる。

アーティストが許可を得て発表したならばアーティストは悪くない。じゃあ許可した運営が悪いのか、と言われたらそれも違うな?って思ってきて。
私達がどんなに楽しみにしてようとも「運営が決めた事なら仕方ない」わけで。

どこまで本当なのか分からないけれど、大トリの発表までも許可があったのならば閉幕後アンケートに大トリお漏らしは堪忍しておくれやすと書くくらいしかできない。

私は大トリが始まる頃、歯を食いしばり朝日の登るサンステに向かい「お気張りやす!」と若手アーティストにエールを送りテントに戻ると思います。
多分これが今の私に出来る最大限のリスペクト。

「LOVE & PEACE」

これは幅広い意味かとは思うけど、RSRにおいて言うならば上記ふたつを心に留めておけばいいだけかなと思う。

てめえの事はてめえでやれ、と言いつつも例えば目の前で困ってる人がいたら声かけるだろうし手を貸すだろうし。財布やスマホが落ちていたら届けるだろうし。バッジ探してる人いたら交換を申し出るだろうし。切羽詰まった人がいたらトイレの順番譲るだろうし。
ちょっとした優しさや愛で平和になるならHAPPY。

初めてテントを建てて通しで参加した年の帰り、私はカートを引きながら「カートがあれば荷物運びは楽だと思ってたのに…うぅ辛い…重い」と泣き言を言いながら歩いてたんですよ。
そしたらね、横を同じく(いや、うちの荷物の3倍の荷物持ってた)リヤカーを引いてた方が「でこぼこだから大変だよね。キツイならフォレストの方に出るのも手だよ。舗装されてるから運びやすいよ」って声掛けてくれたんです。
ハッとしたよね。自分が恥ずかしいったらなかったですよ。
なんという体たらくぶりかと。
疲れてる時に聞きたくない言葉が横から流れてくるのしんどかっただろうな。
でもその方はそんなやつに愛ある言葉をかけてくれた。うるせえよ!と言われても仕方ないと今なら思える。でも、アドバイスしてくれた。

この恥ずかしく情けない出来事は後片付けをする度に思い出してる。忘れてはならない。大事なこと学びました。
あの時はありがとうございます。本当にごめんなさい。
一生チケットが当たることを祈っています。

そしてこれは逆パターンなんだけど。
フラフラ場内をお散歩していた時、目の前で人が倒れた。
「大丈夫ですか!体調悪いですか??」と駆け寄ったら「倒れたんだから具合悪いに決まってるでしょ!」と倒れた張本人にハリのあるボイスで啖呵切られたことがありまして。
ほうほう元気そうでなによりですわ、と踵を返しそうになったけどさ。でもそういう訳にもいかないのでひとまず近くのテントに保護して貰って小学生の徒競走以来の全力ダッシュかまして救護室に行って事情話してスタッフを連れて戻ったんですよ。
なんか、その人…具合悪い女王みたいになってましてね。
元気そうな顔で差し出されたポカリ飲んでうちわであおいでもらってて。

これ以上はやめとこ。
まぁ色んな人いるからね。りすぺくとあざーず…

それぞれの尺度

私は3つのポリシーをこんな感じで解釈しているけど、人それぞれ尺度も違うと思うんですよ。

「人に頼らない」と思いつつも「協力する」って部分では人に頼ることもあるし、自作バッジは友達頼ってお願いしてデザイン作って頂いたし。

皆が皆、同じボーダーラインではないわけで。
私が60点程度でも周りが80点なら80点まで持っていかないと迷惑かけるかもしれない。
でも逆に私が80点だからって相手に80点求めるのは違うわけで。

チケットが高い!って思う人もいる。
でも、毎年参加の常連だって金額的にお買い得と思って行ってる訳じゃない。費用捻出するために節約したりもしてる。
そこに行けば大好きな空間、友達、アーティスト…たくさんの楽しみが詰まっててそこにそれ相当の価値があるからお金を出せるわけで。
そのラインが低い人に「実質無料だろ!」と言っても伝わらないし。

行きたいなら努力するしかない。その努力すらしたくないのであれば、申し訳ないけど裕福になっても最大限楽しむことは不可能だと思う。

私の場合「金額分楽しまないともったいない」みたいな貧乏性的なのもあるんだけどね。
私は金銭的に無理になったら内臓売るね。
私にとってRSRはそれほどの価値がある。
いや言いすぎた。ごめん。

ここまで書いて思ったのは、RSRにおける3つのポリシーとは言うものの、RSRに限った話ではなくて、普段生活する上で大事なことなんじゃないかなって思う。

じゃあ普段もできてるかと言われたらそんなことなくて。

道で倒れた人にそんなこと言われたら他あたってーってガチで踵を返すかもしれないし、突然横の人にアドバイスされたら怪訝な顔するかもしれない。

RSRチケット当選のために徳を積むなんてよく聞く話だけど、普段からやっておきなさいよってね。

RSRでのみ発揮されるいい人みたいなのは違うよなぁってここまで書いて気づき始めてる。

RSRは学びの場でもあると思ってる。
今こうやって書いててもそうだし、今までも気付かされた事ってたくさんある。

子供の教育にもいいんじゃないかな。
こんな世の中であんなにたくさんの大人が終始ニコニコしてる場所なんてなかなかないと思うよ。

2019年のスマイルギャラリー、一日目中止になってこの世の終わりみたいになってたはずなのに入場の写真から全員笑顔なのは本当に心に響いた。
全員抱きしめたいって本気で思った。

46歳にもなってまだまだ未熟なのは恥ずかしいことだけど、死ぬまでにはこの3つのポリシーを普段の生活に取り入れていけたらいいなって思う。

今すぐ取り入れろって意見はごもっともです。