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よしきた!

桜は心地よい風に乗って舞っていますが、コロナの影響で学校はGW明けまで始動できない状況です。息子はこの春、まだ中2男子なのか受験生になったのか思う節目もなくぬるっと中学3年生になりました。

役員決め

例年であれば、この時期は学校の役員決めのため、始業式後数日中に集まっています。そして、何とも言えないあの雰囲気・・・誰か手を挙げてくれないかな、とか、絶対くじ引きで当たりたくない、とか、微妙な空気感が漂う場所で駆け引き?のような光景が繰り広げられます。

数年前、どうしても立候補できめてほしい、という良心を試された?役員決めの会がありました。視線をそらしたりうつむいたりしていれば難を逃れられるかも、と誰もがその空気と戦っている様子さえ・・・。

私もそうしていれば「難」を逃れられたかもしれないけれど、思い切って手を挙げてみることにしました。それまでの空気が一瞬緩みます。でもありがたがられたいわけではありませんでした。ふと「させられる」より「やってみる」方がいい!と思ったのです。実際、その時の役員の仕事は、他の役員方々との新しい縁をつなぎながら、楽しく活動することができました。

誰かがやらなきゃいけないことは私が!
どうせやらなきゃいけないことは楽しんで♬

それ以来、子供たちにはこの例え話で、「誰かがやらなきゃいけないことは自分がしよう」「どうせやらないといけないことは楽しもう」と言っています。言っているからといって実行できているかというのは別ですが。

私自身は「気の持ちよう」で自分が楽になるので、そんなことを言って自分を騙し騙し動かしていたところもあります。結果的には「喜んで受け入れる」フリをして、結果的にはその恩恵として多少運が良かったと思うことを増やしながら生きてきたような気もしています。

恰好

ある雑誌で読んだ記事に、弟子に「大難が生じたときどうすればよいか」と聞かれた趙州禅師は「恰好」と答えた、とありました。「恰(あたか)も好(よ)し」→「ちょうどいい」「よしきた」ということだそうです。

目の前の前に立ちはだかった問題・課題に「よしきた」と思えるほどの強靭なメンタルも卓越した術もまだまだ持ち合わせられてはいません。でも、「よしきた」と受け止めたフリをして、その姿勢を自分に課せつつ、前のめりに進む姿を子供たちに見せていきたいと思っています。きっとその方が楽しいから。子供たち、ちゃんと見ててね~(見張っててね~!?)

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