見出し画像

オンライン大学院の選び方

社会人にとって、キャリアアップのために「MBA」をはじめとして、大学院に行くことを選択肢にあげる人は多いと思います。

社会人が大学院に行くための選択肢は3つ。1つは会社を辞めて通学する。2つ目は会社の制度で行く。3つ目は会社を辞めずに夜間や休日、またオンライン・通信で通学すること。

オンライン大学院は最近存在感を増してきたこともあり、「どうやって選んだらよいのか?」と悩む人も多いと思います。今回はそんな皆さんの一助になるよう、私が紆余曲折経て英国国立大学のEssex onlineにたどり着いたかを共有します。

○プラットフォームで選ぶ

私がオンライン大学院の存在を知ったのは、Twitterの「とくさん(@nori76)」の発信から。ノートでも公開されています(https://note.mu/noritoku/n/na7da9888d623)。

Coursera(https://www.coursera.org/)というプラットフォームで、修士が比較的安くとれる、というのを初めて知りました。

同時期に、個人的に大学院の授業そのものに興味があってJMOOC(https://www.jmooc.jp/)とedX(https://www.edx.org/)にアカウントを作っていたのだが、当時両方とも受講証明書の発行のみで、学位をとれるものがなかったので、このニュースには「おっ!」と思いました。なんせ家の中で修士が取れるし、恥ずかしながら貯金が少なく会社のサポートがないと修士は難しいなぁと思っていたところ、稼ぎながら修士をとれるのはすごく大きい進歩。

というわけで、さっそくCourseraに登録。そのとき興味のあった修士は、米イリノイ大学の会計学・MBAと、豪マッコーリー大学のMBA。しかし米系の大学は「推薦状」が一般的に必要になるのですが、これがまた文化的になじみもなく、難しい。なんで3人もの大先輩たちにお願いして推薦状をわざわざ書いてもらわないと大学にも入れないのか…

○Find A Mastersで検索する

というわけでもっと楽に修士に入りたかった私は推薦状が少なく、手っ取り早く入れそうな場所を探すため、ネットで検索をかけることにしました。

同じようなことを考えている人はいるもので、海外のオンライン修士が取れる大学をまとめた「Find A Masters(https://www.findamasters.com/)」を発見したので勉強したい科目を取り扱っている大学をさっそく探すことにしました。

私は金融→経営企画に近い経理と、ファイナンスのエリアを歩いてきたので、今後もここを深めていきたいなと思い、ファイナンスで検索。いくつか出てきたものを上から見ていって、比較的早い段階で、University of Essex, Onlineにたどり着いた。なんと推薦状不要、英語のテストはKaplanというグローバルのベネッセのようなところが提供している独自テストを受験すればOKと、非常に低コストで入学できるところが魅力的。英語のテストは将来のためにいずれ受けなければいけないのでいつ受けてもよかったのですが、推薦状がいらないのがやはり一番ありがたかったです。今の会社は資格取得や社員の自己研鑽に関心がなく、会社のサポートを得る必要もない一方理解もされないという背景もあって、会社に黙ってこそこそ始めていたこともあり、推薦状を頼まなくてよいというのは私の心理的ハードルをかなり下げてくれました。

○ランキングで確認する

これでいくつか候補を絞り、Essex以外にもエッセイなし、推薦状なしでさらっと入れてしまう大学院もいくつか見つけました。なんか大学院入れそうな気がしてきたのですが、ここで疑問が。これらは大丈夫な大学院なのだろうか?修士が取れたとしても、プレゼンスがない大学院であればあんまり価値がないのではないだろうか。

そこで、候補の中でどれが適切なのか確認するために、大学のランキングを確認することにしました。先ほど学校の候補を選ぶときに登場したFind A Masterでも確認できます(https://www.findamasters.com/study-abroad/uk/top-ranked-universities-in-uk-postgraduate.aspx)。

いくつか他にも入学しやすい大学院はあったのですが、やはりランキングで見た時に知名度という点で不安がありまし。ここに載っているところなら大丈夫だろう…ということで、海外大学院に明るい知人等にも確認し、入学しやすさも含めて、University of Essex, Onlineへの入学を決めました。

○手間はかかるが、自分にとって最適な大学院選びを

オンライン修士は、入りやすく始めやすく、自由にカリキュラムを設定できることは大きなメリットです。そのメリットを最大限活かすために、TOEFLやIELTSを受けたり、推薦状を得たりする手間・コストが自分にとってどのくらいか?何ができて何は嫌か?ということを加味しながら、なるべく知名度の高い大学院に入学することで、オンライン大学院は通学以上に費用対効果の高い投資になりえると思っています。

もちろん、コミュニティが作れたり、学業に集中できるのは通学のメリットですので、自身がどういう環境の中で勉強したいかも含めてメリット・デメリットを検討し、よりよい大学院選びができたら、と思います。

Tommy


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?