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#15 二十一世紀のあるべき経営者の心得

1月20日。塚越 寛さん。

「1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書」より。

塚越 寛さん(1937年~)
伊那食品工業株式会社 最高顧問

私は、単に経営上の数字がいいというだけでなく、会社を取り巻くすべての人が、日常会話の中で「いい会社だね」と言ってくださるような会社でありたいと願っています。

気になって、すぐに会社のHPを見た。
この気持ちを持った塚越さんの会社って
どんな会社なのか
すごく興味があったから。

そしたら…社是が
『いい会社をつくりましょう
~たくましく そして やさしく~』
だった。

本気だ!
本気でいい会社を目指している!

そのためには、まずリーダーである私が自分を律していかなければなりません。
ここに「二十一世紀のあるべき経営者の心得」というのを掲げていますが、私は三十年以上も前からこうした視点で自分を省み、自分を律してきました。

自分の会社のトップがこんなことを
言っていたら
ついていきます!ってなる気がする。

「二十一世紀のあるべき経営者の心得」
一、専門のほかに幅広く一般知識をもち、業界の情報は世界的視野で集めること。
二、変化し得る者だけが生き残れるという自然界の法則は、企業経営にも通じることを知り、すべてにバランスをとりながら常に変革すること。
三、永続することこそ企業の価値である。急成長をいましめ、研究開発に基づく種まきを常に行うこと。
四、人間社会における企業の真の目的は、雇用機会を創ることにより、快適で豊かな社会をつくることであり、成長も利益もそのための手段であることを知ること。
五、社員の士気を高めるため、社員の「幸」を常に考え、末広がりの人生を構築できるように、会社もまた常に末広がりの成長をするように努めること。
六、売る立場、買う立場はビジネス会社において常に対等であるべきことを知り、仕入先を大切にし、継続的な取引に心がけること。
七、ファンづくりこそ企業永続の基であり、敵をつくらないように留意すること。
八、専門的知識は部下より劣ることはあっても、仕事に対する情熱は誰にも負けぬこと。
九、文明は後戻りしない。文明の利器は他社より早くフルに活用すること。
十、豊かで、快適で、幸せな社会をつくるため、トレンドに迷うことなく、いいまちづくりに参加し、郷土愛をもちつづけること。

会社の急成長より、会社の存続の方が大切!って
言い切っているところが本当にかっこいい
(でも成長しないと言っている訳ではないところもかっこいい)

日本人の社長とか会長のイメージって
ドラマの影響なのか
何もしないで豪遊していたり
癒着が…とか
良くないところからお金が…とか
悪いイメージを持っている人が多い気がする。

でも、本当に信じられないほど努力して
従業員や社会のためを思って
働いている人たちもいる。

そういう人たちの頭の中を覗ける
この本はやっぱりすごい!


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