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#36 心の中に佐渡島をつくれ
2月10日。伊藤 謙介さん。
「1日1話 読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書」より。
伊藤 謙介さん(1937年~)
京セラ元会長。
心の中に佐渡島をつくれ。
なんというパワーワード。
一切内容が推測できない!!!笑
佐渡島って、流刑の地として有名な場所らしく
能で有名な世阿弥も、佐渡島に流されていたそう。
世阿弥が逃げ場のない佐渡の流刑生活でも
絶対に後には引かないと決意をし
後に能楽を世界的な文化にしたように
私たちも逃げられない覚悟を
心の中に佐渡島をつくれ!
そんな感じです。
ふむ。かっこいい。
この背景を知ったうえで使う
心の中に佐渡島をつくれ!は実にかっこいい
(こういう言葉にとても弱いw)
そのためにも、「井の中の蛙大海を知らず」という言葉がありますが、これに「されど天の深さを知る」と付け加えなければなりません。
大海を知らなくてもいい。
自分の持ち場を一所懸命掘り込んでいくことで、すべてに通ずる真理に達することができるのです。
西郷南洲や大久保利通が、情報のない時代に天下国家のみならず、世界情勢までも知り得たのは、やはり自分のいる場所をとことん深掘りしていったからだと思います。
一芸を極めた芸術家が語る言葉に万鈞の重みがあるように、我われも自分の仕事に打ち込むことで天の深さを知るのです。
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